た、狸が梨食ってる!!
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2007.01.13 08:59 |  診療  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  た、狸が梨食ってる!!  | 推薦数 : 2

すわ!凍死?!

 先日の寒波の日。自宅で寝ていると、これまた玄関で寝ていた、愛犬が午前1時半ごろ、突然

「うぅ~~!、わんわんわん!!」

ナンダァ!ゴキブリでもいてびっくりしたんかいな・・

「わんわん、うぅ~~!」

ただならぬ声と思って起きて見に行ってみると、、、玄関の扉のスリガラスに約1mの大きさの白い影。

 何だろう?と思ったものの、うちの犬は雌だから不埒な牡犬でも来たか、と思って

「しっ、しっ、あっち行け!!」

いったん影が消えたものの、しばらくするとまた白い影が見えたので、

「コラ~~~!!!」

と叫んで追い返した積もりになっていたら、入り口の金具が、 

 

カシャン!! 

 

何だろうと思って近くにあった棒切れをもって恐る恐る出て見たら、、、、 

 

 白い毛のコートを着た腰の曲がった小柄なおばあさんがフェンスから出ようとしていたのでした。

 こんな時間に、見たこともないおばあさんが、なぜうちの玄関先をうろついていたんだろう?犬と間違えた照れ臭さと「なぜ?」という不気味さはあったものの思い切って

「どなたですか?何か御用ですか?」と尋ねたら・・・

「はぁ、ねえぇ、何でしょうかねぇぇぇ。」

「お名前をお聞きしているのですが?」

「はぁ、名前ねぇ、何でしたかねぇ?」

「こちらがお聞きしているんですが?」

「はぁ、、、」

だめだと思って、警察に連絡しお巡りさんの助けを借りることにしました。 

 賢明な皆さんはもうお気づきの通り、認知症のおばあさんが夜間徘徊して迷子になったようです。

  その間帰ろうとする、おばあさんをあれやこれや言って引き留めていました。

「どこへ行くのですか?家に帰られるのですか?」

「それが分かればねぇ、確かあっちだったような、、」

「今お巡りさんがくるから、一緒に帰りましょうネ。こんなに寒いからお巡りさんの車で送ってもらいましょう。」 

 お巡りさんが到着しても、同じで埒が明きません。交番へ連れて行くしかないかと困っているところへ、たまたま通りかかった人が知っているというので、お巡りさんが家に行き息子さんを呼びに行き、

 

一件落着!

 

 おばあさんが、言ってたのと反対の方角に連れて帰りました。 

 

次の日、救急室のNsに、こんなことがあったと話すると、

「凍死予備軍を助けたんですねぇ、家に居ても救急から離れられない運命ですかぁ?」と少々呆れ顔。 

同僚の先生に話しをすると、

「在宅の老人が増えてきたら、今回のような事例が増えるかも知れませんねぇ。」と考え込んでました。

 わが愛犬は、

「・・・・・」びっくりしたのか怖がって震えてました。

でも、吠えなかったら-3℃の夜中に徘徊して迷子になったおばあさんに気づかなかったでしょう。確かに凍死したかも・・・、よくよく考えれば一番のお手柄ですかネ。 

 

コンビニ救急には運ばれませんでしたが・・大騒ぎの夜でした。                    

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