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「医学部定員増も必要」回答者からのご意見(その1)

医学部定員を1.5倍~2倍に増やす必要があります。長期的な希望が持てなければ、現場の医師たちは疲弊し、心が折れて、臨床を離れるばかりです。

 ただそれだけでは、雑用をやらせるために医師を養成するようなものですから、看護師や薬剤師などコメディカルの雇用も2倍くらいに増やさなければなりません。欧米の病床当たりコメディカル数は日本の4倍です。医療を産業としてとらえるなら、国民のニーズに応えるため雇用を増やすことは、一石二鳥のはずです。

 また、医学部定員を増やしたら減らせなくなる、と心配する声もあるようですが、人口減少が見込まれるのですから、最初から減らすことも計画しておけばよいのです。

* * *

今の医療制度のままなら、医師の絶対数を増やすしかないでしょうね。ただ、その前にコメディカルスタッフの裁量権の拡大などで医師に課せられた仕事を軽減してもいいのかなぁ、という気はします。多くの医療機関で『医師の指示のもと』に様々な業務を代行して下さっている現実を見ても全く不可能なことではないかと思います。

 絶対数を今から増やしたとしても、目標値に達するまであまりにも時間がかかりすぎるし、また絶対数の増加が局所偏在の解消(つまり、増えた分だけ人員が不足して困っている診療科・地域へ行く)につながるとはとても思えませんが。

 せっかく増やすなら、「小児科医」「産婦人科医」「地域医療医」と特化してでも増やすつもりじゃないと…。

* * *

最大1.5倍まで増やす必要があるかと思います。その際、日本の人口は今後長期に減少していきますので、大学数は増やさず、あくまでも医学部の定員のみの増員にとどめるべきと思います。

* * *

医師の増員のため、医学部定員の増員も必要です。もっとも彼らが活躍できるのは10年先です。現在の発達した医療を支えるには、医師以外のスタッフがさらに必要です。電子カルテの時代になれば、医療秘書がいると能率よく診療ができます。患者と医師の会話を秘書が入力し、さらに薬、検査も入力。患者が診察室から出た時点で医師がその記載をチェック。医師は患者の顔を見ながら、目を見ながら話すことができます。

 私が学生の頃、米軍病院での実習では、既に医師のそばでタイプを打つ秘書がいました。40年前です。今の日本のように、画面ばかり見る必要はないのです。このような秘書を雇うにも、今の保険点数では雇えませんね。看護婦や看護助手、検査の介助士なども、外国並みとは言わないまでも、その半分くらいでもいてほしいですね。

 安い医療だけを望むのなら、質は落ちます。金がかかるからMRICTはやめましょう。手術後の抗がん剤は高いからやめましょう。入院もやめて自宅でひっそりと死にましょう、という医療にしますか?それとも、できる限りはやりましょう、にしますか?

* * *

研修医の都市集中が問題です。医学部の定員を増やすだけでなく、それぞれの地方国立大学の県内枠を大幅に増やすことが、地域定着を促進することになると思います。

 定員の半数は県内枠にしたらどうでしょうか。それくらい思い切ったことをしないと、今後地方における必要な医師数を確保することはできないと思います。

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本質的ではないかもしれませんが。

地方国立大学の定員の県内枠を半数にする・・・財務省が、その地方国立大医学部の予算をカットを打ち出してくるかもしてしれませんよ。定員の残り半分の全国枠の予算は出すが、県内分の予算はは県が出せって。
結果として一つの地方医大(医学部)の内部が、全国枠と地方枠の2層構造になります。当然、両者の学力面での入学基準も違ってくるでしょう。
豊かな地方ならともかく、地元に残る医者が少ない地域は財政面も厳しい県ですよね。
大都市地区の国立大医学部は、定員フルに全国枠で予算も国から出る。県内枠が半数の地方国立大医学部は国からの予算が半分。ますます大都市と地方の格差が広がりそうです。

憲法で住所移動の自由と職業選択の自由が保障されていますが、県内枠出身者は県から出られない、全国枠分は自由に動ける。片方は憲法の理念が尊重されて、もう片方は憲法の理念が無視される。

まぁ、県内枠出身者に自由を与えず、強制的に県内で働かせる・・・納得ずくで入学したのなら、それはそれで良いのかもしれませんが。


written by 鶴亀松五郎 / 2008.06.03 19:45

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