第235回 福山胸部疾患研究会
19:00~19:15 【製品紹介】
19:15~【特別講演】
『COPDの薬物治療ー最近の進歩ー』
H大学大学院医学研究科呼吸器内科学分野教授 N先生
従来のCOPDの概念図の矛盾点
・COPDは、治らないと考えられていた。
・咳・痰のないCOPDは肺気腫と考えられていた。
・末梢気道病変の概念がなかった。
GOLD2006のCOPDの定義
・予防可能、治療可能な疾患
・完全には可逆的ではない気流制限
・有害な粒子やガスに対する肺の異常な炎症反応と関連
COPDにおける気流制限
small airway disease(閉塞性細気管支炎)と肺気腫
評価は、スパイロメトリー
・呼吸機能検査では同じ程度に重症であっても、肺気腫の重症度は症例によりばらばら
・慢性気管支炎の症状である咳や痰などの症状は、どの重症度の肺気腫でも10%程度
・β2刺激薬吸入による可逆性試験の結果は、肺気腫の重症度と関連しない
→可逆性決定因子は、現在の喫煙の有無、1秒量、βアドレナリン受容体の遺伝子多型
GOLD2006の増悪の定義
・症状の変化に基づく定義
・治療の変更に基づく定義
TRISTANスタディ
TORCH trial
UPLIFTスタディ
増悪の予防に関する他の研究
・エリスロマイシン(英国、東北大学グループ)
・ムコダイン(PEACE スタディ)
最後に、COPDにおける3次元気道解析法でみた気管支拡張効果のお話
ということで、これまでもやもやしてたCOPDの定義が、先生のお話でクリヤカットに理解できました。素晴らしいご講演でした。
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