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2007.05.24 09:52 |  マジック  |  ちんすけ  | 推薦数 : 0

5/24 2時っチャオ!にてマジック

本日14時からのTBS系「2時っチャオ!」http://www.tbs.co.jp/program/2zi-chao.htmlにて、桜塚やっくんが、友人のプロマジシャンなか。たつやさんプロデュースの新ネタ(おそらくマジックあり)を初披露されるそうです。

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2007.05.24 09:41 |  診療  |  講演会  |  ちんすけ  | 推薦数 : 2

5/23脳梗塞講演会(松永)

19時より松永沼隈地区医師会学術講演会

製品紹介後
特別講演「脳梗塞治療の最前線ーt-PA静注療法と抗血栓薬ー」
(K大学脳卒中医学研究室教授 K先生)

t-PAが認可されて1年半になる。
前半は、t-PAの話。後半は、抗血栓薬の話。

脳梗塞患者の退院時状況(17000例)
・独歩58%
・杖歩行11%
・車いす16%
・寝たきり8%
・死亡7%

脳卒中治療の目標は、脳の障害を最小限に、脳の回復を最大限に。

脳梗塞治療の歴史
・1970年代:CTの出現(それまでは、梗塞か出血か不明だった。)
脳出血は、100%診断可能、外科治療。
脳梗塞は、梗塞完成後に診断可。診断できても治せない。
・1995年:MRIの登場
→超早期診断可能に。
DWI、SPECT
ペナンブラをいかに助けるか

血栓溶解療法:t-PA静注法

症例
発症2時間以内にt-PA
→t-PA45分後に意識障害、失語、片麻痺が消失

t-PAの歴史
1995年 発祥3時間以内にt-PA(N.E.J)
1996年~ アメリカにてt-PA

NINDS Study
3ヶ月後の機能予後(mRS)
アメリカでは、社会復帰(0-1)が、t-PAにより、26→39%に。死亡は、21→17%に。
日本では、社会復帰(0-1)が、t-PAにより、26→37%に。死亡は、21→10%に。

症例
発症49分で、t-PA
t-PA投与50分後に左片麻痺消失

症例
発症2時間で来院
t-pA投与後45分で、左片麻痺消失

ついに、日本においても、脳卒中は、治せる病気に。
脳卒中の革命

t-PAは、発症3時間以内に

Pre-hospitalの時間が重要
市民への啓蒙必要
→こんな症状だったら、脳卒中
脳卒中は、救急疾患→すぐ専門病院へ

先生がされてるのは、
脳卒中知ってる会
勉強会
市民公開講座

日本脳卒中協会:坂上次郎が広告塔

病院への通報手段:脳卒中専用ホットライン(脳卒中専門医へダイレクトに連絡)
→速やかな患者受け入れ可能に

救急隊の現場での判断重要
→脳卒中であれば、医療サイドは、神経重症度を知りたい

先生の考案されたKPSS(倉敷プレホスピタル脳卒中スケール)
13点満点(正常は0点)
JSS、NIHSSに比べ簡単
意識水準、意識障害、運動麻痺、言語にて評価
KPSSを脳卒中患者観察マニュアルと位置づけ
→観察眼の標準化
→脳卒中患者の判定

「PSLSコースガイドブック」
http://www.amazon.co.jp/PSLS%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF/dp/4892695653/ref=sr_1_1/249-5667541-2009119?ie=UTF8&s=books&qid=1179995969&sr=1-1
救急隊員による脳卒中の観察・処置の標準化
PSLSアルゴリズム

先生の病院でのt-PA投与症例45例の検討
(2005/10/11~2007/4/30)
45例(男24例、女21例)平均72.8歳
平均NIHSS 13.4

t-PAは、早く投与すればするだけ、転帰は良好となる。

AHAガイドラインによると
10分以内に臨床評価
45分以内にCTの読影
60分以内に投与開始

来院直後より同時進行 in ER

t-PA Thrombolysis Chart

Acute Stroke Team in ER

チェックリスト
すべてが満たされていること
・発症時刻
・治療開始時刻
・症状の急速な改善がない
・軽症ではない。
禁忌(すべてが除外されていること)
 省略

広範囲におよぶEarly CTの所見は、脳出血のリスクなので、禁忌

77例における発症3時間以内における脳梗塞の検出感度
MRI-DWI 90%、CT 10%

t-PA治療までの時間
発症~来院78分
来院~画像15分
来院~薬剤投与:最初の5例75分、6~45例61分

45例のうちわけ
心原性53%
アテローム4%
ラクナ4%
奇異性13%
その他25%

発症7病日の転帰
著効47%
増悪20%
改善< <増悪 33%

36時間以内の頭蓋内出血は、一般的には、5.8%だが、
先生の病院では、2.1%

開始前の脳虚血部位
ICA 11例
M1 15例
M2 5例
PCA 2例
閉塞なし 10例

t-PA直後
6例(18%)完全再開通
12例(35%)部分再開通
16例(47%)閉塞のまま

完全再開通→100%著効
部分再開通→42%著効、25%増悪
再開通なし→13%著効、40%増悪

ここから、脳卒中医療における今後の問題点の話

2004年脳梗塞病変の割合
ラクナ39%、心原性22%、アテローム33%

退院時復帰率
ラクナ 6割が社会復帰
アテローム 30%が社会吹き
心原性 20%が社会復帰→心原性は重症

心原性の基礎疾患の変化
以前は、リウマチ性、現在は、心房細動が多い。

心房細動があると脳卒中リスク5倍に
発症は、年6%、発症すると重症に。
年齢とともに心房細動増える。
70歳以上で5%、日本に100万人

脳卒中患者の21%が心房細動
脳梗塞患者における心房細動の割合:年齢とともに増加

心房細動とNIHSSスコア
→心房細動ある人が重症度大

28日以内の死亡率は、
心房細動なしが、4%、心房細動ありが12%
退院後1年の生存曲線は、
心房細動なしで、死亡率5.5%
心房細動ありで、死亡率12.6%

心房細動脳梗塞は、加齢とともに増加
重症で、28日以内の死亡率、1年後の死亡率ともに大

40歳以上の心房細動の頻度(倉敷保健所との共同研究)
4万人のうち、心房細動1.6%
倉敷の人口は46万人なので、46万人×1.6%=7400人
脳卒中の発症は、年間 7400×6%=444人

年齢と心房細動の頻度:年齢とともに増加
性別と心房細動:男性の方が頻度大

治療
1.ならないように
2.なったら(一次予防)
3.脳イベント起きないように
4.再発予防(二次予防)

心房細動発現との関連因子

心房細動と心不全の関連
CTR≧60%、心エコーで、EF<5
BNPは、心原性で400以上
ラクナ、アテロームは、100以下

発症機序は、
心房細動→心不全→心内血栓→脳梗塞発症

ワーファリンによる一次予防:どのスタディも効果あり

一次予防におけるワーファリンのNNT
65~75歳 心房細動リスクなし 54
65~75歳 心房細動で糖尿病、虚血性心疾患 32
<75歳 心房細動で、高血圧、左室収縮能低下 14
>75歳 心房細動リスクなし 14
→他剤より、NNT小

JAST Study(日本人のデータ)
アスピリン VS 無投薬
脳梗塞、TIAの年間発症は、アスピリン群で3.1%、無投薬群で、2.8%

二次予防のワーファリンは、NNT13

INRは、1.6~2.6にする。

心房細動患者における塞栓症の危険因子

心房細動治療ガイドライン
リスク1つ以上あれば、ワーファリンを
リスクない場合は、
<60歳 不要
60~75歳 ワーファリン、(抗血栓薬)
>75歳 ワーファリン

心房細動脳梗塞患者の発症前服薬率
ワーファリン11%、ワーファリン+アスピリン2%

K大では、心房細動脳梗塞患者のワーファリン服用率は、26%と高かった。ただし、ほとんどINRは、1.6を超えてなかった。

アメリカのデータでは、抜歯時にワーファリン中止すると、
493例中5例(約1%)が、血栓塞栓に。
しかも、5例中4例は死亡
→抜歯時にもワーファリンは継続が望ましい

抗血栓薬の話
脳卒中の一次予防にアスピリンは有効でない。
再発予防には、リスクのコントロールのうえ、
心原性には、ワーファリン、非心原性には、抗血栓薬

抗血小板薬のエビデンスについて

CAPRIE

MATCH

抗血栓薬の併用は、単剤に比べて有意差なく、出血の副作用増える。

抗血栓薬と脳出血

脳出血連続201例(平均68歳)の解析
24%は、抗血栓薬服用していた
抗血栓薬30例、抗凝固薬11例、両方4例
70CC以上の大出血の頻度は、抗血栓薬ありで31%、抗血栓薬なしで21%
脳出血の死亡率は、抗血栓薬ありで、4人に1人
抗血栓薬内服の適応疾患は、37例(76%)であり、12例(24%)でなし。

JAST Studyによると
アスピリン服用群で、出血0.8%、アスピリン服用(-)群で、出血0.2%

ワーファリン+抗血栓薬→脳出血多い。

頭蓋内出血の危険因子は、エビデンスあるのが、
・75歳以上
・高血圧
・脳卒中の既往
・抗凝固薬の過剰投与
可能性高いのは、
・アジア人
・喫煙 
など

T2スター:無症候な脳出血跡を見つけることができる。

以下の患者は、一次予防の抗血栓薬投与は慎重に
・75歳以上
・高血圧
・脳卒中の既往
・肝障害
・透析患者
・多飲酒者
・T2スターで所見あり

まとめ
●脳梗塞は積極的な治療が出来る時代(t-PAの登場)
●今後の脳卒中治療の問題点
・心房細動と脳梗塞
・抗血栓薬の適正使用が求められる。

脳卒中週間 5/25~5/31
今年の標語:脳卒中素早い受診が早める復帰

ということでとても有意義な講演でした。
先生は、K大学に赴任されて、まだ数年なのに、 地域の脳梗塞救急医療のネットワーク作りをされ、脳梗塞患者の詳しい解析もされてて、素晴らしいと思いました。

尚、今日のまとめは、書ききれなかった箇所があることと、書き間違いもあるかもしれませんが、御了承ください。

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