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2009.09.07 23:50 |  講演会  |  循環器  |  禁煙  |  ちんすけ  | 推薦数 : 0

9/7冠攣縮性狭心症講演会(広島市)

第三回 専門医に学ぶ

特別講演
「冠攣縮性狭心症に対するフルバスタチンの有用性」
K病院循環器内科筆頭部長 M先生

広島に来るのは、32年ぶり

冠攣縮性狭心症は、意外と見落とされている。

冠攣縮
冠攣縮とは、冠動脈が異常に収縮して、心筋の虚血を来たした状態

夕暮れから早朝に発作の頻度が高まる。
無症状で、発作に気付いてないことが多い

負荷にて、冠攣縮性狭心症の起こる割合
平均40.9%
先生の施設では、6割

日本人では、
心筋梗塞の67%
心筋梗塞と関係ない血管でも、40%

海外では、その割合が低い

1つは遺伝子
1つは、脂質が関係

脂質がたまると、平滑筋は、アポトーシスとなり、収縮機能が失われる

spasmに、日内変動あり

運動療法が有用

ニトログリセリンに反応性が大きい

内皮由来のNOが、枯渇している
→非常に反応性がいい

Ca拮抗薬で抑制される。

日本人の高血圧、狭心症には、Ca拮抗薬がほとんど投与されている。

ヘルベッサーで、7,8割は抑えられるが、2割は、Ca拮抗薬増やしても、抑えられない。

当初、冠攣縮性狭心症は、ノイローゼと考えられていた。
冠攣縮性狭心症を最初に発見したY先生(M先生は、その愛弟子)は、患者の隣に寝て、心電図を見た。ST上昇したが、発作治まると、STは低下し、心血管のけいれんとわかった。

患者さんから学ぶことが重要。

日内変動あり。
ニトログリセリンに対する反応性は、午後に負荷しても診断つかない。
早朝に負荷すると診断できる。

インターベンション治療は、予後を良くしてない。
運動させたほうがいい。
(血管内皮は、テニスコート4,5面あるから。)

アセチルコリンに対する反応
普通は、血管が広がる
冠攣縮性狭心症では、血管が収縮する。

分岐部の先は、乱流が起きているので、spasmが、起こりやすい。

年齢と冠動脈内皮機能との関係
酸化ストレス=炎症
内皮機能は、年齢とともに落ちてくる。
80歳になっても、spasmは、減ってない。

血管内皮機能と一酸化窒素(NO)

血漿チオレドキシン値

冠攣縮とhsCRPとの関係

ビタミンC注入すると、アセチルコリンによる収縮が改善 

タバコの関与
冠攣縮性狭心症:80%
器質性狭心症:63%

先生の研究1

スモーカーは、
WBC↑、リンパ球↑、Hb↑、血小板↑、フィブリノーゲン↑、CrP↑、HDL-C↓、TG↑、レムナント↑、apoB↑

研究2
禁煙により、半年では差がつかなかったが、1年後に差がついた。

月経周期における腕動脈内皮依存性拡張反応の変動
→閉経後は、エストロゲンレベルが、男性よりも低くなる。

喫煙する女性は、閉経前でも起きる。

月経期にエストロゲン低くなる

冠動脈硬化危険因子と血管内皮機能

冠攣縮の危険因子
・遺伝
・環境因子は、タバコ

血管平滑筋収縮・弛緩の分子機構

Rhoキナーゼ
NOによる血管平滑筋弛緩の分子機構

亜硝酸剤は、使いすぎたら毒。漫然と投与してはいけない。

スタチンによる心血管イベントに対する大規模介入試験

ASCOT-LLA:フルバスタチンは、イベント抑制効果あり

脳卒中に対するスタチンの有用性

喫煙者は、スタチンのんでも、効果が抑制される

JUPITER

血管への移行性と、LDL-Cの低下率からみたスタチンの分類
→フルバスタチンが有効

hepaticスタチンは、肝臓にとどまる

LDL酸化抑制作用:フルバスタチンが有効

CYP3A4で代謝される→黄紋筋融解症と関連
フルバスタチンは、代謝が違い、黄紋筋融解症起こさない

スタチンによる黄紋筋融解症(FDAの報告)
フルバスタチンは、1例も報告なし

SCAST
フルバスタチン投与で、冠攣縮性陽性率が半分に

スタチンは、冠攣縮を有意に抑制
Ca拮抗薬6ヶ月使用しても、再発する。

ステントは、spasmには、ほとんど効果なし
spasmは、動脈硬化の起こってない場所に起きる

ステント挿入後でも、spasmは存在

MDCTでは、spasmは、rule outできない。鑑別不可能

ニトログリセリンで速やかに消失する狭心症発作で、
1) 安静時(特に夜間から早朝にかけての)に出現する。
2) 運動耐容能の著明な日内変動(早朝の運動能の著明な低下)が認められる。
3) 心電図のST上昇を伴う。
4) 過換気(呼吸)により誘発される。
5) Ca拮抗薬によって抑制されるがβ遮断薬によっては抑制されない。
5つの条件のどれか一つが満たされれば、冠攣縮性狭心症と診断できる

冠攣縮性病態理解の意義
血管内皮機能

とても有意義な講演でした。

M先生は、K大学医学部の同級生で、ポリクリ班がずっと一緒でした。
先日、同窓会の葉書をもらい、メールすると、広島での講演のことを教えてもらい、今日、再開できました。(M先生が広島に来るのは、修学旅行以来32年ぶりとのことで、タイムリーな再会でした。)

日帰りで帰らないといけないとのことで、懇親会、帰りのタクシーの中でしゃべっただけですが、和気藹々と話がはずみ、楽しい時を過ごせました。

同窓会が楽しみです。

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