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このブログのペンネームが「た、狸が梨食ってる!!」です。
救急と狸なんて関係ないじゃないかと思われる方もごく少数いらっしゃるかと思いますが、以下のエピソードからひらめきました。
春のある日曜日、ポカポカ陽気でとろとろ眠い。今頃散歩したら気持ちいいだろうなぁ、当直誰か代わってくれないかなぁ。と、当直スタッフと話をしていたら・・・
突然救急入り口のドアが開いて、
「ケガしたから見てくれよ!」
オヤオヤ春の気分は終わりか。
「どうしました?」「タヌキにかまれた!」「エッ?」
こんな住宅地の近くにタヌキなんざいないだろうと思って怪訝な顔をしたら。
「そろそろ、用水路を掃除しようとしたら、がぶっと咬まれて、てーっと逃げて行った。走る姿は絶対タヌキだ」
「災難でしたネェ」
と傷を診てみると、確かに牙の刺さった後が右手の平と手の甲にそれぞれ4カ所。そのうち2カ所は結構深い傷でしたが、深い小さな傷は縫合してはならないのが鉄則です。基本どうり充分洗った後消毒して破傷風トキソイドを打ちました。もちろん説明の時に必要性を充分に話をしました。
「タヌキは、歯を磨かないから、口腔内にどんな菌を持っているか分からないし、特に怖いのは破傷風菌です。破傷風はねぇ、口が開かなくなったり息ができなくなったりする病気ですヨ。これは、予防するのが一番で発症したら、死んでしまう人もいるくらいだから。それに、野生のタヌキは、ねぇ・・・」
と、狂犬病の話を仕掛かってはたと困りました。はぁ、タヌキねぇ。タヌキは、猫より犬に近いって聞いたことあるぞ、でも、狂犬病はあるけど、狂ニャン病、狂ポンポコ病は聞いたことないぞ。・・・あれこれ考えながら、狂犬病の説明をしておきました。明日くれぐれも受診し続きの処置が必要と話し、何かいつもと変わったことがあれば救急車でくるようにと話し帰宅してもらいました。
後で調べると、狂犬病はタヌキにも感染し得ることを知り、また、保健所に問い合わせると少なくとも流行地ではないとのこと。ホッと胸をなでおろしました。
このことが強烈に印象に残っているので狸とつけました。
エッ、わたしの体型のまんま?? そ、それもありかな!
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