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2007.09.20 12:54 |  開業 / 病院経営  |  仕事 / 職場  |  その他(医療関連)  |  三毛猫  | 推薦数 : 1

自己チュー経営者

某病院の理事長は、何か月も前に受けた自分の健康診断結果が返ってくるのがあまりに遅いので、しびれをきらして、はよう出さんか、と言って健診担当の事務員をどやします。

 

実は、何百人もいる職員健診は全くの手つかずで、毎日健診センターの空調機から吹く冷風で冷やされ続けています。

日々の健診業務の合間にちらちら視界には入ってくるものの、お客さんのほうが優先ですから、そのうち見えないことにしたりします。

 

さすがに理事長からどやされて、あわてて一人分だけ入力作業をすませ、最後の診断をしてもらおう、と担当医に連絡をして泣きつきます。

「先生、これだけ先に書いて。」

 

担当医は考えました。

 

毎回健診のたびに理事長は自分のだけ先に返してもらって、平気でいる。

でも、結果返却が遅れる理由は、職員がさぼっているわけではなく、明らかにマンパワーの不足が原因だ。

何も職員健診のことだけではない。

みな疲れ果てていて、病院全体の士気が落ちている。

毎日毎日、投書箱には患者さまからのクレームが満載。

それなのに、コネで入った者だけが、能力にかかわらずどんどん昇進していく始末。

月1回だけたくさんの「理事」たちがどこからともなくわいて出て、さんざん文句だけ言ってまたどっかへ消えていく。

 

やれ、やれと言うだけでは人の心は動きません。

自分だけ先に返してもらったら、理事長はきっと、「やればできるやないか。」と思考を停止してしまいます。

実際、担当医も毎日忙しくて、それどころじゃあない!

 

というわけで、しばらく放っておくことにしました。

 

周りに競合する病院が少ないからこれでいけているかもしれません。

でも、そのうち立派な病院が近くにできたりなんかすれば、こんな病院からは患者さんが逃げ、労働者が逃げ、残るは経営者のみということになるかもね。

 

 

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