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15時より第10回備後糖尿病チーム医療研究会
一般演題省略
16時15分より特別講演
1.「インスリン治療 up to date」
E病院糖尿病内分泌代謝内科内科部長 S先生
劇症1型糖尿病の症例
最近は、基礎分泌を増やした方がいいという考え
インスリンの最大作用時間=低血糖が起こりやすい時間
インスリン治療の問題点
1)スライディングスケールとアルゴリズムを誤解
2)インスリン療法の目的が曖昧
3)超持続型の問題:インスリン抗体、1日1回か2回か?
4)超速効型の問題:注射2時間後の低血糖、食前の高血糖
5)SMBG:本当に正しい値か・
6)自己血糖測定に要する消耗品:保健適応の遵守
ADA/EASDのコンセンサス
2型糖尿病治療のアルゴリズム
Nは、ピークあり。
ランタスは、ピークなし。
レベミルは、その中間くらい。
1型糖尿病患者
ランタスの長期使用の安全性と有効性
ランタスへの切り替え効果:1年半で、HbA1c10→9に。2年目に少し悪くなる。(BMI↑のためか)
Treat to Targetの概念
HbA1cをできるだけ健常人に近づける。
mix50は、ヒューマログと同じ動態
食後6時間以降もNの成分残っている。
ログ、速効型は、食事中でも低血糖になることあり。
mix50は安定。日本人に合っているのでは。
50mixに切り替えただけで、HbA1c改善。
個人にあったインスリンの選択を考える。
血糖値が一定しない理由
・脂肪織炎(インスリンの吸収が一定であるのか)
・ナースが行ってもばらつきが大きい。
針が折れ曲がらないように注意。
皮下硬結(こぶ)が、血糖コントロールに影響を与えていると考えられる事例を多く体験。
皮下硬結:インスリンの吸収が悪くなる。
患者は痛くないので、こぶに打とうとする。
同じ場所に打つと固くなるので、ずらして打つ。
質問コーナー
1.やせ型→速効型、肥満→超速効型
やせ型に超速効打つと、食事中に低血糖になる。
2.SMBGを毎日測定しない。1日おきにする。
縦に見るよう指導。
責任インスリンの例え:準夜のナースが忙しいのは、日勤のナースが仕事をしていないから。(笑)
2.「糖尿病診療におけるインスリン治療の現状と今後の展望」
S大学内科学講座内分泌代謝内科准教授 M先生
平成18年
40歳以上の3人に1人が糖尿病予備軍、有病者に該当する。
DAWN Japan Study
インスリン治療に関する患者の心理状態のスタディ
手のひらによる血糖測定の有用性
前腕、大腿部は血糖値の変化が遅れるので、注意が必要
手のひらは、指先と相関高い。
インスリン導入でHbA1cは改善するのか?
→必ずしも良好ではない。
HbA1cレベルと死亡リスク
(EPIC-Norfolk研究)
HbA1c高くなるにつて、空腹時高血糖の寄与率大きくなる
→基礎インスリン補充
BOT=OHA+Basal
経口血糖薬服用しながら、ランタスを追加する
経口血糖降下薬+N VS 経口血糖降下薬+ランタス
→ランタス群の方がよく下がった。
アマリール+ランタス朝 VS アマリール+ランタス寝る前
→HbA1cはどちらも良く下がったが、ランタス朝群の方が低血糖少なかった
INITIATEスタディ
ランタス+メルビン、アクトス VS ノボmix30+メルビン、アクトス
→ランタス群が低血糖少なかった。
LAPTOP研究
①ランタス+アマリール+ベイスン VS ②30R 1日2回
→①群が良く下がり、HbA1c達成率も良く、低血糖も少なかった。
1-2-3研究について
Stepwise Treatment
可能なら切り替えは避け、追加する治療を行う
最近の治療
CGMS
CGMSで調べると、
夜は30R、昼は、30mixに低血糖多い。
30Rでは、患者が気が付いていない低血糖が多い。
新しい糖尿病薬の開発
●吸入インスリン(ファイザー)
・速効型に似る
・必要量10倍
・持続型インスリンは注射が必要
●インクレチンとは
インクレチンは、膵臓β細胞を介して、糖代謝の恒常性を調節する。
GLP-1は血糖依存性にインスリン分泌を促し、グルカゴン分泌を抑制する。
エクセナチド(トカゲの唾液から)
30週で、HbA1cを減少させ、体重も減少させた。
GLP-1アナログ製剤(Liraglutide)
DPP-Ⅵ阻害薬の作用機序
最後に、糖尿病患者の自己負担額の問題について
というわけで今日も有意義でした。