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  当直続きの時に、ちょっと風邪を引いてしまっ
たのを無理して仕事をしていると、急に目の前
がグラグラして来て、ビックリ。

「すっごい地震があったねェ」

「なにいってんですか?そんなモンありませんよ。」

「いや、絶対あった。」

「熱でもあるんですか?一回測って見たらどうです?」

「そんなこと無いって、でも身体ダルイから測るわ。」

ではかって見たら、37.1度。やっぱりゆうべソファでうたた寝したのがまずかったか。のぞき見たナースが、勝ち誇ったように。「ほらやっぱり、くすり飲んでとっとと寝た寝た!患者さん来たら起こして上げるから。地震なんて無いでショ!」で、ちょっと横になっていつの間にやらウトウトしていたら風邪薬が効いたのかしばらくするとジワーッと汗をかいてすっきりして来たところへ救急車の依頼。

「お願いもうちょっと寝かして!」の願いも空しく、

「55歳女性、突然のめまいのため救急要請です。後10分で到着します。」

「バイタル教えてください。」

「血圧130の80脈拍80SpO2 96%です。」

「めまい以外の症状はありますか?」

「歩行不可、嘔吐一回、絶えず吐き気があります。」

「後どのくらいで到着ですか?」

「約10分です。」

「気をつけて来てください。」

救急室でスタンバイしていると、病棟からの手伝いのナースがおりて来て、

「何なんでしょうね。めまいぐらいで救急車できて、・・・」

「そうは言うものの歩けないんだし、病気のことをある程度知ってる医療関係者とそうでない人では受け止め方が違うんだから、」「でもめまいなんて大抵寝てれば治りますよ、」

「寝てても治らなかったかもしれないじゃないか、患者さんにとってつらいことはすべて救急なんだよ。・・・あれこれ言ってる間にサイレン聞こえて来たよ、サァサァ」

 

救急が到着し、患者さんが救急室内に運ばれて来ました。顔色悪くビニール袋を口元から片時も離さず、空えづきをしてました。

「何時からですか?」

「1時間前からずーっと気持ち悪くて吐きそうで吐けないんです。」

「ここ一日の間に何か変わったものを食べたり飲んだりしましたか?」

「いいえ、家族と同じものだけです。」

「目が回るのは天井がぐるぐる回るような感じですか?それとも横にピュンピュン飛んで行くようですか?」

「ぐるぐる回る感じがします。」

「原因検索は、徐々にやっていくことにしてまずめまいの止まる治療から始めましょう。」

点滴を始めて、1時間くらいたった所で見に行ってみると、

「もう治りました。帰ります。」と立ちかけたらやっぱりだめ、結局入院することとしました。  

 同じようなことが、結構、女性に多く家庭生活が一段落し、子離れもし、さあこれから色々やろうという時に限って多いようです。年齢的な変化というのもあるでしょうが、取り巻く人達にも同様に変化が起きている証拠です。社会的な環境要因に翻弄されてパニックになってしまう人もいるようです。 

 このようなケースケースは、後を立ちません。

 

心当たりの方は、ご自愛あれ。

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