| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
| 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
| 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
| 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
| 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
わがコンビに救急では、月一回土曜日の午後、BLS+AEDの講習会を開催しています。BLSって?AEDって?という方、心肺蘇生法のことです。しかも、方法が国際ガイドラインにのっとって行われるのです。AEDは半自動式の電気ショックの器械のことです。
えっ!! そんなこととっくに知っとるわい!? 失礼しました。
でも、最近このガイドラインに変更があったのです。それを伝達するための院内コースを開催しています。
目的は、心肺停止の第一発見者になったときに応援を呼び、応援が来るまで正確に対応できるようになることです。開始から3ヶ月やっと36人が、受講終了しました。
先日、受講修了者ががんばりました。!!
某所のがん末期で、しかも少し認知症がみられる80歳過ぎのおじいさんが内科病棟に入院していました。
「年齢も年齢だし」ということでがんの治療は希望せず緩和ケア中心でという方針になっていました。もしもの急変時については、まだ結論が出ていませんでした。
そのおじいさんが、急に意識消失して倒れたのです。第一発見者は、3日前に受講終了のAさん。
「大丈夫ですか?どうしました?」「・・・・・・・」:反応なし。
Aさん、すかさず、ナースコールで応援を呼び手順どおり心肺蘇生法を行いました。 応援が到着してみると弱いながらも脈が触れる状態まで回復していました。
家族に至急連絡を取ってみると、たまたま、おばあちゃんを連れてもうすぐ到着するとのこと。不思議な感じがしたものの血圧は、かなり低めで自分の呼吸があるかないか位でした。機械はつけないでくれとのおばあちゃんからの伝言なので、マスクで呼吸の補助をしたりしていました。
1分、2分が、無限の長さに感じられる頃、おばあちゃん到着。状況を話し、今後の見通しをあわせて話すと、
「このまま、私が手を握って送ります。」とおばあちゃん。
「死に目に間に合わないかと思っていたのに、よく会わせてくれました。もう充分です。このままにしてあげてください。」と。
その20分後おじいさんは永眠されました。 結果として、救命はできなかったのは残念でしたが、残された家族の方の納得される形は取れたと思います。
皆さんどう思われます?ちなみに、第一発見者で頑張ったAさんは、心肺停止にあたったのは今回が初めてだったそうです。
固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)
コメント
コメント一覧
このほど発刊された「AHA心肺蘇生と救急心血管治療のためのガイドライン2005(日本語版 中山書店)のP7からP12に倫理問題に関しての記述があります。
①医学的な治療が無駄か否かを決める要素は、生存期間とQOL(Quality of life)である。
②市民救助者も医療従事者も、傷病者の現在又は今後QOLを判断してはいけない。
③他の医学的治療と異なり、CPRは緊急治療に対する暗黙の同意のもとに、医師の指示なしに開始してよい。
④ヘルスケアプロバイダは、職務として心停止に出くわしたときにBLSとACLSを実施することが期待される。但し、
患者や正当な代理人が、事前指示DNAR(DoNotAttemptResusciation)で蘇生を希望していないことを表明している場合は、例外である。
救命処置の中止は、家族にとっても医療要員にとっても感情的に複雑な決定ですが、この最後の例外は、人間の尊厳に関わることで重要であると思います。
急変時の対応について、すべての関係者の話し合いの下、担当医の責任において明確にされていなかった点は残念ですがナースの取られた処置は批判されるところはないように思います。
コメントを書く