第231回福山胸部疾患研究会
18:45~19:00 【製品紹介】
19:00~
【特別講演】
「肺末梢病変の画像診断~閉塞性肺疾患を中心に~」
F大学副学長・理事 I先生
肺疾患の画像診断学を世界的なレベルで変革したのは我が国の臨床研究者達である。胸部Ⅹ線写真に、HRCTと肺標本の解析を加え、びまん性疾患から腫瘍性疾患までの読影・診断の技術を開拓して来た。その過程で、肺末梢病変の場として、肺の二次小葉に注目し、そこでの病態を画像診断の対象とする立場を確立した。この考えは現在の呼吸器臨床の常識となっている。閉塞性肺疾患を扱う上で、特に重要な小葉内構造が呼吸細気管支である。煙草喫煙に原因する小葉中心性肺気腫の初期病変は、呼吸細気管支とその周囲肺実質の破壊である。形成された数mm大の低吸収域は、HRCTで診断可能である。進行すると、小葉辺縁に在る気管支・肺血管周囲にのみ正常肺実質を残す状態となる。細気管支病変では、呼吸細気管支を中心として、その周囲肺実質を巻き込んだ粒状病変が形成され、これもHRCTで診断可能である。DPBがその代表である。気管支拡張症でも粒状影が存在し得るので、末梢気管支にまで診断域を広げる必要がある。以上の観点から症例中心に、臨床画像と標本像を供覧する。(抄録)
この講演会のために、高性能のプロジェクターをわざわざ用意されての講演会でした。
先生は、胸部CT所見を病理所見と対比されて、解説されました。
気管支拡張症と、肺気腫の画像診断の理解が深まりました。
間質性気腫の概念も理解できました。
18枚の鮮明なスライドコピーの配布もありました。
とても有意義な講演でした。いつも丁寧に挨拶される座長のA先生に感謝です。