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2008.09.12 23:32 |  講演会  |  腎疾患  |  ちんすけ  | 推薦数 : 1

9/12CKD講演会(深安地区)

深安地区医師会講演会

19:20~ 製品紹介

19:30~ 特別講演会
「CKD(慢性腎臓病)の概念、現状と診療ガイドに即したCKD管理ー2008年改訂日本人GFR推算式についてー」
O大学医学部・歯学部付属病院 腎臓・糖尿病・内分泌内科 講師 M先生

CKDの定義

CKDの意義は?
1.CKDは、末期腎不全の強い危険因子
2.CKDは、心血管イベントの危険因子
3.CKDは、治療しうる

日本でのCKD対策の歩み

日本人のGFR推算式(平成20年5月30日)
→腎機能正常域の場合も、正確な推算が可能に

CKDのステージ分類
3~5:要注意

日本の慢性透析患者数275119人(2007年末)

透析患者数27.5万人(500人に1人)

CKDステージ1 61万人(0.6%)
CKDステージ2 171万人(1.7%)
CKDステージ3~5 1098万人(10.6%)

CKD 1330万人

尿蛋白陽性orGFR50未満 591万人(5.7%)

同じCr1.1でも、25歳男では、eGFR90、75歳女では、eGFR40

Crの上昇は、CKD早期では、腎機能の大幅な低下を意味する。

年齢別のCKD頻度:高齢ほど、CKD↑

GFR50未満では、GFRの低下速度は、2倍以上になる。

加齢による日本人の腎機能低下率は、1年に0.36

尿蛋白の有無とCKD(GFR<60)
尿蛋白陽性の方が、CKDの頻度大

随時尿の尿蛋白/尿Cr比は、1日尿蛋白量と相関

速やかな尿蛋白の半減により、GFR低下速度は、1/3に遅延

糸球体病変よりもむしろ尿細管間質障害が腎病変進展の予知因子となる。

糖尿病腎症早期においても、糖尿病網膜症に類似した血管新生機序の関与が示唆される

IgA腎症の治療:扁桃摘除術+ステロイドパルス療法
早期だと、6割が寛解。 CKD is treatable.

透析導入患者の主要原疾患の推移
糖尿病腎症↑、腎硬化症(←高血圧)↑、慢性糸球体病変↓

RA系抑制薬は、輸出細動脈を拡張し、糸球体内圧増加を是正

ARBの糖尿病腎症におけるエビデンス(イルベサルタン)
・早期腎症IRMA-2
顕性腎症への進展抑制効果、アルブミン尿抑制効果
・顕性腎症IDNT
糖尿病腎症の進展抑制、尿中蛋白量を減少

RENAAL(ロサルタン)
尿蛋白を減少させるほど、末期腎不全を減らす

米国
・CKDは、末期腎不全に至り、透析導入となる前にCVDにより死亡する率が高い
・非糖尿病性CKDでは、死亡よりも末期腎不全に至るリスクの方が約4倍高い。(MDRDスタディ)

IDNT
複合心血管イベントでは有意差でなかったが、イルベサルタンは、うっ血性心不全を有意に改善。

CKD患者に対する降圧療法(CKDガイドラインより)

以下、CKD診療ガイド高血圧編より

I.高血圧治療の進め方

CARTERスタディ
輸出細動脈拡張効果、尿蛋白抑制効果のあるアテレックの有用性

ARB、ACE-Iの併用は、有意に尿蛋白減少(単剤よりも)

ONTARGET
ラミプリル+テルミサルタンの併用は、単剤よりも、腎機能低下速度を増大する


Ⅱ.降圧目標と原疾患/蛋白尿の程度

糖尿病腎症、糸球体腎炎→RA系抑制薬を使用
腎硬化症、多発性嚢胞腎、間質性腎障害→降圧剤の種類を問わない

Ⅳ.RA系抑制薬投与時の注意点

V.長期的にみた腎保護作用獲得の捉え方

トピック:GdによるNSF

蛋白制限は、ステージ3以上で、有益

CKD病診連携の必要性

OCKD-NET

FROM-J 腎臓病戦略研究

世界腎臓デー(3月第2木曜日)
日本では、検尿キット配布キャンペーン等

ということで、有意義な講演でした。

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