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2009.04.14 23:50 |  講演会  |  神経内科  |  ちんすけ  | 推薦数 : 0

4/14片頭痛講演会

第7回備後頭痛外来懇話会

商品紹介:

<特別講演>19:05~ 
『変貌する片頭痛:それって片頭痛なんですか!』
T大学医学部脳神経内科准教授 T先生

抄録
「片頭痛、migraineの語源はhemicraniaで、医学用語としては「偏頭痛」ではなく「片頭痛」が採用されている。古典的には、閃輝暗点(ギザギザの光)が出現し、片側性、拍動性の激しい頭痛がおこるというのが片頭痛の特徴である。このイメージに、何ら誤りは無いが、現在では片頭痛の概念がどんどん拡がっていて、古典的なイメージに合致しない片頭痛患者が沢山存在し、これらの患者を片頭痛と診断して治療するほうが治療成績が良好であることがわかってきたのである。前兆がない片頭痛患者や、両側性頭痛の片頭痛患者もおり、非拍動性頭痛の片頭痛もある。本来は頭痛発作が時々おこるのが特徴であるが、月に15日以上おこる片頭痛があって慢性片頭痛の概念が提唱されるようになった。片頭痛の慢性化の問題は喫緊の重要な課題として注目されている。本講演では、最近の片頭痛の診断と治療の考え方についてわかりやすく解説する。」

・頭痛外来のすすめ
・片頭痛ー概念の拡大
  片頭痛の診断
  前兆のない片頭痛
  両側性、非拍出性の片頭痛
  慢性片頭痛
・慢性連日性頭痛
・頭痛ダイアリーのすすめ
・トリプタンを上手に使う
  ・軽症時、早期治療
  ・月経時片頭痛
  ・トリプタンの使い分け

一次性頭痛は、生命を脅かすことはまれ
しかし、繰り返す頭痛発作は、患者と家族の生活の質を破壊する
一次性頭痛は、、患者の人生を破壊する

あるべき頭痛外来

頭痛患者のニーズを理解する
1)脳に恐ろしい異常が起こったのではないか?
2)治してほしい
3)なぜ繰り返すのか?

片頭痛はわずかに脳梗塞の発症リスクを上昇させる

二次性頭痛を的確に診断
SAH、側頭動脈炎を中心に鑑別

70%の法則
誰が診ても、70%は改善する
専門医が診ても、良くなる患者は、70%

片頭痛かもしれないと考えるポイントは、
経験的には、悪心を伴う中等度異常の頭痛発作は、片頭痛の可能性あり

スクリーニングツールを活用

慢性頭痛
15日以上/月が3ヶ月以上

症例

慢性連日性頭痛
1日に4時間以上、1ヶ月に1日以上、3ヶ月以上

頭痛慢性化の危険因子
1)加齢
2)薬物過剰使用

最近指摘されている片頭痛の危険因子、トリガー
頭痛発生頻度
片頭痛+緊張性頭痛(薬物乱用)
月経関連頭痛(薬物乱用)
性別(女性2倍)
肥満
睡眠障害、ストレス

トリプタンを上手に使う

Early Intervention

月経時片頭痛
月経の時は、必ず頭痛があるものと誤解している女性も多い
片頭痛は重度のものが多い
NSAID無効なら、トリプタンを
トリプタン+NSAIDも
予防薬:ナプロキサン、ハイペン、アマージ?

ベストトリプタンは存在するか?
→各々の患者におけるベストはある。好み。

服用4時間後の有効率はどれもほとんど同じ

オランダのフェラリー先生によると、マクサルトが一番強い

各トリプタンの特徴

イミグラン:のど、首の締め付け感あり

ゾーミック:副作用にめまい、眠気あり

レルパックス:マイルド。20mg2Tで有効率大

マクサルト:他のトリプタンで2T必要な患者でも、マクサルトは1TでO.K. 一番安い。インデラルと併用禁忌

イマージ:副作用少ない。立ち上がりおだやか。短期予防

使用のポイント
・早く、軽度のうちに
・前兆期に使用しても、効果は乏しい
・24時間以内の再発にも有効
・月経時片頭痛には、高用量使用、NSAID併用も
・効かないときは、他のトリプタンに変更してみる


ということで、クリヤカットに、片頭痛の最近の話題を話され、とても有意義なご講演でした。


質問コーナー、症例検討会は、パスし、タクシーで奇術クラブ会場へ。

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