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Doctors Blog

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  先日、夜のニュースで麻酔科医不足を特集していました。麻酔科開業の先生やら、救命センターの麻酔科医やらのドキュメンタリーです。

  私自身が麻酔科で救急で、というからかも知れませんが、麻酔科医不足について報道されたことは、「そうだ!そうだ!」と思い、すなおに「これでチョットは楽になってくるかも知れない」等と甘いことを考えていたのです。

 が、いざ現実は、もっと厳しい。

 今が不足してにっちもさっちもいかなくなっているのです、明日の10人より今日の1人です。 

 

  又、病院つぶしの政策のため近隣の病院が次々と救急病院を降りていっています。おかげで、我がコンビニ救急も大繁盛です。

   デモ、このまま続くのかなぁ?過重労働も物ともせず日夜仕事をし続けている一部の熱心なスタッフの情熱に支えられている現状は、早晩きしみが来ると思うのだけど、、、、組織体として取り組むなどの手を打たなければなぁ。 

などと考えているといつもの救急請。

 

 「◎▽救急です、交通事故の3才の男の子の受け入れをお願いします。」

 エ、?! 子供の外傷?

    ありゃりゃ???

        そんな遠方から?? 

「どんな程度ですか?」

「乗っていたワンボックスワゴン車の、出会い頭の事故です。後部座席に乗っていたため、車内で転がって前額部を打撲した模様です。」

「意識はどうですか?嘔吐してないですか?何か所見がありますか?」

と矢継ぎ早に質問をし、で、出来れば、他の病院へなどと考えていたら

「歩行可能で、意識レベル清明、嘔吐ありません。」

「応急処置になるかと思いますが、それでよろしければどうぞ。」

 30分ほどして到着してみると、その子は元気に走り回っていましたので診察して無事帰宅となりました。

 一つ疑問に思ったことがありました。

 

 ナゼ、30分もかけて当院まで来たのか?と言うことです

 救急隊に「途中に最低5件は、救急病院があったはずだが?」と何で搬送したの?と言外ににおわせてきいてみると、

 待ってましたと救急隊から反撃の返事

 「小児外傷といっただけで、処置中とか専門じゃないなどあれこれ理屈を言って断られます。」 

「そ、そんなことはないでしょう。」

 「小児といっただけで、受け入れ先がうんと狭まり、まして外傷となると受け入れ先を探すこと自体が至難の業ですよ。」

ちょっと後ろめたい気になりました。

 

 これで断りゃあ、「たらい回し」。

親の気に入らなかったら「民事裁判」。

パーフェクトにいかなかったら「医療ミス」。

 一生懸命やっているのになぁ、ナゼか切ない。

 今回はとりとめない愚痴の連続でした、チョット疲れてるかも、、、

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  おかげさまで、アクセスのべ10万回を越えました。

 

感無量です、自分の書いたつたない文章をこれだけ多くの方に読んでいただけるなんて感謝以外何もないです。

    昨年11月3日文化の日に、なにか、文化的なことをしてみようと始めてみたのがきっかけです。

文化的活動かは分かりませんが、

「こんなことを世の中の片隅でやっているぞ」ということが少しでもわかっていただければ嬉しいです。

 忙しすぎて、更新できなかったり、あまりに反響が大きくてビビったりしていました。また、押し寄せてくる熱中症の治療をしているうちに、自分自身も夏バテとなりダウンしたりしていました。 あまり頻回に更新はできないかと思いますが、これからもよろしくお願いいたします。

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  タイトルから、艶っぽい話を想像していた方ごめんなさい。ちょっと違いますが、マァお読みください。

 

  先日、二十歳台前半の若者が急病で心停止、搬送されました。

 

   あの手この手で蘇生を試みましたが、PEA(心停止のモニター波形は見られるが脈を触れない状態)から抜け出られなくなり残念ながら救命できませんでした。

  母親は半狂乱、しばしば失神し、父親は、言葉を失い呆然として天井を仰いで涙するばかり。  病状説明しても事務手続きの話をしてもボーゼンとするばかり。まあ、当然のことでしょうけれども、ハテ、困ったと思っていると、二十歳台後半のお兄さんが駆けつけてくれました。

  「・・・・というわけで救急隊から含めると、かなりの時間蘇生処置をおこなっていますが効果が見られません。」

「分かりました、両親によく話をしてみます。」

    それからてきぱきと物事を進め、母親を慰め、時に説得し、父親を叱ってしゃんとさせたりしました。 

   後は、帰りの寝台車を待つだけとなったところで、

 

「すみません、しばらく弟と二人にしてもらえますか?」

 

そっと、部屋の扉を閉めてまもなく押し殺した声の嗚咽がかすかに漏れてきました。

 

   しばらくして、しずかになったところで声をかけたところ、また何事もなかったように振舞っていました。  

「あのおにぃさん、すごいですねぇ。」

 

「どうして?」

 

「あれだけ色々の事をテキパキこなして、しかも両親をぐいぐい引っ張っていったんですものねぇ。」

 

「それだけじゃないよ、弟さんのことはとっても大切にしていたんだろうねぇ、あの嗚咽は忘れられないよ。耳に残っているよ。胸が締め付けられそうだった。」

  ホントに惚れ惚れするような人でした。

 

 コンビニ救急は、いろんな患者と、いろんな家族・関係者が出入りします。

ヒューマンウォッチングには最高かもしれません。私も見習うことが結構あります。

 

 救命できなかった患者さんのご冥福をお祈りいたします。

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