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  暑い夏もほぼ終わり、「残暑が・・・」なんていう季節です。今年の夏が猛暑だったせいでしょうか、こんなことがありました。

  熱中症がらみの救急搬送に追われて、ようやく一息ついた午後11時ごろ

「やれやれ、一息つけるねぇ。」

「こういう時冷えたビールをキューと飲むと美味しいのですよ、ねぇ」

「そうだろうねぇ。。。」と気のない返事をすると

「あ、そうだ!センセは、飲めませんものねぇ、かわいそ、、、」

「しゃあないやろ、体質やモン!!」 と話していると、

救急隊から23才男性、居酒屋で倒れたとのことです。現在、歩行不可、意識レベルJCS3点です。かなりのアルコール臭がします。」

「分かりました、気をつけて搬送してください。」 

「ほらぁ、お酒の話しなんかしてたから、アルコールがらみの患者が来るよぉ!!」

「呼んじゃったんですかねぇ?」

「まあ、準備しようよ。」 

  救急車が到着して診察してみると中等度の急性アルコール中毒でした。せめて歩行できるようになってから、帰宅を、、、と考え点滴を始めました。

  程なく、ほぼ覚醒しトイレにも歩行して行けましたが、念のため入院を勧めました。ところが、「明日早くから仕事があるから・・・」とのことなのでやむをえず、口うるさく言って帰宅としました。

  それからもちょくちょく受診の患者さんが続き、午前5時ごろようやく仮眠を取ろうと横になったところ、

「○△救急から、急性アルコール中毒疑いの患者さんの問い合わせです。」

「今日は、多いねぇ。」

「多くありません、さっきの患者さんのようです。」 

「えっ!!どういうこと?」

「本人が、ろれつの回らない様子で、「夜に、うちの病院で点滴治療を受けた。」と言い張っているのですが点滴を受けたような病人が、朝まで飲酒することなんてありえますか?という問い合わせです。」

正確には無理ですが、身体的特徴から同一人物と思われました、

「たぶん当院で治療した患者さんであろうと思われますが、・・・」

○△救急は当院から、30分以上かかるところにあります。搬送に時間がかかるところであるため、直近の病院に搬送されました。

  あの患者さんは、ひょっとしたら、酔い覚ましに病院で点滴したのではないかと、密かににらんでいます。  

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