2008.01.23 12:40 |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  三毛猫  | 推薦数 : 1

管理職の過労

このところ、製造業の某社で管理職の方々の面談が続いています。

管理職、といっても課長さんクラスなんですが・・・

 

そこの会社では課長以上は労働組合員ではないので、時間外勤務の上限がなく、時間外勤務手当もありません。

でも、管理職だからと言って、机に座って部下に指示をしておればいいというのではありません。

自らも他のスタッフと同様に仕事をしているのです。

そして、いつも夜の9時とか10時とか、遅い時間まで働いています。

通勤にかかる時間を入れると、食べて寝る時間を確保するのが精いっぱいという感じです。

 

労働組合員は、いわゆる36協定で1か月あたりの残業時間が決められているので、上司はそれ以上の仕事を部下にさせるわけにはいきません。

だから、ちょっとでもそれを超えそうになると、「帰れ、帰れ。」と催促します。

でも―

仕事はたっぷりあるのです。

だから、部下が帰ったあとも自分が仕事を仕上げなければなりません。

 

部長さんから、課長の健康状態が心配だから産業医の面談を受けさせたい、という要請があります。

もちろん、その要請にはこたえねばなりません。

しかしながら、私は大変ジレンマを感じるのです。

 

課長さんともなれば、ある程度年齢も高くなってくるし、20代、30代の若者のようにはいきません。

健康診断で、血圧が高いとか、血糖値が高いとか、中性脂肪が高い、とか、肝機能が悪い、とか・・・

いろいろ指摘を受ける年代。

だから、生活習慣の改善も指導していかなければなりません。

いえ、それ以上に、休養が必要なことは誰が見ても明らかなのです。

 

産業医としては・・・

睡眠時間を十分にとること。

なるべくお酒はひかえること。

タバコも吸わない方がよろしい。

適度な運動も必要。

などなど、言いたいいことは山のようにありますが、じゃあ仕事、減らせますか、って言ったって減らせないわけです。

期限までに仕上げなければならない仕事を、誰がするの?ということになるわけです。

 

運動?

冗談じゃない。そんな時間があったら寝たい!

 

お酒減らす?

そんなセッショウな。

家帰ってほっとして、ちょっと一杯飲むのまでやめさせられたら何の楽しみもない。

 

タバコやめる?

イライラしてんのに、やめられるか!

かえって精神的に悪くなる。

 

さらに困るのは、単純に人を増やせばいいということでもないらしい、ということ。

どこかから人を連れてきて、さあ明日からこれやって、というふうにはいきません。

物作りというのは、訓練が必要だからです。

ど素人を連れて来ると、かえって指導するのに時間が必要になり、業務量の削減にはつながらない、といいます。

 

う~む、困った、困った。

結局私も課長さんと一緒に、

「困りましたね、どうしたらいいんでしょうね。」

と悩むことになります。

 

最後は、

倒れる前に休んでください、としか言いようがなくなるのです。

 

産業医、失格かなあ・・・

 

 

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