過日、ある事業所でのことです。
衛生管理者Dさんの提案で、安全衛生委員会のメンバーでの昼食会が催されました。
委員会のメンバーが毎年数人入れ替わるので、古いメンバーの方には「お疲れ様」、新しいメンバーの方には「顔合わせ」の気持ちで、Dさんが思いついたものでした。
私以外はみな同じ職場にいる人たちですが、昼食会の最初は、なんとなくぎこちなく、お互いの表情をうかがいながら、それぞれ話題を探しているような状態でした。
ところが、ふとした拍子に給食の話になって、一気にその場の雰囲気が変わりました。
昔、誰もが経験した給食。
でも、世代によってその内容はずいぶん違います。
私の場合は―
パンとおかず2種類、牛乳、小さなゼリーなどのデザートというメニューで、米飯は出たことがありませんでした。
同じ世代でも、週に何日かは米飯だった、という人がいました。
牛乳は、私の場合はビンに入った牛乳でしたが、三角の紙パックだった人もいました。
ビン入りの牛乳はあまり見かけなくなりましたが、分厚いメガネを「牛乳ビンの底」と表現するように、厚いガラスでできた牛乳ビンは重たくて、給食係になったら、その牛乳を運ぶのにずいぶん苦労したものでした。
飲み口のところには丸い紙でできたキャップがしてあって、薄いビニールがかぶせてありました。
一度、運んできた牛乳のケースを落としてしまったことがありました。
何本か割れてしまい、足りなくなってしまったのです。
担任の先生に促され、放送室へ行って、全校放送をしたのを覚えています。
「牛乳があまっているクラスは、○年○組の教室に持ってきてください。」
なんとか不足分が集まって、ほっと胸をなでおろしたのでした。
ちょっと世代が上がると、「脱脂粉乳」とか、おいしくない「コッペパン」とか、そんな話が飛び出しました。
私も、低学年のときは、パンはあまりおいしくありませんでしたが、高学年になって、急にふわふわで香ばしいパンに変わったことが思い出されました。
給食の食器はアルミでできていて、長年使っているので、あちこちでこぼこになっていました。
でも、上等のプラスチックだった、という人もいました。
アルミの食器を毎日持参した、という人もいました。
このごろは、給食センターのようなところでまとめて調理して、各学校に運ぶスタイルがほとんどだそうです。
私の小学校では、広い調理室があって、白いエプロンと帽子を身につけた給食のおばさんたちが、大きなお鍋で給食を作っていました。
午前11時頃になると、学校中に、そのおいしそうなにおいが立ち込めて、あともうちょっとで昼休み!などと思ったものでした・・・
そんなこんなで、給食の話題で盛り上がり、昼食会はあっという間にお開きとなりました。
なつかしい思い出に、みんなの顔がほころんだひと時でした。
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