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今年は、例年に比べかなり多くの患者さんが発生しているとのことです。厚生労働省からは、ノロウィルスの大流行とのことで注意情報が流れて来ています。
我がコンビニ救急も例外ではなく、多くの胃腸炎の患者さんが受診されます。患者数の増加に伴い職員数の減少というありがたくない現象も起きています。職員自身が患者さんから感染してしまう場合と、職員の子供達が胃腸炎でダウンして、ママたちが看病のため休む場合とがあります。やむを得ない、お互い様とは思いつつ、仕事をしています。
患者さんの受診形態もいろいろです、救急車で搬送されてくる人から、這うようにして救急外来前で倒れ込む人などさまざまです。
「救急受け入れお願いします。」
いつになくのんびりした連絡で依頼が来ました。
「28歳女性、下腹部痛と下痢・嘔吐です。」
「今どんな様子ですか?」
「意識清明、血圧124の65、脈72、呼吸数18、サチュレーション97%、救急車まで歩行可能でした。」
「何分で着きますか??」
「約10分です。」
「気をつけて来てください。」
あれあれなんで救急車なんだろ、そんなに気軽に救急車でねぇ。。。。なんて考えていたら到着。
着いてみてびっくり、子供が3人ゾロゾロ降りて来ました。だ、誰が患者さん??と思って救急車内の方をみてみたら、ストレッチャーに誰か寝ている。
「患者さんは、こちらの方です。救急車に酔ったみたいで、収容後、嘔吐が2回ありました。」
「とりあえず中へ、、」
救急室内で、情報を得るため質問を始めました。
「いつからですか?」
「ついさっきです、急に気持ち悪くなってトイレではいちゃっていたら腰が抜けちゃって」
「それで救急車を呼んだのですね。」
「はい。」
「一緒に乗って来たのは、、、、」
「私の子供です。今誰もみてくれる人がいなくて。」
救急車に乗った、病院に来た、ということで、子供たちは走り回って大はしゃぎ。診療の差し支えになるので、子供の扱いになれたママさんナースに相手をしてもらいました。
お母さんを診察したところ、胃腸炎から脱水症状を起こしているようです。
「点滴が必要です、いいですね。」と言っていたら、
子供の相手をしていたナースが救急室に入って来ました。
「先生!、この子からだが熱くてナンカ元気が無いようです。こっちも、ちょっと診てもらえますか?」
一番下の2歳半の女の子が確かに半べそかきながら手を引かれていました。お母さんが心配なのだろうと思っていたのですが、診察したところ、ギョッ!体温38℃!呼吸音は大丈夫、腹部はガスがたまって張っている様子でした。
そこで、「お母さん、この子の調子はどうでした?」
「昨日から吐いたりするので、今朝も近くの医院さんにかかってお薬をもらっていました。」
そう言いながら、診察していると、顔色悪く少しぐったりしていました。
「お母さん、この子も一緒に点滴しましょう、脱水症状起こしているよ。」
しばらくして、おばあちゃんが来院、元気な2人の子を連れて帰りました。
点滴していたお母さんと子供は、点滴をしているうちに二人とも顔色が良くなり、スヤスヤ寝始めました。ママさんナースが、そろって眠っている姿を見て
「良かった!!気持ち良さそう。」
約2時間後に連絡を受けたお父さんが迎えに来ました。家族内で伝染ることや、予防することなどを伝え帰宅としました。
今回は、ママさんナースの大手柄です。目配り、気配りができる人がいて、コンビニ救急はよりパワーアップするのだと再認識しました。チーム医療の大切さを改めて考えさせられました。
子供の看病で欠勤しても仕方ないか、、、なぁ。
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