たまに、我が家の呼び鈴が鳴り、
「とてもいいお話が書いてあるので、郵便受けにパンフレットをいれさせていただいてもよろしいでしょうか。」
とインターホンごしにおっしゃる方がいます。
ほとんどは、宗教関係の方のようで、パンフレットを入れていただいてもごみ箱に直行するため、たいていはお断りするようにしています。
数年前、たまたま、なんとなく、
「ああ、どうぞ。」
と言ってしまいまして、郵便受けにちんまりと、キリスト教系のパフレットが入れられたことがありました。
はじめから読むつもりもなく捨てようとしたのですが、タイトルが気になって、つい読んでしまったのでした。
「病院の受診のしかた」
医療従事者は毎日とても多くの患者さんを受け入れているため、長時間働いていて疲れているのです。
受診する患者の側も、そういう事情をよく理解して、できるだけ医師に伝える話は簡潔にして、長くなるようなら紙に書いて持って行きましょう。
理不尽な要求をしたりするのは、結果的に他に待っている患者さんの迷惑にもなるし、医療従事者の心を消耗させてしまうので、慎みましょう。
そういう内容だったと思います。
これ、医療者側から言うのは、とても抵抗があります。今の時代、そんなことを言おうものなら、ひどいバッシングを受けるのではないか、と委縮さえしてしまっています。
病院の御意見箱には、毎日毎日、ご批判が多数寄せられます。
もちろん、医療者側にも努力が必要な部分もあるでしょう。
しかし、お互いに気を使い合う、という精神が少しでもあれば、結果的に、気持ちよく医療行為ができ、医療を受けることができる。
とても単純な話なのですが、なかなかそういう視点で書いてあるものがありません。
医師、看護師、検査技師、医療事務・・・
もう、批判されっぱなしの毎日。
普段、あまりキリスト教には興味がないのですが、このときばかりは、いい仕事してますねえ、と感心した次第です。
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