第375回福山地区内科会学術講演会
演題『気管支喘息の薬物療法up-to-date』
講師 K大学医学部血液・呼吸器内科学講座教授 Y先生
抄録
「最近の喘息治療指針は、「重症度」から「コントロール状態」に基づくものに変化している。コントロール状態から、現時点の治療ステップのアップ・ダウンを決めるものであり、より実際的な指針になっている。コントロール状態は症状と肺機能、急性増悪の既往により判定する。コントロールが不良の場合はまず、患者側では正しく理解して治療遵守しているか、医療者側では診断が適正で、最適治療がなされているかを再検討する必要がある。低用量の吸入ステロイド(ICS)単独あるいはそれに長時間作動性β刺激薬を併用することにより大半の患者はコントロール可能であるが、コントロール不良例では、粒子径が小さく、流速が低くても十分吸入可能なICSが有用である。」
1.コントロール状態に基づく治療
2.吸入ステロイドの注意点
3.コントロール状態の評価
-ステップアップの前に考慮すべきことー
4.コントロール状態と気道炎症
後から出てくる痰が、より末梢を反映
コントロール不良例は、末梢気道に好酸球↑ ↑
→粒子径の小さい吸入ステロイドを使用
コントロール不良で、末梢気道に好酸球増加なし:非好酸球性喘息
→吸入ステロイドをそれ以上増やさず、LABA、スピリーバなどを追加する。
とても有意義なご講演でした。