19時より広島プライマリケアセミナー
~プライマリケア医が知っておくべき「めまい診療」~
1.実技ワンポイントレッスン~めまい診療テクニック~
県立H病院小児感覚器科医長 M先生
19時25分に会場到着。途中より受講。
まず、中枢性を否定し、内耳の検査を。
眼振検査は、フレンツェル眼鏡があった方がいい。
2.パネルディスカッション~症例から学ぶ「めまい診療」~
(1)内科医の立場から
N内科院長 N先生
病院と診療所では診る疾患が異なる。
救急車は重症だが、軽症めまいにも注意
ふだんの状態を知っている開業医は優位。
疾患頻度を考える。BPPVが最も多い。
診断のこつは、問診と身体診察→8割は診断可能
1年前のまとめ
1)問診の肝は、持続時間と誘因
2)短いめまいは、BPPV
長いめまいは、心因性
症例1:BPPV
BPPVの特徴
床の中、だんだん良くなる。30秒以内に消失。
頭位変換時だけに起きる。
症例2:片頭痛性めまい(じっとしていても改善しない)
症例3:頸性めまい
アタP、プリンペランで改善
症例4、症例5:心因性
症例6:インスリノーマ
症例7:心血管性失神(Red Flag sign)
症例8:大動脈解離(Stanford A)
症例9、症例10:消化管出血による貧血
症例11:血管迷走神経反射
(2)脳神経内科医の立場から
H大学大学院脳神経内科学講師 T先生
めまいには、
・VERTIGO(回転性)
・DIZZINESS(ふわふわ感)
・IMBALANCE
・失神
症例1:Wallenberg症候群、椎骨動脈解離
症例2、症例3:消化管出血に伴う貧血、起立性低血圧
症例4:緊張型頭痛
緊張型頭痛
・頸性めまいとの呼称あり
・頭痛、うつ状態の合併多い
・頸部の筋肉の発達が不良であることが多い
・心理的ストレスもリスク
・意識的に頸部を垂直に維持する(努力を要する)
・頸部が前屈している症例もあり
・手に汗を握る
・固唾を飲む⇔溜飲(るいん)を下げる
・発作時は、交感神経緊張だけでなく、全身の筋も緊張する。
・頸部の筋肉は、負荷、感受性とも高い
フワフワする→パキシル(10)でふらつき、頭痛消失
症例5:多発性骨髄腫による深部知覚障害
症例6:脊髄小脳変性症
最近の話題から
●脳脊髄液減少症に、めまいの症状あり
「脳脊髄液減少症ガイドライン2007」
●片頭痛とめまいの関係
・片頭痛があると、ないのに比較して、3倍の頻度でめまい
・めまい患者の30~50%に片頭痛
・海外のめまい外来:7%がmigrainous vertigo
・migrainous vertigoによるめまいには、トリプタンが有効かもしれないと考えられている。
めやす
座位で改善→起立性低血圧、深部知覚障害
臥位で改善→頸性めまい、脳脊髄液減少症
閉眼により改善→小脳・平衡系
開眼により改善→深部知覚障害
頭部の運動により増悪→小脳・平衡系、頸性めまい
「めまい」を来すその他の疾患
・発作性失調症
・Bow Hunter 症候群
・薬剤性(フェニトイン中毒による小脳症状)
(3)耳鼻咽喉科医の立場から
県立H病院小児感覚器科医長 M先生
症例1:BPPV
BPPVのメカニズム
BPPVのリスク因子
・頭部への衝撃
・長期臥床
・高齢者
症例2:椎骨動脈解離→SAH→死亡
ディスカッション
21時25分に終了。
とても有意義な講演でした。
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