19時より、府中地区医師会学術講演会
製品紹介
ご講演「日本人2型糖尿病のインスリン治療を考える」
J大学大学院教授 K先生
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=937071077&owner_id=5229419
とても有意義なご講演でした。
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15:45より、講演会
製品紹介
開会挨拶 省略
一般講演2題 省略
特別講演
「外来診療でインスリンアナログ製剤をいかにつかいこなすか? 」
J大学医学部内科学准教授 H先生
インスリン療法の現況
・専門医の職人芸?
・専門医の卓越した経験に基づくさじ加減?!
・糖尿病専門外来は、どこも超満員、超多忙!
・その結果、糖尿病専門病院でも、基本は入院で導入
・一方、クリニックでずっとSU薬を使って、「様子」を見てきた患者も、限界が来れば入院
専門医が入院で導入となると、インスリンが必要な患者の何割かに絞られる。
N病院インスリン導入外来
1年で約100人の外来インスリン導入の紹介!!
平均HbA1cは、10.5%
外来インスリン導入
・専門医だけでなく、GPにも行えることが前提
・できれば、1~2種類のインスリンですませたい
・低血糖の頻度が少ない方法
・社会生活にインスリンを合わせなければならない
・コメディカルと共にチームで対応することが必須
・できるだけシンプルに始めるが、行き詰った時に、次のステップに自然に進めることができなければならない。
・インスリンを開始して、急激な血糖コントロールの悪化を来さないレシピが必要
どんなレシピが外来導入にふさわしいのか??
持効型溶解インスリン
SU剤効果不十分例におけるランタスの上乗せ効果(BOT)
主役は、経口薬。インスリンは、サポーター。
HbA1c9.7%→7.6%に
ランタス投与タイミングによる効果の差:朝食前でも寝る前でも同様に下がる。
皆、HbA1c2%下がっている。(皆打っているということ。コンプライアンスがいい)
ただし、6ヶ月で下がりが悪い人は、HbA1c8%でとどまっている。
(確かに効果あるが、限界もある。)
BOTが上手くいかないときは、段階的に強化療法へ!
BOT→Basal Plus→Basal Bolus
JUN-LAN STUDY7
2型糖尿病で、SU薬+ランタスで効果不十分な人に、超速効型インスリンを足していく。
・BOTに超速効型を1回追加しただけで、HbA1c8.13%→7.07%
・BOTに超速効型を1回足して、HbA1c8.10%→7.82%、2回足して7.37%
・全症例で、HbA1c8.12% 1回足して、7.51%。
その後、1回のまま群10例、2回足した群6例で平均7.19%に
日本では、過去も現在も、混合型2回を入院で導入するのが主流
SU剤2次無効の血糖コントロール不良患者
↓
入院にて、超速効型3回の強化療法(or4回)でコントロール
↓
良好なコントロール得られれば、2回打ちにして退院。以後、外来で。
本当に2回打ちが最も優れた治療レシピなのか?
混合型2回打ちは、入院中(規則正しい食事と暇だから運動もする)は、素晴らしいレシピだが、退院すると、困ったことに。
・昼食後、夕食後に運動できない
・昼食を時間通り取れない。
(夕食の場合も、夕食前に同様の状態となる。)
・低血糖、反動により過食
入院時に、主治医も患者も良好なコントロールを一度見ていることがかえって問題!
LAPTOP Study
経口薬+ランタス vs 混合型2回打ちで効果に差はなかった。
低血糖は、混合型に多かった。
混合型2回は、入院に近い一定した食事と運動(特に昼食後)によって、初めて良好なコントロールが得られる。
なぜ、インスリンの外来導入に超速効型インスリンを用いるのか?
1.食後高血糖を改善
2.低血糖の頻度が少ない
3.食前30分待つ必要がない。食後にも注射可能。
4.食事の時間に合わせて注射できる。
超速効型インスリンを用いた外来導入(SU剤二次無効の2型糖尿病)
リスプロ×3 2~4単位×3で開始
1,2単位ずつインスリン増量し、それでも、FPG≧140なら、
↓
リスプロ×3 + メトフォルミン
それでも、FPG≧140なら、
↓
リスプロ×3 + NPH or ランタス
これまでの血糖降下薬はどうするのか?
1.SU薬は内服していたものを1錠のみ、朝1回で残す。
2.αーGIは、いったん中止とする
3.メトフォルミンやアクトスは、かなり効果ありと判断される場合以外は、中止
4.できるだけ、インスリン始める以上は、内服薬を整理するという方向で。
SU剤少量残す理由
1.いくら2次無効とは言え、SU薬はある程度基礎分泌を刺激しており、中止による急激な基礎分泌の低下は、空腹時血糖値の上昇につながる。超速効型では、基礎分泌を補充することはできず、いきなり、基礎インスリンの補充も必要となる可能性があるから。
2.もし、初日にインスリン指導したが、うまく出来なかった場合は、薬物治療をすべて中止したのと同様な状態を招く。
SU薬剤とメトホルミンの併用を駆使することにより、基礎インスリンを必要とする確率が低下する。
血糖自己測定(以下、SMBG)
導入初日には、始めないし、勧めない。
→SMBGは、インスリン注射よりず~っと痛いから。
・初日にインスリン手技と同時にSMBGを教えるのは煩雑
・痛いので、導入の決定を反故にする可能性あり
・インスリンを少量から開始すると、血糖値それほど改善しないので、かえってストレスとなる。
・診察室で必ずSMBG機を使って血糖検査を行い、SMBG機の存在のみ知らせる。これに、患者が興味を持つのを待つ!
最後は、basal-bolus法になるが、1種類のインスリンで出来ないか?
アナログインスリンを含んだ混合型インスリンの新しいレシピ
mix50の3回法
リスプロ50/50開始・切り替え後のHbA1cの推移
対象と方法
1.未治療群11名
2.インスリン2種類以上、1日3回以上注射群11名
3.SU剤二次無効10名
→外来にて、mix503回打ちを開始し、3,3,3や4,4,4で。
HbA1cの改善は、
1群:10.9→6.7 自覚症状が翌日より改善。
2群:8.6→8.2
3群:8.9→7.3
mix50 3回注射は、ひそかなブーム
比率は、2:1:2
1.基礎分泌・追加分泌同時に補うため、素早い血糖コントロール
2.基礎インスリン必要とする患者でも、1種類の注射剤でよい
3.容量設定のアルゴリズム(責任インスリン)は、超速効型と同じでいけそう。
4.低血糖あまりない
3回打ちが良いのはわかっているが、2回打ちの患者に、3回打ちに変更を納得してもらうのは、至難のワザ!
円滑な1日3回打ち移行のための㊙テクニック
現在の混合2回注射
↓
mix50 2回打ちに変更
↓
mix50 3回打ちに変更
(最初は、3回打つのは土日だけでもいいと説明。)
健康な人と変わらないQOLの維持、寿命の確保を考えると、どのようなレシピがベストか?
休憩後
パネルディスカッション 省略
閉会挨拶 省略
とても、有意義なご講演でした。
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第57回尾道市医師会生活習慣病関連講演会
情報提供: 18:45~
特別講演:「超高齢社会に進む日本の新たなインスリン治療」
講師:K大学大学院医学研究科内科学講座老年内科学教授 Y先生
65歳以上の人口が総人口に占める比率
7%:高齢化社会
14%:高齢社会
21%:超高齢社会
超高齢社会は、日本のみ
高齢化社会から高齢社会への到達年数の国際比較
フランス115年
スウェーデン85年
西ドイツ、イギリス45年
アメリカ75年
日本は、25年。10年で、超高齢社会に(2005年)。2013年には、25%に。
出生率・合計特殊出生率の年次推移(日本)
第1次ベビーブーム:4.32
第2次ベビーブーム:2.14
2005年:1.25(最低の出生数106万人)
2007年:1.34
日本の人口を維持するには、2.08必要
各国の合計特殊出生率
米国は、2.08を維持
フランス、スウェーデンは、2.08に近づきつつある。
対GDP比の比較
日本、米国<ドイツ<フランス<スウェーデン
人口減少このまま進んだら(朝日新聞2006年1月)
20世紀:83万人/年増加
21世紀:86万人/年減少
2100年:4109万5千人
2200年:852万人
3300年:人口0に
今後も進行する少子高齢化
小児人口(0~14歳):減少
生産者人口(15~64歳):2000年をピークに、以後低下
高齢者人口(65歳以上):増加
1997年に初めて、高齢者人口>小児人口
現在は、高齢者1人を4人で支えているが、2050年には、高齢者1人を1.3人で支える計算に
ここから、糖尿病の話
糖尿病患者増加。特に、60代、70代で増加。
尿糖+者における空腹時血糖値と75gOGTT2時間血糖値の相互関係(加西市集団検診)
→高齢者では、2時間血糖値が大(高齢者は、負荷をかけると異常出ることが多い。)
加齢に伴う耐糖能低下のメカニズム
・加齢に伴う体組成変化。骨格筋↓、脂肪組織↑(相対的に)、インスリン抵抗性↑
・運動量の低下
・糖質過剰の食事内容
・インスリン初期分泌の遅延・低下(特に、日本人)
・加齢に伴うミトコンドリア機能の低下
2型糖尿病の治療(アメリカ糖尿病学会、ヨーロッパ糖尿病学会共同声明)
期待されるHbA1c低下値
食事・運動療法 1~2%
↓
経口剤1剤
↓ 経口剤で、0.5~1.5%
経口剤2~3剤
↓
インスリン導入 1.5~2.5%
インスリン治療患者の年齢分布
2型糖尿病:加齢に伴い増加
2型糖尿病治療戦略
ステップ1.経口剤単独
ステップ2.経口剤併用
ステップ3.+基礎インスリン
ステップ4.基礎+追加インスリン
BOT(basal supported oral therapy)
Treat to Targetの概念
目標値をできるだけ、健常人のHbA1cに近づける。
APOLLOスタディ
経口剤+ランタス VS 経口剤+リスプロ3回
→HbA1cは同程度下がった。空腹時血糖はランタス群の方が下がった。低血糖はランタス群が少なかった。
LAPTOPスタディ
ランタス+アマリール+メルビン VS 混合型インスリン2回
→ランタス群の方が、HbA1cよく下がり、低血糖も少なかった。
GOAL A1cスタディ
2型糖尿病の高齢者に対するランタス投与による血糖コントロール、安全性
→軽い低血糖(<70)はあったが、低血糖(<50)は少なかった。HbA1c下がった。
BOT有効性、安全性の比較
経口薬→ランタス1回 VS 経口薬→レベミル1回(必要に応じて2回)
→HbA1c低下度と低血糖頻度には、差がなかったが、
52週時の投与量と注射回数は、レベミルは2回打ちが55%で、インスリン投与量もレベミルが多かった。
各種インスリンの作用動態
レベミルは、NPHとランタスの中間に位置する。
U先生(N大)によると、1型糖尿病患者の超速効型インスリン(ヒョーマログ)の使用実態は、
・QQQ+NorUを1回 28.6%
・QQQ+Nを2~3回 16.9%
・CSII 1.2%
・その他の使い方が、53.3%
オーダーメイドインスリン療法
RRRN→QQQL
一人ひとりのライフスタイルにあった小児・高齢者におけるオーダーメイドインスリン療法
Mix-R-Q-Lから、Lの隔日投与まで
ランタス注ソロスター
・操作が簡単なキット製剤
・注入時の押し込みが軽い
Haakスタディ
総合評価:ソロスター>フレックスペン>ヒューマカート、(ログ)キット
老年病の特徴と薬物療法
高齢者は、
・多疾患を合わせ持つ
・多ドクターにかかる
・多剤併用となる
・薬剤の副作用
・症状が非典型
・腎機能↓
・ADL、QOLを損なう
老年医学的総合機能評価法における3つの構成要素
○身体面(病気とADL)
○精神・心理面(認知症、うつ病)
○社会・経済性(介護・住居)
3つの○の交わったところ:生活機能
高齢者総合機能評価
CGA Comprehensive Geriatric Assessment
1.身体機能
2.認知機能
3.基本的ADL
4.社会的ADL
5.主観的幸福度
6.うつ
7.社会的サポート
8.経済余裕度
認認介護:軽い認知症患者が、重い認知症患者を介護
どちらかが亡くなったら、56%は、長男の嫁が介護することになる
高齢者を対象としたCGAの実際
糖尿病、非糖尿病、認知症の比較
2.認知機能(MMS)のみ、差がついた。非糖尿病>糖尿病>認知症
他の項目では差が出なかった。
糖尿病 VS 早期認知症における、MMS下位項目の比較
糖尿病群:注意力↓
早期認知症群:時間見当識↓、遅延再生↓
健常高齢者糖尿病 VS 虚弱高齢糖尿病(自立できない。介助必要)
→虚弱群の方が、年齢↑、罹病機関↑、インスリン治療↑
高齢者糖尿病の虚弱となる主な原因
1/3は、認知機能の低下
・視力障害
・脳血管障害後遺症
・末期腎不全
虚弱高齢糖尿病における総合機能評価
MMS:在宅22.9%、非在宅16.7%
キーパーソンの存在:在宅91.4%、非在宅46.8%
2型糖尿病における認知症の相対危険度
・久山町スタディによると、血管性認知症2.8、アルツハイマー型認知症2.2
・いろいろなスタディを総合すると、血管性認知症2~3倍、アルツハイマー型認知症はデータのばらつきあり。差のないのが多い。
・Rotterudamスタディによると、血管性認知症2.0、アルツハイマー型認知症1.9
アルツハイマー専門誌:アルツハイマーは、3型糖尿病
ロジグリタゾンを早期のアルツハイマー患者に投与
→認知機能の低下を遅らせた。
The 'CNS hypothesis'
高インスリン血症は、脳のインスリン濃度が減る。
記憶とインスリン、インスリン受容体
高インスリン血症とアルツハイマー病
・脳内のインスリン作用の障害
・Aβの脳からのクリアランスの障害
・脳での炎症と血管内皮障害
糖尿病における認知症の発症機構
糖尿病
↓
発症機構
・動脈硬化(脳梗塞)
・細小血管症
・糖毒性
・インスリン
↓
脳の病変
血管性認知症、加齢、アルツハイマー型認知症
↓
糖尿病性認知症
老年症候群 Geroatroc Syndrome(I先生)
糖尿病
↓
高血糖
・
・
・ etc.
↓
老化
糖尿病患者は、男女とも寿命が10年短い
高齢者のHbA1cの目標に関しては、エビデンスなし
質問コーナー
・低血糖は、認知機能を低下させる。
脳はブドウ糖以外にいろいろなものを栄養源に。
しかし、高齢になると、ブドウ糖のみに。
高齢になると、末梢と脳の血糖値に差がでる。
脳を守る意味で、血糖値は高めにという考えもあり。
エビデンスはないが、高齢者では、HbA1cの目標値=年齢/10という考え方も
大血管障害、細小血管症を起こさないためには、HbA1cは6.5~7に
ということで、大変有意義な講演でした。
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19時半より全国TV・PC講演会
激変する世界の糖尿病治療2008
~ADAの話題を中心に~
J大学 K先生
T大学 K先生
有意義なご講演でした。
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18時45分より
循環器シンポジウム~高血圧~
Opening Remarks
M先生(H大学大学院病態探求医科学講座脳神経内科学教授)
基調講演
司会:K先生(H大学大学院医師薬学総合研究科循環器内科学教授)
①「高血圧と慢性腎臓病」
K先生(K大学内科学教授)
CKDの定義
CKDは、心血管病の危険因子
CKD発症のリスク因子
・加齢
・血圧上昇(130/80以上)
・耐糖能障害、糖尿病
・肥満、BMI増大
・脂質代謝異常
・喫煙
重複するとリスクはさらに高まる。
腎障害の変遷:腎炎(1980年代)~CKD(2000年代)へ
内圧は一定 ~50mmHg
輸入細動脈 自動調節能
正常では、自動調節能が働き、糸球体内圧一定だが、
高血糖、糖尿病、肥満、メタボリックシンドローム、高血圧、高蛋白食で、自動調節能が破綻し、全身血圧依存性糸球体高血圧となる。
糸球体血圧を知りうるか?
→アルブミン尿が、糸球体血圧を反映する。
アルブミン尿を見る(動画)
正常糸球体 肥大糸球体
内皮細胞障害により、アルブミン尿が生じる。
糸球体高血圧
↓ ↑ →アルブミン尿
内皮機能障害
微量アルブミン尿は、微量ではない。
さらに微量から心血管病リスクが上昇
アルブミン尿の程度による心血管病予後(HOPE試験)
→微量アルブミン尿の前段階からイベント増加
アルブミン尿と蛋白尿は異なる。
アルブミン尿は、経度の蛋白尿ではない。
・質的に異なる
CKDの発症・進展過程
CKDに適した降圧薬
1.糸球体降圧力
2.内皮保護力
②「高血圧と糖尿病」
K先生(J大学大学院教授)
ACCORD試験の中間解析結果についての考察
ADVANCE、VADT、ACCORD試験結果についての考察
2型糖尿病は、治療が遅れれば遅れるほど、大血管障害の発症阻止・進行阻止は難しくなるので、診断直後からの統合的な治療が必須!
高血圧患者が、糖尿病を発症していないか、チェックが必要。
ARBの膵β細胞保護作用
パネルディスカッション
「症例から考える降圧療法」
司会:M先生(S病院院長)
F先生(T大学大学院医学系研究科内科学教授)
各症例ごとに、出席者が回答し、設問ごとの答えのパーセントが表示されるシステム
司会の2先生は、JSH2004のガイドラインとの関連を、該当箇所で解説された。
症例1:CKD合併高血圧
K先生(K大学内科学教授)
ARBが第一選択。
オルメテック投与により、血圧も蛋白尿も下がるが、蛋白尿の下がる割合の方が大。
CKD合併高血圧
オルメテック20処方
↓
血圧130/80
アルブミン尿+なら
↓
ARB増量オルメテック40に
ARBを高用量・長期使用で、寛解も期待できる。
臓器保護効果は、降圧力と相関する。
ARBで下がらないとき、どの降圧薬を併用するか?
Ca拮抗薬
L型Caチャネルをブロックする。
L型Caチャネルは、上流にあり、下流にはない。
Ca拮抗薬投与により、輸入細動脈拡張、輸出細動脈収縮
Ca拮抗薬投与で、糸球体血圧上昇の可能性あり
Ca拮抗薬の強さに隠された宿命
Ca拮抗薬は、腎保護を苦手とする。
この課題を克服したCa拮抗薬が開発された
→カルブロック
カルブロックは、心拍数を下げるが、アムロジピンは、心拍数を上げる。
CKD患合併高血圧患者に対するカルブロックの効果
・カルブロック:心拍数↓、尿蛋白下がる
・アムロジピン:心拍数↑、尿蛋白下がらない
症例2:糖尿病合併高血圧
K先生(J大学大学院教授)
第一選択薬は、ARB
StenoⅡスタディによると、
HbA1cと血圧のコントロール目標達成率は低かった。
カルブロックには、抗酸化作用あり。
RA系薬+カルブロックにて、
酸化ストレス、炎症マーカーは、↓
アディポネクチンは、↑
症例3:メタボ合併高血圧
K先生(H大学大学院医師薬学総合研究科循環器内科学教授)
第一選択薬は、ARB
徹底した自己管理必要
服薬のコンプライアンスが悪い場合は、例えば、スタチンは夕食後投与が望ましいが、飲み忘れが多いようなら、朝の降圧薬(long actingのもの)といっしょに内服してもらい、1日1回の内服ですむ工夫を。
RA系抑制によるインスリン抵抗性改善メカニズム(可能性)
CASE-J
BMI大ほど、ブロプレスによる恩恵が大きかった。
オルメテックは、ラットにおいて、
脂肪細胞のサイズを縮小させた。
インスリン抵抗性を改善した。
血中アディポネクチン濃度を上昇させた。
症例4:脳梗塞合併高血圧
O先生(H大学病院脳神経内科診療准教授)
SPARCL研究
ストロングスタチンにより、脳卒中再発16%抑制
ただし、脳出血のリスクあるので、しっかりと血圧を下げ、脳出血予防必要
アクトスにより、脳卒中再発抑制
降圧療法が基盤
MATCH研究
アスピリン、クロピドグレル併用は、脳出血のリスクが増加
脳梗塞再発予防に関しては、単剤と2剤併用で差はなかった。
→クロピドグレル単剤投与を。降圧で脳出血予防も。
PROGRESS
コバシルで、脳卒中再発抑制
脳卒中二次予防
下げれば下げるほどよい。降圧に応じた降下
夜間早朝高血圧が、脳卒中再発の危険因子
→早朝高血圧を管理できる降圧薬を
オルメテックによる脳梗塞慢性期における脳血流量と、認知機能の改善効果
Closing Remarks
K先生(H大学大学院医師薬学総合研究科循環器内科学教授)
とても、有意義な講演会でした。
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糖尿病治療の新戦略を語る会
19時半よりOPENING REMARKS
(H大学病院内分泌代謝内科診療准教授 Y先生)
日本糖尿病協会療養指導医、登録医の説明
19時40分より特別講演
「日本人の病態を考慮した2型糖尿病の治療戦略」
(K病院院長 S先生)
日本人は、白人に比べ、インスリン分泌が少ない。
アジア人型糖尿病は存在する。
日本人含め、アジア人は、糖尿病発症しやすい。
(農耕民族で、インスリン分泌が白人の50%)
メタボリックシンドロームは、糖尿病の危険因子であるが、これに重点を置きすぎると、多数の2型糖尿病を見落とす。
60%は、非メタボのインスリン欠乏
40%が、インスリン抵抗性のメタボ
JDCSスタディによると、
メタボ型と非メタボ型で、冠動脈、脳動脈疾患の発症に差はない。
インスリン抵抗性は、2型糖尿病、心血管疾患における唯一の病因ではない。
3つの氷山
・インスリン欠乏
・メタボ(インスリン抵抗性)
・高血圧、LDL、喫煙
EDICスタディによると、早期からの治療が必要
ADOPTスタディ(肥満糖尿病患者対象)
オイグルコン、アマリールは、B、Tに作用
ラスチノン、グリミクロン、グリニド薬は、Tに作用
SU薬、グリニド薬は、β細胞を疲弊させるか?
→高血糖がβ細胞を疲弊させる。
インスリン分泌促進薬の使用限界量と、有効限界量
オイグルコン:10、5
グリミクロン:160、100
アマリール:6、5
スターシス:270、270
有効限界量でHbA1c8%以下に低下しないものは無効と判断する。
低血糖に対する教育の重要性
同じHbA1cを達成したときの低血糖発現率
オイグルコン>アマリール
60才以上は、オイグルコンで、高血糖、低血糖になる。
低血糖と心筋虚血の問題から、オイグルコンは使用されなくなりつつある。(アマリール、グリニド薬は影響なし)
インクレチン製剤の話
日本糖尿病協会療養指導医、登録医の話。
有意義でした。
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松永沼隈地区医師会学術講演会
演題:「2型糖尿病の診断と治療」
講師:K大学医学部 糖尿病性血管合併症病態治療学講座准教授 Y先生
初期の糖尿病を見つけるには、食後血糖値が重要。
高血圧管理も重要。そんな話でした。
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第12回備後糖尿病フォーラム
総合司会 C病院糖尿病・腎臓病内科部長 I先生
一般講演
「経口血糖降下薬投与中のHbA1c上昇の成因を考える」
N病院糖尿病専門部長 H先生
特別講演
「糖尿病治療におけるチアゾリジン誘導体の多面的効果」
Y大学大学院医学系研究科病態制御内科学教授 T先生
有意義でした。
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19時半より、深安地区医師会学術講演会
話題提供「セイブル錠の使用経験」
Tクリニック副院長 F先生
セイブルが有効だった症例を中心に話されました。
特別講演「最新の経口糖尿病薬による治療とその展望」
O大学病院・腎臓・糖尿病内科講師 W先生
糖尿病治療における治療ターゲット分子
1.αーGI
αーGIについて
2.スルフォニル尿素受容体
グリニド薬、SU薬について
3.PPARγ
アクトスについて
4.AMPキナーゼ
メトホルミンについて
5.GLP-1
インクレチンとGLP-1
GLP-1
1.インスリン分泌促進
2.低血糖の危険少ない。
3.β細胞の再生
4.グルカゴン分泌抑制
5.食欲抑制
GLP-1を直接注射すると、DPP-IVに不活化されてしまう。
GLP-1アナログ(アメリカ大トカゲの唾液から)
人間のGLP-1に似ており、DPP-IVに不活化されにくい。
DPP-IV resistant GLP-1 receptor agonist
DPP-IV inhibitor
最後のスライド
糖尿病は、全身病。
糖尿病の創薬ターゲットは、全身臓器に存在する代謝調節分子
有意義でした。
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