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< 腫瘍内科 | メイン | 勤務医、辞めます! >
2008.02.09 11:35 |  診療  |  仕事 / 職場  |  出産  |  ねぼすけママ  | 推薦数 : 1

ちょっと複雑に幸せだったこと

うちの病院でちょっとした事件がありました。

 

 医局会(8時半~)中、院長が電話を受けてびっくりして、すぐに若手の内科医を連れてどたばたと。


ちょっと 離れた場所に座っていたので、お声がかからず「何?」と思っていたら、
院長が戻ってきて、「赤ちゃんが、、、赤ちゃんが、、、」と声にならぬ声。

 

行った医師は皆、子どもいないし、ちょっとちょっと、と思い、玄関へ行くと。

 

車の後部座席に、女の人が横たわり、生まれたばかりの赤ちゃんが、、、

皆、どうしていいかわからず、とりあえず婦長さんが赤ちゃんをタオルでくるんで。

おゆ、とか、へその緒切るために、かんし~とか叫んで行き来していたけど、とりあえず、赤ちゃんみると元気そうで、アプガーも良さそうなので、「とりあえず、酸素と吸引持ってきて、へその緒はこのままでいいから、聴診器持っている人胸の音きいて~(その時持たなかったので)」と、救急車よんでも動けそうにないので、そのまま、近くの産婦人科に連れて行ったのでした。

 

私と、最近出産した看護師二人で、分娩台に妊婦さんがのり、赤ちゃんが無事なことを確認して、帰りは、「(お母さんは17歳だったので)あの子、育てられなかったら、私たちもらってもいいのにね、、、」と話しながら歩いて帰りました。

 

急性腹症ということで、お母さんとおばあちゃんがつれてきた(赤ちゃんのおばあちゃんとひいおばあちゃん)のだけど、受付の人が、「動けないので」と呼ばれて見に行った時には、頭がもう出ていたそうで、受付の人は、その日はかなり興奮していました、、、(当たり前か、、、)

すぐに婦長さんがよばれて、行ったときはまだ頭だけだったけど、私たちが行くまでたぶんものの数分。こんなに、赤ちゃんって簡単に生まれるね、、、

 

(一日以上陣痛に苦しんだ者としては、、、)

 

おばあちゃん(17歳の子のお母さん)、ひいおばあちゃん(おばあちゃん)は、何がどうしたものやら、、、と言う感じ(当然か)でしたが、私も、たぶん皆も、今後大変だろうなと思いながらも、生まれたばかりの赤ちゃんに接しただけでもなんとなく感動があるのでした。

いつも、死ぬことばかりに面しているから、、、、

 

困っているはずのひいおばあちゃんからも、「男の子ね?女の子ね?元気ね?」と聞かれた時には、どんなに困る状況でも赤ちゃんが生まれることは、本当に幸福なことなんだって、思ったよ。

 

もちろん、17歳で、親も気づかなかった(というか、気づいてたと思う。おばあちゃんが、「5月から生理がなかったけど何も言ってくれなかった」って言っていたから)そのこにとっても、とても問題なのは分かりますが、、、赤ちゃんの姿自体が、幸福なんだなあって、、、皆、複雑ながらも、幸福を分けてもらったような、、、

 

もちろん、病院にもどっても、理事長はじめ、その話題で騒然としていました。
院長は、後で、「そうだよね~皆子どももたない人ばかりだった、、、先生とか××先生(3児の母)に声をかけるべきだった~」とのことでした。

 

 

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