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2009.10.24 23:08 |  講演会  |  呼吸器  |  ちんすけ  | 推薦数 : 1

10/24喘息講演会(大阪)

リカちゃんと大阪・奈良へ旅行

14時頃ホテルに到着。チェックインし、講演会のあるホテルへ移動。

15時よりアズマネックス発売記念講演会

開会挨拶

基調講演
「生体防御メカニズムと免疫・アレルギー疾患を考える
ーToll like receptorが果たす役割とはー」
O大学免疫学フロンティア研究センター教授 A先生

省略

記念講演

●講演1「アズマネックスの製剤特性および臨床成績」
シェリング・ブラウ株式会社 Tさん

モメタゾンの歴史

1987年 コルチコステロイド17位エステル構造の最適化研究

1993年 外用剤、フルメタ軟膏・クリーム・ローション

2008年 点鼻薬 ナゾネックス

2009年 ドライパウダー吸入剤 アズマネックス


製剤特性

相対的ステロイド受容体親和性:アズマネックスが一番大

ドライパウダー製剤の薬物動態
血漿蛋白結合率は、アズマネックスが99%で、一番大
→全身性作用に高い安全性

平均粒子径:約2μm(ドライパウダー製剤で、一番小)
肺内送達率が40%(ドライパウダー製剤で、一番大)

フルタイドとの比較試験
フルタイドと比較し、有意にPEFを改善

長期投与試験(52週)
起床時、夜ともPEFを有意に改善
安全性:血清中コルチゾール濃度は、投与前と変化なかった
血清中オステオカルシン:投与前と有意差なし
骨塩量:投与前と有意差なし

海外臨床試験(パルミコートとの比較)
パルミコートに比較して、有意にFEV1を改善

デバイス
アズナネックスツイストヘラー
患者さんの吸気流速に関わらず、薬剤が安定して放出される

簡便で使いやすいデバイス
1.キャップを開ける
2.薬剤を吸入する
の2ステップで。

他のドライパウダー製剤は、3ステップ

ロックアウト機構
薬剤なくなると、キャップが開けられなくなる

●講演2「喘息治療の現状と今後の課題」
S大学医学部内科学第三講座准教授 T先生

6年間隔での喘息症状アンケート調査によると、
・連日症状は、下がってきている
・連日の呼吸苦は、減ってない
・症状全くなしは、増加してきている
・日中影響なしは、打ち止まり
・救急受診なし、60%から80%へ増加

先生は、吸入ステロイドは、全種類あった方がいいと考えている

粒子径の小さな薬剤が、末梢気道に沈着することは重要だが、
粒子径の大きな薬剤が、中枢気道に沈着することも重要である。

いくら粒子径が細かくても、吸う速度が少ないと、肺に行かない

喘息で亡くなられた人の剖検によると、
中枢気道の好酸球は減っているが、末梢気道の好酸球は減っていない。

風邪ひくと、吸入スピードが落ちる。
→アズマネックスは、発作時、風邪引いたときでも、肺内に入る。

アズマネックスは、効果持続時間が長く、12時間以上効いている。

OPTIMAスタディ
軽症喘息患者における吸入ステロイド VS 合剤
→夜間に目覚めた日の割合、β刺激薬の使用回数、有症状では、有意差なかった
→軽症は、単剤でもいいのでは。

軽症間歇62.5%
軽症持続11.3%
中等症持続8.5%
重症持続17.7%

アズマネックスは、今のところ100だけ(200は治験中)なので、
まずは、軽症例に

中等症持続患者では、
アズマネックスは、フルタイドと変わらないパワーだった。

フルタイド:持続時間短い
アズマネックス:持続時間長い

アズマネックス VS パルミコートの試験では、
アズマネックス200は、パルミコート800よりも有効との結果が出ているが、
実際は、アズマネックス200とパルミコート400が同等と考えられる

吸入ステロイドの変更で良くなる例

Normal,Non-fatal Asthma,Fatal Asthma
患者により独特の気道リモデリングがあり、同じ吸入ステロイド使用していると同じ場所に沈着し、効果が減弱してくる

IOS
20Hz中枢気道抵抗
20-5Hz末梢気道抵抗

Fres(共振周波数)が最もいい指標

吸入ステロイド変更することにより、薬剤が行ってない所へ行くようになる

喘息治療の今後の課題
1.軽症に対する吸入ステロイドの普及
2.吸入ステロイドの減量方法、中止方法の確立
3.日常生活での息切れの症状が下げ止まっているので、粒子径の小さな吸入ステロイドで、より末梢まで治療
4.生活環境(受動喫煙含む)への介入をどこまで行うか
5.小児喘息既往社の成人での再発防止
6.高齢者喘息死を減らす

喘息治療の今後の展望
1.吸入ステロイドの上手な使い分け
2.合剤の使用方法
3.one way,one diseaseを念頭に入れた治療の守備範囲の拡大
4.wheezingのない症例に対するバイオマーカーを用いた評価
   IOS、FeNO、血液マーカー、呼気凝縮液

●講演3「実地医家から見た実践的喘息治療ーアズマネックスの使用経験を中心にー」
M医院院長 M先生

診断したら、
1.吸入ステロイド使用
コントロール不良なら、
2.吸入ステロイドの変更、末梢気道炎症を考慮
3.追加併用薬使用

DPI
簡便、残量がわかりやすい
ステップ1,2は、フルタイドディスカス、パルミコート、アズマネックスのいずれかで
ステップ3,4は、合剤か、+LABA

pMDI
吸気流速低下、末梢気道、局所副作用に
ステップ1,2は、キュバール、オルベスコのいずれか
ステップ3,4は、+LABA

吸入手技が未熟、アルコール臭が苦手なら、
ステップ1,2はフルタイドエアー
ステップ3,4は、合剤

吸入ステロイド単剤と合剤の使い分け
ステップ1.単剤考慮
ステップ2.単剤が基本。不良なら合剤
ステップ3,4
合剤or吸入ステロイド+LABA
末梢気道、局所副作用なら、キュバール、オルベスコ
合剤と、粒子径の小さな吸入ステロイドとの併用という手もあり

アズマネックスの特徴
1週目からPEF改善
ドーズカウンターあり
ロックアウト機構

9月14日~10月3日
他の吸入ステロイドからアズナネックスに変更した成人喘息患者63名:省略

まとめ

吸入ステロイド基本
使い分けは、使ってみないとわからない

ステップ2は、吸入ステロイド単剤でコントロール可能

患者さんごとに適切なデバイス:アズマネックスは条件を満たしている

●講演4「One Airway One Diseaseの観点から見たAsmanexへの期待」
D大学K病院呼吸器内科教授 S先生

One Airway One Diseaseの病態

アレルギー性鼻炎と気管支喘息は、炎症性疾患
アレルギー性鼻炎:IgE炎症性
気管支喘息:慢性炎症性

アレルギー性鼻炎と気管支喘息は、共通の免疫機構が関与
アレルギー性鼻炎と気管支喘息の罹患率は類似

アレルギー性鼻炎は、気管支喘息のリスクファクター

アレルギー性鼻炎により喘息発症のリスクが3倍になる

喘息患者の約80%がアレルギー性鼻炎を合併

合併頻度
アレルギー性鼻炎の喘息合併率:成人20.5%、小児57%
喘息のアレルギー性鼻炎合併率:成人59.4%、小児75%

Questionnaire
喘息:アレルギー性鼻炎の合併68.2%
小児喘息:アレルギー性鼻炎の合併59.7%
アレルギー性鼻炎:喘息の合併34.8%

上気道が下気道に及ぼす影響
1)鼻炎重症度と喘息症状の相関
2)喘息非合併のアレルギー性鼻炎の下気道に炎症あり
3)喘息患者の鼻アレルギー誘発試験で、6時間後に気道閉塞

上気道の下気道に及ぼす影響、可能性のあるメカニズム
1)下気道の保護的機能の低下、鼻閉による口呼吸
2)鼻漏などによる直接的な下気道への刺激
3)迷走神経反射
4)炎症性メディエータの血流を介しての下気道への作用
5)炎症性サイトカインの血流、骨髄を介しての下気道への作用

下気道の上気道に及ぼす影響
1)喘息患者の鼻粘膜組織の炎症
2)喘息非合併のアレルギー性鼻炎患者の下気道への抗原暴露による鼻粘膜組織の炎症誘導

アレルギー性鼻炎合併は、QOL低下

合併による医療費の増加(喘息単独より34%高値)

喘息患者
アレルギー性鼻炎治療により、
喘息急性増悪に対する救急受診↓、入院↓

アレルギー性鼻炎と喘息の即時反応と遅発相反応は類似

上気道と下気道の相違

解剖学的な鼻と気管支の粘膜の共通部分

病理学、免疫学的にも共通点部分あり

気道狭窄の面からは相違
・上気道:血管系に関与
・下気道:平滑筋による収縮が関与

アレルギー性鼻炎
花粉飛散時期に気道過敏性が亢進

鼻への抗原刺激は、気道反応性亢進

喘息患者における鼻腔内での炎症性変化
→鼻炎あってもなくても、増加

鼻と気管支粘膜の炎症は相互に関係

アトピー性疾患における気道炎症
合併すると基底膜肥厚する↑
好酸球↑
鼻と気道組織中では、気道抗原刺激にて好酸球が増加

気道抗原刺激は、末梢血好酸球が増加(全身的に)

ステロイド鼻腔内投与による季節性アレルギーの治療は、喘息の症状を減少させる

サマリー
・喘息とアレルギー性鼻炎との関連
・アレルギー性鼻炎では、気道過敏性↑
・鼻抗原刺激は、気道過敏性↑
・喘息では、鼻腔好酸球↑と気道好酸球↑との関連
・気道抗原刺激により、鼻、肺、全身の炎症を↑
・同一の治療が喘息とアレルギー性鼻炎を改善
・アレルギー性鼻炎の治療が喘息コントロールを改善

モメタゾンは、第2世代抗ヒスタミン薬よりも有意に優れた効果を示し、鼻疾患も改善

モメタゾンは、アレルギー性鼻炎の症状を抗ヒスタミン薬と比較して、有意に改善

鼻閉改善効果
点鼻ステロイド VS 抗ヒスタミン薬
→点鼻ステロイドの方が改善

喘息・アレルギー性鼻炎合併例にナゾネックス(モメタゾン)投与
鼻症状:モメタゾンにより改善
PEF:モメタゾンにより改善
呼気NO減少率:モメタゾンにより減少

モメタゾン点鼻により鼻・喘息症状の改善
呼吸機能、呼気NOの改善
→下気道への直接投与は、さらに効果を発揮する可能性

パネルディスカッション 省略

閉会の挨拶

18時半頃終了

とても有意義なご講演でした。

ホテルに帰り、リカちゃんと「銀座蔵人」へ
http://www.hiltonplaza.com/shop/hp539.html
サービスも良く、とても美味しかったです。

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