ちんすけ
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2009/12 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着コメント

新着トラックバック

月別アーカイブ

2009.12.08 23:43 |  講演会  |  呼吸器  |  ちんすけ  | 推薦数 : 1

12/8気管支喘息講演会

第238回福山胸部疾患研究会学術講演会

製品紹介

特別講演

『新規薬剤導入における喘息治療の幕明け』
D大学K病院呼吸器内科教授 S先生

気管支喘息ガイドライン作成の経緯

JGL2009ガイドライン改訂のポイント
1)治療目標
無症状を完全なコントロール状態とする

2)長期管理の段階的薬物療法
重症度ではなく、治療内容の強弱に沿った「治療ステップ」とする。
(GINA2006と同様)

3)エビデンスの表記
エビデンスレベルを4段階で。A~D

4)高齢者、難治性喘息に対する治療の強化

5)JGL2006以後の新薬に関する記述

新薬の位置付け
●吸入ステロイド薬
 ・ブデソニド吸入液(小児向け)
 ・モメタゾンが追記
 ・粒子径について

●配合剤(ICS/LABA)
アドエア、シムビコート
アドヒアランス向上、LABAの単独使用を防ぐ

●LTRAと抗アレルギー薬を区別

●抗IgE抗体の追記
 ステップ4にゾレア
 経口ステロイドは、短期間の間欠的な投与を原則とし、可能な限り、連用を回避する。

喘息予防・管理ガイドライン2009
吸入ステロイド薬が喘息治療の中心
ステップ1でも、吸入ステロイド薬がベース

ドクターは、「発作増悪抑制効果の持続」を重視しているが、
患者は、「効き目の速さ」を重視している。

発作治療薬を週1回以上使用している患者の割合は、60.5%
発作治療薬を処方されている患者の60%は、コントロール不十分であった。

ガイドラインの治療目標は、
症状治療「現在のコントロール」と
炎症治療「将来のリスクを減らす」こと。

抗炎症に対するICS/LABA

タバコ吸ってると、吸入ステロイドが効きにくくなる

喘息患者の30%は、喫煙者

ICSとLABAの併用で、抗炎症効果が強くなる
ICS高用量と同等の効果に
1+1=3~4の効果に

シムビコートは、発作治療薬と同様の速やかな効果発現を示す

シムビコートは、吸入1分後から、有意に呼吸機能を回復させる

シムビコートに含まれるホルモテロールは、効果発現が早く、効果持続時間が長い

シムビコートの即効性に対する患者満足度は高い

中枢から末梢の気道まで最も効率よく到達・沈着しやすい粒子径は、2~3μmである

シムビコートの平均粒子径:2.2~2.4μm
アドエアの平均粒子径:4.4μm

喘息症状の増悪因子
感冒 68.9%

好中球性炎症に、LABA有効

吸入ステロイドは、用量上がるにつれて、効果が頭打ちになる

FACETスタディ:ICSにLABA(Form)併用により、効果が4倍に
Bud200+Form>Bud800

ICSにForm併用により、呼吸機能改善し、増悪も少なくなる

シムビコートの方が、パルミコート+ホルモテロールよりも、速く効果がでる。
夜のピークフローの改善も、症状スコアも。

シムビコートのSMART療法
シムビコートを短時間型として使用(日本では適応がない)
1日2回吸入+要時吸入
→重篤な喘息増悪に対する予防効果あり

AMD=Adjustable Maintenance Dosing
調子の良い時と悪い時とで、シムビコートの量を変えられる
(アドエアは、1日2吸入と決まっている)

Adjustable dosingは、Fixed dosingに比べ、増悪の頻度を減らす
ICSの量を減らすことが可能

患者ニーズを満たす喘息治療
Phase1.速やかな症状改善
          ↓
Phase2.炎症0レベルの達成・維持
          ↓
Phase3.長期にわたる喘息コントロール

質問コーナー:省略

ということで、大変有意義なご講演でした。

終了時刻が21時前だったので、奇術クラブ例会は、さぼりました。

固定リンク