第24回府中地区肝臓病研究会
講演「我国におけるアルコール関連問題について」
Kアルコール症センター院長 M先生
1.アルコールに関する基本的知識
1.酒の種類
2.酒の効用
3.酒の吸収と代謝
4.酒に強い人弱い人
2.我国におけるアルコール消費量
3.我国における飲酒者数
4.アルコール関連問題とは
・職場問題
・家庭問題
・事故・自殺
・アルコール依存症
・アルコール性身体疾患
・犯罪(暴行、強盗、殺人など)
5.アルコール関連問題の課題
・アルコール関連問題保持者数
・アルコール関連医療費
・第1次予防(健康日本21)
・第2時予防(診療報酬への提案)
適量は、日本酒1合程度までと言うが、女性は1合でも、総死亡の相対危険度が増すので、1合以下がいい。
1合分解するのに、約3時間かかるので、5合だと、15時間かかる。
→意外と時間がかかるので、飲酒運転に注意
酒に強い・弱いにかかわる体質と問題点
・強い人および酩酊しやすい人が飲みすぎるとアルコール依存症になる可能性あり
・弱い人はいくら訓練しても強い体質にはならない
・弱い人および酩酊しやすい人が無理して飲んでいると食道がん、口腔がんになりやすい
・強い人(酒豪)は肝硬変、慢性膵炎になりやすい
日本の年間1人あたりの消費量は、6.5L
→350mlの缶ビールを、国民全員が毎日飲んでいるのに相当
日本の飲酒者数は、7000万人
861万の多量飲酒者を20%減らそう(健康日本21)
日本のアルコール依存者数は、多いときで、2万4千人
実際には、数多くのアルコール依存者がいる
飲酒時の注意
・まず自分の体質を知る
・弱い体質なら無理して飲まない
・強い体質でも量として1日1合程度とする
・週に2日は休肝日をつくる
・強い酒は薄めて飲む
・つまみといっしょに飲む
・薬といっしょに飲まない
・女性は男性の半分の量とする
アルコール性身体疾患の早期発見
ー血液検査データによるー
・γーGTPの高値
・MCVが100以上
・GOT/GPT比が1に近い
(0.5に近い場合には肥満による脂肪肝)
・尿酸の高値
・コレステロールの高値
・中性脂肪の高値
・血糖の高値
アルコール関連問題について、クリヤカットに講演されました。
素晴らしいご講演でした。スライドコピーも配布されました。
項目と、興味を持った部分のみ、まとめました。