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15時過ぎより
Abbott Elderly Asthma Meeting in OKAYAMA
開会挨拶
第1部シンポジウム:高齢者気管支喘息に関する現状と問題点について
0.基調講演
K病院機構南O医療センター第一診療部長 O先生
高齢者喘息の特徴
・寛解期にも、呼吸機能低下
・末梢気道が閉塞。
・FEV1が、50ml/年低下(健常者は、35ml/年)
・労作時の呼吸困難が多い
喘息有症者のCOPD合併率:65歳以上の24.7%
薬物療法の問題点
・吸入がうまくできない。
・高用量の吸入ステロイドにて、骨粗鬆症の報告あり
吸入ステロイドの粒子径と肺内沈着率
HFA-BD(キュバール):1.1、55%
HFA-CIC(オルベスコ):2.4、29%
JGL2006による高齢者喘息薬物療法
・吸入ステロイドは、DPIだめなら、pMDIに変更
・ホクナリンテープが、アドヒアランスの向上にいい
・テオフィリンは、クリアランス低下のため、血中濃度に注意
ホクナリンテープの特徴
・モーニングディップの抑制
・1日1回
・末梢気道まで到達
・吸入ステロイドにadd on効果
・吸入ステロイド使用できない患者に
・吸入手技必要ないので、アドヒアランス向上
・副作用でたら、はがすだけでいい。
・全身性副作用は、経口β2刺激薬より少ない
ロイコトリエン薬+ホクナリンテープの併用効果
喘息・COPDのコンプライアンス調査の結果
・最も指示が守られない薬剤の1位は、吸入ステロイド
・最も指示が守られる薬剤の1位はテオフィリン、2位は、ホクナリンテープ
成人は、DPI、高齢者は、pMDI
ホクナリンテープは、全ての年齢層で。
1.高齢者喘息の特徴
O大学大学院医師薬学総合研究科血液・腫瘍・呼吸器内科助教授 T先生
高齢者喘息の8割は、非アトピー型
罹病期間の長い高齢者は、気流閉塞が強い
寛解期に気流制限の残存
ACT
2.高齢者喘息の治療
Hアレルギー呼吸器クリニック院長 H先生
吸入手技の習得度
75歳以上は、5歳未満と同程度
pMDIが望ましい。ネブライザー使用も考慮。
生活習慣の中に、吸入ステロイド使用をなじませることができれば、アドヒアランスが向上
モンテルカストによる末梢気道機能と喘息症状の改善
血流により、Small Airwayへ移行し、炎症部位に到達しやすい。
テオフィリンの注意点:クリアランス低下
症例84歳女性
フルタイド、セレベント、ユニフィルLA、シングレア
→オルベスコ、ホクナリンテープ、シングレアに変更し、
末梢気道が改善。(IOS検査で、末梢気道抵抗が改善)
(参照:過去の先生のご講演http://blog.m3.com/magic/20070730/1)
抗炎症力価
フルチカゾン、活性化シクレソニド>ブデゾニド>ベクロメタゾン
肺到達率
オルベスコ、キュバール>パルミコート>フルタイド
末梢気道病変には、以下の薬剤が望ましい
キュバール、オルベスコ、ホクナリンテープ、ロイコトリエン薬、テオフィリン
吸入アドヒアランスの点からは、アドエアは試してみる価値あり
3.診療所における高齢者喘息診療の問題点
K内科・呼吸器内科医院院長 K先生
健康状態に対する自己評価は、あてにならない。
呼吸機能評価は、必須
85歳以上は、DPI吸入するのに、約3回吸わないと全部吸えない
症例
ロイコトリエン薬、ホクナリンテープ、吸入ステロイドで喘息発作軽減家族が吸入補助器を用いて、吸わせる。
うがいできないので、食事前に吸わせる。
吸入ステロイド吸えないからといって、気管支拡張薬だけに頼るのは危険。
COPD患者において、吸入ステロイド使用で、肺炎の合併率上昇の報告あり
先生は、慢性咳の患者に診察前質問アンケートに記入してもらう。
慢性咳の患者の1/4が、診断困難例。
診断困難例にFP+LABAを処方すると、77%に有効。
吸入ステロイドを中心とした咳治療の正当性の論文
慢性咳には吸入ステロイドを使用という論文
4.高齢者喘息のQOL
T大学医学部分子制御内科学準教授 M先生
健康関連QOL調査
・包括的 SF-36など
・疾患特異的 HADSなど
まとめ
1.高齢者喘息の25%にCOPD合併
2.高齢者喘息患者は、非高齢者喘息患者に比べ、抑うつ状態が強い。
3.高齢者喘息患者は、COPD合併により、健康関連QOLが低下
ディスカッション
1)T先生
ACT悪いのに、%FEV1良い症例は?
→COPD合併例では、COPDの息切れのため、ACT点数低くなる。
第1部終了。
16:50~17:00休憩。