先日、ある企業に行った時のことです。
社員さんのご夫婦に、最近赤ちゃんが生まれたとのお話を伺いました。
とてもおめでたい話… のはずが、どうやらその赤ちゃんはダウン症と診断され、ご夫婦ともども、とてもショックを受けているということでした。
まだ若いお母さんなので、ダウン症のお子さんが生まれる確率は、年齢の高い方に比べると低いはずだということを、そのご夫婦は知っていて、「なぜ自分たちの子供が…」という気持ちがとても強く、今はまだ受け入れられていないようでした。
それでも、生まれたばかりだから、歩いたり話をしたりする時期ではないので、実感はわかないかもしれません。
だんだん言葉を発するようになり、歩くようになり、保育園に行く年齢になり、と成長するにしたがって、当然他のお子さんと比べてしまうかもしれません。
なんと声をかけていいのでしょうか、と会社の方から尋ねられて、言葉が見つかりませんでした。
私自身に子供がいないし、偉そうなことは言えません。
ダウン症のお子さんは、総じて穏やかな性格だということ、人によっては成人してから社会の中で自立できている人もいると聞くこと、をお話しするのがやっとでした。
私は、内臓の先天性疾患を持っています。
手術で治ることが可能な病気ですが、私の場合はそうなりませんでした。
私の母は、時々、娘がこうなったのは自分のせいじゃないかということを言います。
私を妊娠中、姑とそりが合わず、私の父もあまり助けてくれなかった… そのせいで、少し精神的に不安定だった、と聞かされています。
母は、それが原因ではないのだろうかと思っているのです。
自分がもっとしゃんとしていれば、と。
社員さんの話を聞いて、そんな母の姿を思い出しました。
そのご夫婦は、いずれ生まれた赤ちゃんのご病気を受け入れて、大切に育てていかれるに違いないと信じていますが、どうか、自分のせいにだけはしないでほしいと、そう願ってやみません。
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私が初めて買ったパソコンは、大学生の時に買ったMac Plusというやつです。
その後何代か、Apple社のパソコンを買いましたけど、インターネットとかを使うようになってくると、だんだんトラブルが多くなってきて、そのうちWindowsが勢力を増してきて、Windowsに切り替えてしまいました。
Mac Plusを買ったころは、まだApple社のパソコンの販売権がキャノンに独占されていて、すごく高かったんです。
だから、大学生の分際ではとても手が出ませんでした。
大学3年生の時だったか、身内にお金を借りてニューヨークに旅行に行くことになって、パソコンに詳しい友人が、
「アメリカに行くんだったら、絶対Macintoshを買ってくるべし!」
って力説するもんだから、すっかりその気になってしまいました。
直接自分で買ってくる分には関税もかからない、ちょっと重たいだけだから・・・
友人のその言葉に背中を押されました。
海外旅行も初めてだったのに、パソコンまで買うことになって、ニューヨークに着いてから、観光そっちのけでパソコンを探し回ることになってしまいました。
横丁に入り込んだところのユダヤ人が経営する電気屋さんとか行ってみましたが、なんか怖くて値切ることもできず、そそくさと店を出てしまいました。
あれこれ探し回った結果、明るい感じのApple社のオーソライズドディーラーのお店がみつかって、ほっとしながらそのお店に入りました。
そしたら、もうMacのことならおまかせ!てな感じの若いオニーサンが近づいてきて、拙い私の英語を一生懸命に理解しようと努力してくれました。
うちは、Appleのオーソライズドディーラーだから、品質については安心デス!
オニーサンは満面の笑みを浮かべて、そう言いました。
結果、めでたくMac Plusを購入。ついでに、Apple社製のドットプリンター(なつかしい!!)まで買いました。
ニューヨークのにぎやかな通りを、東洋人がガラガラとキャリーにパソコンとプリンターの大きな箱をのせて歩く姿に驚いたニューヨーカーの視線を感じつつ、ホテルへ直行。
パソコンのほうは箱から出して、ホテルのバスタオルを拝借し(ホテルのみなさん、ごめんなさい)、くるんで旅行カバンに入れました。
プリンターはさすがに重かったので、Fedexに持って行って日本に送ってもらうことにしました。
帰りは、韓国でトランジットだったのですが、カバンの中を詮索されるんじゃないかとひやひやしつつもなんとか乗り切り、無事日本へ。
でも、アメリカ生まれのMacは、そのままではメモリーが足りなくて、しばらく英語しか使えませんでした。
その後、パソコンに詳しい先輩医師にメモリーを増設してもらって、日本語が使えるようになりました。
Mac Plusはモニタと本体が一体になったやつで、四角い箱のような形をしていました。
モノクロのモニターでしたけど、立ち上げる時のぷ~ん、という音がかわいくて、途中買い換えたMacは捨てましたが、このMac Plusだけは今も実家の押入れに眠っています。
メモリを増設してくれた先輩いわく、あのMac Plusの内側には、開発者のサインが入っているそうです。
今度実家に帰ったら、久しぶりに開けてみようかなあ。
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相変わらず、ながらテレビやってます。
テレビを見る暇もない激務のみなさん、ごめんなさい。
さて、最近やたらとクイズ番組が多いですね。
しかし、そのクイズ番組の盛り上げ方が、どっか変です。
「東大生」「東大卒」…
まあ、東大に入るのは大変なんでしょうし、それぞれ努力して東大に入ったんでしょうけど、クイズに学歴、関係ありますかね。
出てくる問題は、学問的というより、小学校とか中学校で教えるような内容ばかり。
あるいは、雑学とか。
結局、東大で何を学んでいるかより、「東大に入るために小中学校時代に、めっちゃ勉強してん。あ~私ってえらいやろ~?。」
みたいないや~な感じがいたします。
クイズ番組に学歴なんか関係あらへん。
もっといえば、タレントの世界に学歴なんか関係あらへん。
クイズブームが去って行って、あのひとらに何が残るっちゅうねん。
…なんか、おもしろないわ。
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食肉販売会社がまた、食品表示を偽装したり、期限切れの食肉を使用していたりしていたらしいことがわかりました。
記者会見の場で、従業員が勝手にやった、と責任転嫁して、あとで「自分が指示しました。」と言って頭を下げるパターンは、いつもおなじ。
今回の社長さんは、公にはまだ自分の指示だったと認めていないようですが…
ミートホープのときもそうだったし、
船場吉兆のときもそうでしたね。
最近では、どこかの整形外科医院の院長も、はじめは看護師が勝手にやった、と言ってました。
百歩譲って、自分の知らない間にそういう不正をしていたとしても、最後の責任は社長がとるのが当たり前。
管理監督責任というものがあるのですから。
ましてや、自分の不正を弱い従業員になすりつけるなんて、もってのほかでしょう。
そういう会社は、ふだんから従業員を大切にしていないんじゃないかと思います。
そして、重役がえらそうにばかりしているんじゃないかと思います。
そういう会社は、組織が劣化して、いつか崩壊します。
うちの病院も・・・
ひとのこと、言えんわ…
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5月の連休中に、引っ越し先の夜道を歩いていた時のことです。
あまり街灯もないところでした。
突然、頭上を、わっさ、わっさ、わっさと音をたてて何かが飛んで行きました。
最初、カラスかと思いましたが、大きな羽の間にアーモンドのような形をした体があるシルエットが見えました。
あ、フクロウ。
新しい住民を歓迎してくれたんだろうか、と、ちょっとうれしくなりました。
でも、その後そのフクロウには会えていません。
わっさ、わっさ、わっさ…
あの大きな翼が夜の風を切る音が、ずっと耳に残っています。
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過日、ある事業所でのことです。
衛生管理者Dさんの提案で、安全衛生委員会のメンバーでの昼食会が催されました。
委員会のメンバーが毎年数人入れ替わるので、古いメンバーの方には「お疲れ様」、新しいメンバーの方には「顔合わせ」の気持ちで、Dさんが思いついたものでした。
私以外はみな同じ職場にいる人たちですが、昼食会の最初は、なんとなくぎこちなく、お互いの表情をうかがいながら、それぞれ話題を探しているような状態でした。
ところが、ふとした拍子に給食の話になって、一気にその場の雰囲気が変わりました。
昔、誰もが経験した給食。
でも、世代によってその内容はずいぶん違います。
私の場合は―
パンとおかず2種類、牛乳、小さなゼリーなどのデザートというメニューで、米飯は出たことがありませんでした。
同じ世代でも、週に何日かは米飯だった、という人がいました。
牛乳は、私の場合はビンに入った牛乳でしたが、三角の紙パックだった人もいました。
ビン入りの牛乳はあまり見かけなくなりましたが、分厚いメガネを「牛乳ビンの底」と表現するように、厚いガラスでできた牛乳ビンは重たくて、給食係になったら、その牛乳を運ぶのにずいぶん苦労したものでした。
飲み口のところには丸い紙でできたキャップがしてあって、薄いビニールがかぶせてありました。
一度、運んできた牛乳のケースを落としてしまったことがありました。
何本か割れてしまい、足りなくなってしまったのです。
担任の先生に促され、放送室へ行って、全校放送をしたのを覚えています。
「牛乳があまっているクラスは、○年○組の教室に持ってきてください。」
なんとか不足分が集まって、ほっと胸をなでおろしたのでした。
ちょっと世代が上がると、「脱脂粉乳」とか、おいしくない「コッペパン」とか、そんな話が飛び出しました。
私も、低学年のときは、パンはあまりおいしくありませんでしたが、高学年になって、急にふわふわで香ばしいパンに変わったことが思い出されました。
給食の食器はアルミでできていて、長年使っているので、あちこちでこぼこになっていました。
でも、上等のプラスチックだった、という人もいました。
アルミの食器を毎日持参した、という人もいました。
このごろは、給食センターのようなところでまとめて調理して、各学校に運ぶスタイルがほとんどだそうです。
私の小学校では、広い調理室があって、白いエプロンと帽子を身につけた給食のおばさんたちが、大きなお鍋で給食を作っていました。
午前11時頃になると、学校中に、そのおいしそうなにおいが立ち込めて、あともうちょっとで昼休み!などと思ったものでした・・・
そんなこんなで、給食の話題で盛り上がり、昼食会はあっという間にお開きとなりました。
なつかしい思い出に、みんなの顔がほころんだひと時でした。
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私はテレビっ子です。
ごはん食べながら、掃除しながら、洗濯物たたみながら、いろんなことをしながら、「ながらテレビ」をやっています。
さて、最近、その「ながらテレビ」をしながら(ややこしいな)、ふと思ったことがありました。
医者って、そんなに怖いですか?
黒柳徹子さんが出てる、あのコマーシャルです。
「勇気を出してお医者さんに言ってみよう。」
どうも、医者は怖いと思われているんでしょうか。
ジェネリック医薬品にしてくれと、医者に言うのに、勇気がいるんでしょうか。
誰か、ジェネリックにしてくれと頼んで、医者からしこたましかられたんでしょうか。
患者役の俳優さんの、あのおずおずとした演技…
そこまで悪者にせんでも…
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梅雨の中休みでしょうか。
急に暑くなりました。
日々、病院と企業さんの往復で、ちょっとお疲れモードです。
それに加えてのこの暑さ。
駐車場に車を置いている間に、車内もハンドルも、十分にあったまってしまいます。
車に乗るたびに、あぢ、あぢ~、っとなります。
夏が苦手な私にとっては、難行苦行の季節です。
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お役人は、そもそもバカバカしいと思うようなことを、熱心にやる人々だとは思っていました。
それが無駄であろうがなかろうが、とにかくそれさえやっておれば安心で、そのこと自体にどのような意味があるのか、ちょっと変えてみたほうがいいんじゃないか、というような、頭を働かせるということはしないらしいです。
最近、産業医をしているA社から、相談を受けました。
環境分析などをやっている企業さんなので、社内にはいろんな分析機器があります。
その中に、石綿分析装置があるのです。
放射線を使用して分析するのですが、分析機の外には放射線が漏れない構造になっています。
したがって、分析業務に当たる人は、鉛の入った防護服を着るとかはする必要がなく、当然分析室への立ち入りも、特に放射線管理区域にはなっておりません。
ある日、労働基準監督署の立ち入り検査があったそうです。
その時に、その石綿分析装置による分析が、放射線取扱業務に当たるから、電離放射線取扱者健診を実施していないのはオカシイ、と指摘されたそうです。
「健診、やっぱりやらなくちゃいけないんですかね。」
放射線管理区域に立ち入るのでなければ、電離放射線健診は必要ないはず。
そのように答えても、相談してきたB氏は、産業医から労基署に文書で回答してくれとかなんとか食い下がってきて、なかなか引き下がらなかったんです。
業を煮やした私は、自分で労基署に掛け合うから、と言ってしまいました。
健診やれと言ってきている人物の名前もわかっていたので、電話をかけることにしました。
しかしー
何回かけても、不在とか、今日は休んでますとか、出張してますとか。
逃げ回ってるんじゃないのかと思うほど、いつもいないのです。
仕方なく、労働衛生の専門技官とやらにつないでもらいました。
「石綿の放射線分析装置を使っている人に、健康診断なんて必要なんでしょうか。」
「分析機にサンプルを入れる時に、手が入りますよね。そこは一応、放射線が漏れる可能性がゼロではないので、そこは放射線管理区域なんです。だから、(法律通りに読めば)健康診断をしなくていいということは言えないんです。」
「機械が故障でもしない限り、放射線は漏れないと思うんですけど・・・ サンプルを入れてフタを閉めない限り、分析機は動かない構造ですし・・・」
「少しでも可能性があれば、そこは放射線管理区域なんです。」
「そんな健診やって、異常値なんかでないでしょう。」
「法律ではそうなってますから・・・」
こんな小役人に何言ったって、どうせ「法律ではこう読める」と解釈するんでしょう。
バカバカしいので、さっさと電話を切りました。
健康診断は、医師の判断で、血液検査は省略できることになっているので、ちょっと手間はかかるけど、私が問診と診察をすることにしました。
役人って、「今そこにある法律」がすべてで、それがオカシイんじゃないかって思わないんですね。
そして、高額なお金を使わせて健康診断を受けさせることに、何の抵抗も感じないんですね。
本当に、バカバカしくってやってられません。
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秋葉原で起きた殺人事件で、被害者の中に、B型肝炎に感染している方が含まれていたそうです。
現場で救命救急活動をした人に、感染してしまった可能性があるので、警察署に問い合わせるようにとのアナウンスが流れました。
多くの医療機関では、B型肝炎のワクチンを、医療従事者に接種するようになっています。
それは、患者さんからの感染を受けないようにするためです。
しかし、「通りがかりの人」にも積極的な救命救急活動への参加を望むならば、すべての人に、B型肝炎ワクチンの接種を義務付ける(もちろん、無償で)必要があるのではないでしょうか。
ただ、今のところワクチンのないC型肝炎やHIVなどに対しては、どのように対策をしていくべきなのか、考え込んでしまいました。
救命救急率は、現場での処置が早ければ早いほど高くなります。
でも、病気が感染するかもしれない、という恐れが、救命救急活動への参加を躊躇させてしまうことは十分に考えられます。
医療用手袋
人工呼吸用のマウスピース
街角のどこかに、必ずそういうものが常備されているという体制も、やはり必要ではないかと思います。
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