安倍改造内閣が発足して2日目。改造内閣の支持率がじわりと上がった、と報道されました。
新しい内閣の顔ぶれは、「お友達」のイメージを払しょくするためか、いわゆる派閥の領袖、あるいはそれに匹敵するような人を置いた、と解釈されています。
安倍総理大臣いわく、「政策実行能力を重視した。」そうです。
では、どんな政策を実行するおつもりか?
内閣改造後の記者会見で、まっ先に述べたのは、相変わらず「美しい国づくり」「改革の再スタート」でした。
参議院選挙後の「辞めろ」コールにもめげずに続投することを決めた根拠も、「道半ばの改革を進めていくため」でした。
参議院選挙結果の反省点は、
大臣の不適切発言、
政治と金の問題、
年金記録問題
の3点をあげ、一応地域格差の問題にも触れている。でも、本心は、今までの政策を継続していこうとしている、と私は疑っています。
大臣が不適切な発言さえしなければ、
事務所費問題や年金記録問題が明るみにさえならなければ、
選挙に負けることはなかった、と安倍総理大臣は今だに信じているのではないでしょうか。
格差が広がって何が悪い、と強弁した小泉前総理大臣の官房長官だった人です。そして、小泉路線を継承するために自民党自身が選んだ総裁です。
参議院選挙に負けたからといって、簡単に政策転換するはずがありません。政策転換するつもりであれば、小泉の継承者たる安倍さんは辞任以外の道はありません。
相変わらず与党内にいる公明党は、先の参議院選挙のマニフェストで、重点6項目を挙げましたが、そのうちの3項目は厚生労働行政に関するもの。であるならば、今こそ厚生労働大臣のポストを要求すべきだったと思います。
ところが、公明党が要求したのは、今のところ大きな問題を抱えていない国土交通大臣。
自民党に対して、言うべきことは言っていく、と太田代表は相変わらず声をはりあげるのですが、支持母体である創価学会に守られている限り、国全体のために汗をかくつもりはないと私は見ています。
命のマニフェストなどと吠えていたけれど、本当に、国民の命を守る気概があるのかね。
大臣ポストにありついた大臣の多くは、「大臣」になることが目的であって、どのような政策を進めていくかをまともに考えている人はほとんどいないと私は疑っています。
だからこそ、新農林水産大臣に決まった遠藤氏が、
「一番きてほしくなかったポスト」
と、新内閣いの一番の失言をしてしまったのだと思います。
でも、あの失言が失言としておおごとにならないほど、あたりまえのように受け止められてしまったことは、あれほど盛り上がった参議院選挙の熱気がすでに冷えてしまったせいなのか、と少々心配になります。
安倍総理大臣の胸の内は、大臣の顔ぶれを変えたところで、本質は変わらない、と私は思っています。
そこのところを冷静に見ていないと、また支持率が上がったことをよいことに、弱者は追い詰められていくことになるのではないでしょうか。
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