| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | |||||
| 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
| 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
| 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
| 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
18時45分より
広島プライマリケアセミナー
ー症例から学ぶ「喘息」の診療ー
18時45分~製品紹介
19時より講演会
I.実技ワンポイントレッスン
喘息発作の見分け方「声帯機能不全症を見落としていませんか?」
T呼吸睡眠クリニック 内科・呼吸器科院長 T先生
先生は、平成14年9月28日に喘息死を0にする志をされた。
・ステロイド吸入療法
・吸入指導
・NPPV(ステロイド禁、吸入麻酔依存、ICUシンドロームの患者がいたので)
・家庭訪問、個別指導
・禁煙指導
・VCDというピットフォール
そして、喘息死010年達成を機にA病院を退職され、開業された。
症例1
VCD(声帯機能不全症候群)
症例2
先生の救急外来で喘鳴で受診されたうち、86%が気管支喘息で、14%が、VCDだった。
酸素が大事
①喉頭音の聴診
②努力呼吸の評価(脈といっしょにみる)
③無効な呼吸パターン
フーバー徴候
将来のデザイン
聴診のロールプレイ
VCD:呼気時に声帯が内転(奇異性運動)するのを、喘鳴と勘違い
Ⅱ. パネルディスカッション「症例から学ぶ喘息の診療」
1.「小児科医の立場から」
こどもクリニック八本松 院長 S先生
喘息ガイドラインの講演会がよく開催されるが、1つの視点が抜けている。
患者、保護者の話をじっくりと聞き、いっしょに考える。
今日の話は、
●患者さん、保護者とのコミュニケーションの方法(グッズ)
・便利な喘息日誌、チェック表
●ステロイド吸入の使用について
・吸入の工夫・応用の実際
・自宅吸入の注意点
・ステロイド経口投与への危惧(JPGL2005)
●テオフィリン製剤使用の注意点
曜日別の吸入数
発作と来院時刻との関係
吸入の工夫:バニラエッセンスをちょんとつける
乳幼児喘息のトピックス
コントローラーとしての吸入ステロイド
・リリーバーとしては?
・吸入器による差は?
・吸入の工夫
・接触アレルギーに注意
急性発作時の吸入ステロイド使用
イギリスでは、急性喉頭気管支炎に、適応あり
吸入器の種類&使用台数
ネブライザー噴霧試験
使用上の注意(結露&サビ)
自宅吸入で注意すべきポイント
・吸入するタイミングの遅れがないよう、しっかり指示を出しておくこと
・発作の重症度の把握
・自宅吸入の回数制限
・3時間以内にしんどい場合は、コントロール不良として受診させる。
発作持続時間&発作来院パターン
PEFR改善率&発作持続時間
→3時間がタイムリミット
吸入来院のきっかけ
発作の重症度の目安
自宅で繰り返し吸入した場合の呼吸機能
だんだんと呼吸機能が落ちてきてるのだが、吸入前よりは確かによくなっているので、よくなったと勘違い
→安心してはいけない。
テオフィリン使用中のけいれんの経験
ヒヤリハット集
・予防対策としては、問診を尽くして、保護者を含め、家族環境も把握しておく。
けいれんの3つの要因
テオフィリン過量、神経学的要因、年少児(6歳以下)
神経学的要因あれば、テオフィリン使用しない。
テオフィリンの使用量・年齢別
高クリヤランスの症例
0歳児のテオフィリン代謝
RTC療法の見直し・修正
分2→分3で改善の症例
投与方法の工夫・減量法
食事等の影響
各種薬剤との相互作用
アミノフィリン座薬は、処方しない
2.「耳鼻科医の立場から」
W耳鼻咽喉科アレルギー科医院 院長 W先生
今日の話は、慢性咳嗽を中心に
「慢性咳嗽の診断と治療に関する指針」(日本咳嗽研究会)
当院では、まず問診
1.咳の持続期間
2.痰の有無
3.咽喉頭異物感の有無
4.初発時の感冒の有無
5.ACE阻害薬内服の有無
6.これまでの治療
7.胸部レントゲン施行の有無
咽頭スメア検査(喀痰中好酸球検査)
呼吸機能検査
ベネトリン0.4ml吸入後の1秒量の改善をみる。
治療の実際
症例1
咽頭スメア検査:好酸球3+
A)咳喘息
アゼプチン、キプレス、ホクナリンテープ処方
1週間後に症状改善。ホクナリンテープのみ中止
2週間後に咳嗽消失
症例2
8か月の慢性咳嗽
鼻汁好酸球+
A)アトピー咳嗽
P)アゼプチン、バイナス処方
1週間後咳嗽消失
症例3
オノンで改善なし
→咳喘息ではない。アトピー咳嗽
アゼプチン、バイナス処方
1週間後、あまり変化なし
グランダキシン、ムコダイン処方
2週間後に改善
咳嗽のメカニズムと治療
3.「救急医の立場から」
H大学病院高度救命救急センター・集中治療部講師 I先生
喘息急性発作重症度評価
1.PEFの測定
2.高流量酸素投与下で、SpO295%以下
3.吸気時の収縮期血圧が12以上低下
4.呼吸補助筋を使った呼吸
5.身体症状からの分類
治療方針
まず、酸素と点滴(Hypoxiaを作らない。)
1.β2刺激薬の吸入と、2.エピネフリン0.3mg皮下注(本当は筋注がいい)
他の治療は速効性なし
3.ステロイドの点滴(ソルメドロール125mg)
→効き目は、緩徐。6時間後。
アスピリン喘息の場合は、デカドロン8mgorリンデロン8mgの点滴
4.アミノフィリンの点滴(外国では行われない)
5.抗コリン薬の吸入
アトロベント 2puffを10~20分ごとに
(β2刺激薬の反応がない場合)
6.マグネシウムの投与
マグネゾール1Aを20分で、持続静注
(先生は、されたことがない。)
先生は、できるだけ、気管挿管はしない方がいいと考えている。
症例1
NPPVについて
症例2
20時45分よりディスカッション
質問8:吸入ステロイドの使いわけ(T先生)
しっかりとステロイドの剤型がわかった方がいい人には、
→フルタイド、セレベント
吸いにくい人は、スペーサーを使って
アドエアーの利点は、
β2刺激薬の吸入薬のみで治療している人に、合剤のアドエアーを出してあげるといい。
ということで、とても有意義な講演会でした。