< 前のページ
2007.08.30 17:43 |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  三毛猫  | 推薦数 : 1

ノートンが・・

セキュリティソフトのウイルス定義を更新したら、インターネットに接続できなくなりました。

一時的にセキュリティを無効にして、ソフト会社のHPにアクセスしたところ、問合せ先電話番号があったのでかけてみましたら、

えんえんと録音音声が続いたあと、購入後のテクニカルなご質問の場合は「3」を押してね、と録音の声が言うものですから、やっとつながるのかと思い「3」を押したのです。

そしたら、HPのサポートページを見るべし、と。

電話代払ってこんなんじゃ、サポートになりません。

 

セキュリティをはずすとき、ご丁寧にも警告が表示されました。あんたのせいでしょ、とパソコンに向かって言ったところで、空しい限りです。

 

HPの該当するところになんとかたどりつきましたが、その間ずっとセキュリティソフトは無効にしたままで、ウイルスに感染したらどうしようかと冷や冷やものでした。

でも、HPにのっていた解決方法をやってみても、うまくいかず、大切なランチタイムが費やされ、あきらめて工場訪問に行く時間となりました。

 

ノートンさん、私のランチタイム、返してください。

 

 

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.08.29 13:38 |  医療制度 / 行政  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  三毛猫  | 推薦数 : 0

アベチャンの胸の内

安倍改造内閣が発足して2日目。改造内閣の支持率がじわりと上がった、と報道されました。

新しい内閣の顔ぶれは、「お友達」のイメージを払しょくするためか、いわゆる派閥の領袖、あるいはそれに匹敵するような人を置いた、と解釈されています。

安倍総理大臣いわく、「政策実行能力を重視した。」そうです。

 

では、どんな政策を実行するおつもりか?

 

内閣改造後の記者会見で、まっ先に述べたのは、相変わらず「美しい国づくり」「改革の再スタート」でした。

参議院選挙後の「辞めろ」コールにもめげずに続投することを決めた根拠も、「道半ばの改革を進めていくため」でした。

 

参議院選挙結果の反省点は、

大臣の不適切発言、

政治と金の問題、

年金記録問題

の3点をあげ、一応地域格差の問題にも触れている。でも、本心は、今までの政策を継続していこうとしている、と私は疑っています。

大臣が不適切な発言さえしなければ、

事務所費問題や年金記録問題が明るみにさえならなければ、

選挙に負けることはなかった、と安倍総理大臣は今だに信じているのではないでしょうか。

 

格差が広がって何が悪い、と強弁した小泉前総理大臣の官房長官だった人です。そして、小泉路線を継承するために自民党自身が選んだ総裁です。

参議院選挙に負けたからといって、簡単に政策転換するはずがありません。政策転換するつもりであれば、小泉の継承者たる安倍さんは辞任以外の道はありません。

 

相変わらず与党内にいる公明党は、先の参議院選挙のマニフェストで、重点6項目を挙げましたが、そのうちの3項目は厚生労働行政に関するもの。であるならば、今こそ厚生労働大臣のポストを要求すべきだったと思います。

ところが、公明党が要求したのは、今のところ大きな問題を抱えていない国土交通大臣。

自民党に対して、言うべきことは言っていく、と太田代表は相変わらず声をはりあげるのですが、支持母体である創価学会に守られている限り、国全体のために汗をかくつもりはないと私は見ています。

命のマニフェストなどと吠えていたけれど、本当に、国民の命を守る気概があるのかね。

 

大臣ポストにありついた大臣の多くは、「大臣」になることが目的であって、どのような政策を進めていくかをまともに考えている人はほとんどいないと私は疑っています。

だからこそ、新農林水産大臣に決まった遠藤氏が、

「一番きてほしくなかったポスト」

と、新内閣いの一番の失言をしてしまったのだと思います。

でも、あの失言が失言としておおごとにならないほど、あたりまえのように受け止められてしまったことは、あれほど盛り上がった参議院選挙の熱気がすでに冷えてしまったせいなのか、と少々心配になります。

 

安倍総理大臣の胸の内は、大臣の顔ぶれを変えたところで、本質は変わらない、と私は思っています。

そこのところを冷静に見ていないと、また支持率が上がったことをよいことに、弱者は追い詰められていくことになるのではないでしょうか。

 

 

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.08.28 12:35 |  医療制度 / 行政  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  三毛猫  | 推薦数 : 0

漠然とした不安

事務系の女子社員Gさんが、健康相談にやってきました。

Gさんは、職場の人間関係に疲れてしまい、最近メンタルクリニックに通院を始めたそうです。

そこの会社では女性は男性より昇進が遅れるということを知っていたので、入社後早い時期から、自ら進んで忙しい部署での勤務を希望してきた、というぐらい、仕事に熱心なGさんでしたが、40歳を目前にして、かなりお疲れのようでした。

 

特に結婚を避けていたわけではないのだけれど、縁がなくて独身であるGさんは、両親といっしょに暮らしているそうです。

年々歳をとっていく両親の姿を目の当たりにして、いずれ親の介護は自分がしなければならないのだと、漠然とした不安を感じている、という話をされました。

 

Gさんの神経をすり減らしているのは、どうも職場の人間関係だけではなさそうです。

 

ご両親の介護の先には自分の老後が待ち構えていて、独り身のGさん自身が将来介護を必要としたときに、頼りにできる人はだれもいない、ということも、おそらくGさんの「漠然とした不安」の原因になっているのではないか、と思いました。

 

考えてみれば、私自身も遠く離れて暮らす両親がおり、90歳を超える祖母の介護をしながら3人で生活しています。

今のところ両親は元気でいていくれるので、親の介護のことは考えないようにしていますが、 近い将来、必ずこの問題は私自身と無関係ではなくなるはずです。

 

毎月お給料から介護保険料が天引きされていますが、結局「保険」は私たちの生活の安心には結びついていません。

Gさんの話を聞きながら、おそらく、多くの日本人が、同じように漠然とした不安を抱えているにちがいない、とつくづく思ったのでした。

 

内閣改造で、安倍政権を批判してきた舛添要一氏が新しい厚生労働大臣に就任しました。

舛添氏自身が、母の介護を経験しており福祉政策をライフワークにしたいと常々言っていたとの事実から、厚生労働大臣には適任だというコメントをしている政治家、評論家の意見を多く耳にしました。

一方で、短命に終わる予感のする安倍改造内閣。

いつになったら、私たちの「漠然とした不安」をすっきり取り除いてくれる政治が実現するのでしょうか。

 

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.08.24 13:15 |  診療  |  生活 / くらし  |  その他(医療関連)  |  三毛猫  | 推薦数 : 2

何もしないという選択肢

私がまだぺーぺーの研修医1年目のころの話です。

 

当時は1年目の研修は大学病院で受けるのが当たり前の時代でした。

病棟の詰所には入院予定の患者さんのリストが貼ってあり、ベッドが空きそうになると、入院係の助手の先生が入院予定日と担当医の名前を書き込んでいきます。

 

ある日、大学の関連病院から、胃がんの患者さんが紹介されて入院してきました。

入院初日は、手術が入っていないときは、問診と診察をして、手術予定日までに必要な検査を組んでいきます。

私も担当医の一人として名前が書かれていたので、さっそくそのFさんの病室へ。Fさんは、ベッドのヘリにちょこんと座っていました。60歳ぐらいの、小柄な男性でした。

Fさんの胃がんは進行していて、胃全摘手術が予定されていました。

 

問診の間、Fさんは、納得いかない表情で、「手術なんか受けたくないから、帰らせてほしい。」と何度も言いました。

そうはいっても、もう入院してきているし、手術の予定日も決まっていました。それに、癌が進行しているので、できるだけ早く手術をしたほうがよい状態でした。

誰しも入院したり手術を受けたりするときは、緊張もするし、場合によっては怖いと思うこともあるでしょう。Fさんも、きっとそういう心境なのだろうと思い、軽く聞き流していました。

 

翌日だったでしょうか、病棟から呼び出しがあり、行ってみると、Fさんが荷物をまとめて帰ってしまった、というのです。

途方にくれていると、婦長さんに肩をたたかれ、

「先生、これから二人でFさんを連れ戻しに行きましょう。」

と誘われました。

たまたま、Fさんの住まいが大学病院の近くにあって、歩いてすぐに行ける距離だったのです。

 

ちょうど今ぐらいの残暑の厳しいころでした。

セミがじゃんじゃん鳴いているアスファルトの道を、婦長さんと連れだってとぼとぼ歩いて行きました。

 

Fさんは、自宅にいました。

玄関先で、婦長さんが懸命に病院に戻るよう説得します。私は何と声をかけてよいかわからず、ただただ婦長さんの話に相槌をうちながら、Fさんの様子をうかがっていました。

 

Fさんは、町内会の役員をしたりするほどの人でしたので、こちらの話が理解できないわけではなさそうでした。

独身で、ひとりで住んでいるようでした。

たとえ研修医でも、「先生」と呼ぶ患者さんが多い中、Fさんは私のことを「さん」づけて呼んでいたことが、とても印象に残っています。それは、私を医者扱いしていない、というよりは、患者と医師は対等である、というFさんの意思表示のように思えました。

 

Fさんは、単に手術が怖いとか、入院が嫌だとか、そういう気持ちで帰ってきたのではなさそうでした。

何か信念のようなものがあって、自らの選択として、手術を拒否した、そういう感じでした。

 

結局婦長さんの説得もむなしく、私たちは二人でもと来た道を、またとぼとぼと帰るしかありませんでした。

 

その後職員食堂で、婦長さんと遅い昼食を食べながら、

進行したFさんの胃癌がさらに進んで、出血するだろうなあ、

そのうち食べ物が通らなくなるだろうなあ、

痛みも出るだろうなあ、

と、ぼんやりと考えていました。

 

これまでお世話になった先輩先生のほとんどは、治療を拒否した患者さんには厳しい先生が多かったです。

中には、あとで頼ってこられても、診てくれる先生を自分で探しなさい、と突き放してしまう先生もいました。

だからというわけではありませんが、私も自然と、こちらの提示する治療方針に納得してくれない人に対しては、どちらかというと厳しい態度で臨むようになっていました。

手術をしないで、あとで入院させてほしい、と頼んでこられても、外科医としてはなすすべがありません。責任もとれない。そういう思いが、少なからず外科医にはあるのかもしれません。

 

病状から考えても、すでにFさんは他界していらっしゃるだろうと思います。

病気が悪化していく過程で、あのとき手術を受けておけばよかった、と後悔しなかっただろうか、と考えてみます。

でも、不思議と、あのFさんの毅然とした態度が思い浮かび、何もしないという選択肢もありかな、と思ったりします。

 

 

 

 

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.08.23 12:33 |  診療  |  仕事 / 職場  |  その他(医療関連)  |  三毛猫  | 推薦数 : 0

弁護士さんもいろいろ。

以前、健康診断のアルバイトをしたことがあります。

毎回いろんな場所で健康診断があるので、指定されたところへ出かけて行って、診察や問診をする日もあれば、健康相談のみ行う日もありました。

 

ある日、弁護士会での健康診断に行きました。その日は健康相談のみの業務だったのですが、初めて行った弁護士会の建物は、それはそれは立派なものでした。

1階のホールに、陳情にでも来られたのか、一般人らしき人々の一群が立っているのを横目に、エレベータで指定された会場へ。

ふかふかのソファのある一室に通されて、業務が始まりました。

業務、といったって、相談したいという人が現れるまでは、何もすることがありません。ひとりでぽつんといるには広すぎるぐらいの部屋で、持ってきた文庫本を広げて待っていました。

 

前に建築現場の健診に出向いたときは、バラックの2階で問診・診察をしたのですが、大勢の受診者がぞろぞろやってきて、彼らの歩く振動で建物全体が始終ぐらぐらと揺れ、話声もうるさくて、血圧を測るのも難儀しました。

外国人労働者の方が結構いて、日本語も英語も通じませんでした。頼りはゼスチャーのみで、どうにかこうにか健康診断をこなした思い出があります。

 

それから比べれば、なんと優雅な健康診断でしょうか。

 

まず相談に来られたのは、40代ぐらいの、笑顔がまぶしい弁護士さんです。

日焼けした顔に、少しウェーブのかかった髪。パリッと高そうなスーツなどお召しになって、にこにこしながら、いくつか健康に関する質問を受けました。内容はさほど深刻なものではなかったと思います。

私の読んでいた文庫本に興味をもたれたのか、本の話題でちょっと雑談をして、さわやかに去って行かれました。

お金持ちのナイスガイ、そんな感じの弁護士さんでした。

 

次に現れたのは、5、60代の白髪まじりの弁護士さん。白いワイシャツの袖には金色のカフスボタン、おそろいのネクタイピンが胸の真ん中で光っていました。高価そうな生地で仕立てられたスーツを着ておられるのですが、それとは不釣り合いにとてもせかせかしていて、

「自分はこんなに忙しいのだ。」

という空気を全身から醸し出しています。

相談は、健診でいつも血糖値が高いが、生活面で何に気をつければよいか、というようなことでした。

当然のことながら、定期的な運動の必要性とか、減量の話とか、お酒を控えるようにとか、そのような話になるわけですが、何を言っても、

「忙しいんだから、そんなことやってられない。」

「付き合いがあるんだから、お酒をやめるなんて無理。」

そういって、全部否定されて、言いたいことを言うだけ言って、またせかせかと出て行ってしまいました。

「弁護士はこんなに忙しいんだから不健康になっても仕方ないだろう、ええ?」

ということを言いたかっただけなのかもしれません。それとも、「こんな小娘が講釈をたれおって・・」なんて思われたのでしょうか。

 

その後、弁護士の奥さまとか、ぽつぽつと相談に来られましたが、総じて暇なお仕事でした。

 

そろそろ終了時刻が近づいたころに、どたばたと、やせっぽっちの弁護士さんが相談室に転がりこんできました。

髪はぼさぼさ、ワイシャツは2番目ぐらいまでボタンがはずれており、素足に雪駄といういでたち。

体調が悪くてしょうがない、だるい、というのです。

いくつか質問をしてみた結果、どうも働きすぎのようでしたので、休養もとるように、と申し上げたのですが、

「それが一番難しい。」

のだそうで、

「これからまた法廷に行かなくては・・」

と口走りながら、どたばたと出て行ってしまいました。

 

いろんな弁護士さんがいるものだ、と思った一日でした。

固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.08.21 12:59 |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  その他(医療関連)  |  三毛猫  | 推薦数 : 1

残業

30歳の女性社員Eさんが、健康相談に来られました。

頭が痛い、ぼうっとする、おなかの調子が悪い・・・

身体のあちこち、調子が悪くてつらい、夜も眠れない、というのです。

すでに自分でいろいろな病院を受診していて、痛みどめや睡眠剤など処方してもらっていました。

担当の先生からは、ストレスも原因になっていると言われたそうですが、仕事を休むほどではないと助言をされたということでした。

 

Eさんは技術系の仕事をしていて、上昇志向の強い方です。休日もスキルアップのために勉強をしているために、心身の休養がとれていないようでした。

また、本人いわく、残業がとても多くていつも帰りが遅くなるとのこと。

 

産業医としては、やはりいったん休養を十分にとるために2週間でも仕事を休ませるべきだろうと思いました。このまま仕事をし続けても、ますます体調が悪くなる一方だと思われたからです。

Eさんは、他の社員に迷惑をかけてしまうことを心配し、また自分でなければできない仕事もあることを気にして、はじめは休むことを承諾してくれませんでした。上司も承諾してくれるはずがない、と。

でも、このまま無理をし続けて、うつ病などにかかったら、何か月も仕事を休まなければならなくなりますよ、と忠告をし、とりあえず1週間休むということで納得してもらいました。

 

ところが、です。

上司である課長さんをお呼びして状況を説明し、1週間休ませるようお話をしたところ、

「本人に過労になるほどの仕事はさせていない。」

とおっしゃるのです。

「ここで1週間も休まれたら仕事が進まなくなる。」

毎日どれくらい残業をしたかというデータも持ってこられました。確かに、数字上は目立った残業量ではないように見えました。1か月で45時間以内という数字です。数字で示された以上、仕事量が多すぎて過労になっている、と課長さんを説得することができません。

また、これまでも時々有給休暇をとって休んでいる、という事実も告げられました。

さらに、Eさんが自宅で勉強をしていることもご存じで、休日の過ごし方のほうに問題があるのではないか、とも言われました。

 

しかし、Eさんは実際に体調不良を訴えており、どういう理由があっても、休まなくてもよいという判断は、とてもできそうにありませんでした。

 

再度、Eさんと面談を行いました。

課長さんがもってきたデータでは、それほど残業が多くないことになっていて、少なくとも職場での仕事が原因で体調不良を起こすとは考えられない、と課長さんから説明を受けた、と率直にお話をしました。

おとなしい性格のEさんが、そのときばかりは、ちょっときついまなざしで私をみて、

「残業しても、全部は申告しないようにしているんです。」

と言うのです。

なぜ書けないのかについては、組合と会社との労働協約がある以上、それを超える数字を書きにくい、あまり残業数が多いと、自分に能力がないと判断されてしまう、などいくつか理由があるようでした。

 

私の説得力不足もあって、Eさんにはとてもかわいそうなことになりましたが、3日間の自宅療養と土日を入れて計5日、何とか休んでもらうことになりました。

Eさんには、自宅での勉強を控えるよう十分に注意をし、5日間の休養後は、少し回復したようでした。

 

この件では、いくつかの問題点がありました。

仕事量と労働者の能力のバランス・・

有給休暇と残業・・

上司と部下の信頼関係・・

 

上司は残業するほどの仕事を与えていると思っていなくても、部下にとっては息切れしそうなほどの仕事量として感じて毎日残業している場合、それは残業として認めるのでしょうか、認めないのでしょうか。

 

与えられた有給休暇を目いっぱい使っていながら、出勤してきた時には残業している場合、それも残業として認められるのでしょうか、認められないのでしょうか。

 

Eさんの場合は、能力が足りないというよりは仕事量が多すぎると私は判断しましたが、課長さんはそうではありませんでした。

 

産業医は、社員さんがどのような仕事をしているのか、頭ではわかっていても、仕事量の多い少ないや、質的な評価をすることには困難なことが少なからずあります。

そのため、Eさんのように明らかに休ませなければならないケースが発生したときに、会社側に問題があるのか社員の自己責任なのか、双方の意見が対立することがあって、大変困惑することがあります。

あまり強引に会社側の問題としてしまうと、かえって社員さんのほうの立場を悪くしてしまうこともあり、舵取りを間違えると、最後は感情のもつれに発展してしまうことさえあります。

 

病院では、患者さんの病気を治すことが医療従事者の唯一の共通目標でありえたのですが、産業医になって、様々な事情を加味しつつ判断していかなければならないことが多く、ある意味妥協の連続であり、時々気が滅入ります。

 

 

 

固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.08.16 12:21 |  医療制度 / 行政  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  三毛猫  | 推薦数 : 1

事務次官は何様か。

防衛省の小池大臣と守屋事務次官が、人事をめぐってバトルを繰り広げているといいます。

私は小池大臣に対しては良い感情をもっていませんが、今回の騒動については、官僚の不遜さに辟易しました。

 

今回の防衛省人事について、テレビ報道をよく聞いていると、「防衛省関係者の証言」、「防衛省幹部の話」として、守屋事務次官を擁護し、小池大臣をバッシングする情報が流れています。

以前、鈴木宗男議員がロシアとの関係でバッシングを受けた時、共産党にウソの情報をリークしたのは外務省だった、ということがわかってきています。

この騒動で出てくる様々な情報が、どこから漏れ出てきているのか、よく注意しておかなければ、官僚の思うつぼになってしまいます。

 

あろうことか、塩崎官房長官が、小池大臣と仲たがいをしているために、守屋氏擁護に回っている様子。

こんな調子では、結局官僚組織の改革などできるはずがありません。

省庁内で不祥事が起きたら、最終的に責任をとるのは大臣なのだから、事務次官以下、命令系統にはきちんと従うべきです。ましてや、最も指揮命令系統に厳格でなければならない防衛省で、大臣の指示に従わないなどということが許されるわけがありません。

 

守屋事務次官以下防衛省の官僚たちが、都合のよいように情報を操作し、マスコミはそれに便乗して騒ぎが大きくなっても、守屋事務次官はおいしい天下り先を用意されて、安全地帯に横滑りしていくだけなのではないでしょうか。

 

マスコミは、そこのところをきちんと報道してほしい。

この話は、官僚主導の税金の無駄遣いや年金問題とつながっているのですから。

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

最近、母方の祖父が中国へ出征していたことを知りました。

医大を卒業し、大学の助手と勤務医を経て、大日本帝国陸軍の軍医予備員に志願し、3年後には臨時招集され中国へ出征したようです。

 

祖父が残した書類の中に、昭和12年当時の、地域の医師会からの通知がありました。横長の用紙1枚に、「防毒救護講習会開催ノ件」「兵役関係者ノ届出ニ関スル件」とあります。

 

防毒救護講習会開催ノ件

本年四月二日防空法九月二十八日ニハ同防空法施行令ガ公布セラレ、法第六條及施行令第四條ニヨリ医師薬剤師等ハ特殊技能ヲ有スルモノトシテ必要に応ジ地方長官ヨリ防毒救護其他防空ノ実施ニ従事ヲ命ゼラレ尚指導員トシテ統監ノ指揮ヲ受クル事ト相成居リ候ニ就イテハ今回県当局(統監)ノ依嘱ニ基ヅキ本会並県薬剤師会連合ニテ左記ノ通リ緊急ニ講習会ヲ開キ防毒救護ニ関スル知識ノ普及徹底ヲ期シ万遺憾ナキ様致度候間御多用中御迷惑ナガラ特ニ御繰合是非共全会員御出席相成度此段御通知申上候

一 日時 昭和十二年・・・・

一 場所 ・・・・

一 講師 中部防衛司令部 ○○軍医大尉

 

・・・・・

 

兵役関係者ノ届出ニ関スル件

左記ノ通リ兵役法改正セラレ兵役関係者ハ同附則ニヨリ十二月二十九日迄ニ本籍地ノ市町村長ヲ経テ本籍地ノ連隊区司令官ニ届出ヅルコトト相成候間此段御通知申上候

 

・・・・

 

(旧漢字は新しい漢字に直しています。「・・・」の部分は文章を省略しました。)

 

化学兵器によって攻撃を受けた時は、医師や薬剤師が専門家として救護に当たるように、ということだったのでしょうか。

現在では考えられないような講習会が、地域の医師会によって開催されていたなんて・・・

 

 

祖父は、赤鉛筆で「兵役関係者ノ届出ニ関スル件」のところに二重丸をつけており、法令に従って届出をしたのでしょう、その、軍医予備員志願書の下書きも残されていました。

形は「志願」となっていても、実態は徴兵されていったのだと思います。志願しなくても、いずれは徴兵されていたのでしょうから・・

昭和15年臨時招集応召記念、のメモとともに、出征直前の祖父と家族の写真も残っていました。

 

さらに、アルバムの中に、軍服を着た祖父が「呂1640部隊」と表示された門柱の前で立っている写真がありました。

この部隊名は、陸軍における通称号といわれるもので、部隊の名称を秘匿するために使われたのだそうです。

自分なりに調べてもどこに派兵された部隊なのかわからなかったので、防衛省防衛研究所の図書館資料室に問い合わせてみました。

 

ひょっとしたら、当時の活動を記す日誌なども残っていないかと期待もしていました。

でも、研究所から届いた返事では、呂1640部隊は漢口第二陸軍病院の部隊名であり、昭和21年7月2日に上海を出港し、7月10日に博多、12日に浦賀に復員したことのみ記録が残っているそうです。

 大日本帝国陸軍病院の記録は一切残っていない、勤務者名簿も残っていない、という簡単な返事でした。

 

復員した祖父は郷里で開業したようですが、健康に恵まれず、自ら身を滅ぼすようにして他界したのだそうです。

その後女手ひとつで三人の子供を育て上げた祖母の苦労は、大変なものであったと聞かされました。

 

祖父が中国でどのように過ごしていたのか。

全くそのことは祖父自身も書き遺しておらず、家族にもほとんど語らなかったようです。

 

病院というある種守られたところでの派兵だったでしょうから、最前線で戦った兵士の方々と比べれば、恵まれた環境にいたのだろうと思います。ましてや、無事に復員していたのですから。

でも、戦争がなければ、祖父は、本当は医師としてもっと充実した日々を送っていたのではないだろうか、と思うと、心が痛くなります。

 

これまで、先の大戦は、わたしにとって教科書の上のことのように思っていましたが、このような事実を知ることになって、戦争が自分のほうへ、現実のものとして引き寄せられた感じがしています。

 

今日は終戦記念の日。

戦争が私の心にいっそう強く迫ってきます。

 

 

 

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.08.13 12:54 |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  その他(医療関連)  |  三毛猫  | 推薦数 : 1

上司と部下

最近、精神面での健康状態に問題をかかえる労働者が増えた、と言われています。

実際に、産業医をしていても、実感として「多いなあ・・」と感じます。でも、実数として増えているのか、治療の対象となった精神疾患が増えたために、見かけ上増えているのか、そこのところはよくわかりません。

 

精神面での問題をかかえるきっかけは様々で、職場でのストレス、家庭での問題、など比較的はっきりとしている場合もあれば、よく原因がわからないことも時々あります。

 

今では多くの会社が、「職場のメンタルヘルス問題」対策に手をつけつつあります。

管理職向けのメンタルヘルス講習会などを開いているところもあります。

しかし、どんなに講習会で学んでも、メンタルヘルス問題への対応は、決してマニュアル化できないものだ、と日々感じています。

 

たとえば部下が「うつ病」にかかってしまった場合、よく相談があるのが、「どう接するべきなのかわからない。」ということです。

上司としては、思うように仕事がはかどらずイライラする一方で、本人をせかしたりしないようとても神経質になって、上司のほうが精神的に参ってしまう場合や、逆に無神経に何でも思ったことを言ってしまって、部下の具合がさらに悪くなる場合もあります。

 

私は、助言を求められた時は、

「相手の顔色をよくみて話をしてください。」

と言っています。文面では同じ言葉でも、お互いの感性や人間関係によっても、受け止められ方はかなり違ってくるからです。

たまに、この、「相手の顔色をよくみる。」ことができない上司の方がいます。いったん部下が心の病を抱えると、完全に専門家まかせになって、いっさい自分は関与したがらない上司です。

 

こういう上司の方というのは、たいてい日常業務の中で、部下のことをよく知っておこうという努力をしていないことが多いです。

だから、部下が心の問題をかかえると、自分の言動が部下にどう伝わるのかがわからず、

「さわらぬ神にたたりなし」状態となってしまうのかもしれません。

そういう上司に対して、部下のほうもあまり信頼感を持っていないことがほとんどです。

 

最近は飲み会にも出てこない若者が増えて、仕事以外でのコミュニケーションをとる場が少なくなっていることも、部下を知る機会が減った原因の一つではあるでしょう。

また、電子メールが会話に取って代わられるようになり、ふとした会話の中でできる雑談も減ってきているのかもしれません。

極端な場合には席がとなりどうしでも、メールで連絡をとったりしていることもあるようです。

 

横綱朝青龍と高砂親方の関係は、私が日常的に目にしているいまどきの上司と部下の関係によく似ている、と思います。

 

ふだんから、上司と部下の何気ない信頼関係を築いておけるかどうか、大げさにいえば、リスクマネジメントの一つではないだろうか、と感じています。

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

今朝、ふと考えました。

赤城農林水産大臣が辞任(更迭された?)したあと、後任はだれだったっけ・・

農林水産省のホームページを見てみたら、若林という環境大臣が兼務になっていました。

また、参議院選挙で落選した武見副大臣の代わりに、国井という参議院議員が着任していました(武見氏のメタボ退治は打ち切り?)。

 

今月中には改造されるといわれる現内閣の顔ぶれ、名前を全部言えるかというと・・ 半分も知らないかもしれません。

知らないうちにまた別の大臣が決まってしまうなんて・・

 

結局テレビに露出しているかどうか、に頼っている自分自身に、あきれかえってしまいました。

新聞やテレビなどのマスメディアに、言いたいことはたくさんあれど、自らもそういうメディアからの情報に頼っているのでは話になりません。

 

う~む。反省してしまいました。

 

 

 

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

三毛猫
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2007/08 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着コメント