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鹿笛:大和高田市立病院(砂川晶生院長)は年末年始の… /奈良
大和高田市立病院(砂川晶生院長)は年末年始の9日間、日直にあたる医師や看護師などを増やすなど、救急医療体制を強化し、在宅療養患者の入院・治療を積極的に受け入れた。
初の試みで注目された。病院によると、外来患者は例年より1・5倍の計約1000人が来院。在宅療養患者は13人が入院した。内科医が毎日、日直したため気軽に患者が診察に訪れたとみられる。
在宅療養患者の家族らは、「安心して数年ぶりに旅行ができた」と喜んだという。担当医や副看護局長は「疲労感はあったが、やって良かった。今後もできるか検討したい」と、充実感に満ちていた。(山本)
毎日新聞 2009年1月14日 地方版
医療崩壊の聖地奈良からのお便り。
こういう低モラルの受療行動が救急を崩壊させてるのはご存じの通り。
…なのに、なんだこのコンビニ受診を助長するような報道は!
「安心して数年ぶりに旅行ができた」
在宅で診てた老人を正月に押し付けられた上、こんな事言われて喜ぶ医者はいない。絶対に。
市民の事を思って始めた正月の時間外外来の強化でしょうが、来年はこの病院の先生達はもうやらないと思うぞ。
けれど「疲れたんでもう無理です」などとうっかり言えばおそらくマスコミの餌食でしょうな。
「時間外外来を縮小 市民は存続を要望」
「義務を忘れた医師たち」
前例はいくらでもあります。
こういう市民やマスコミのモラルの低さこそが最終的に医療者の心を「折る」のです。
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コメント
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なのに、専門医受診の勧めを無視して再度入院希望でうちにいらっしゃった。ご家族は「心配で・・・」と。なんとなくヤバそうだったので、「ご心配ならなおのこと、専門医を受診された方が良いですよ」と返事し、押し問答の末、やっとお帰りになりました。
その後他院にすぐ行ったらしく、年明けに紹介状の返事がその病院から来ていて「来院時すでに大きな脳動脈瘤があった」「家族が来院されるまでの5時間、心マッサージと挿管・人工呼吸を継続した」「1月4日にSAHで急死された」とのこと。専門病院だからこそ、そういう死因がわかり、蘇生処置ができた訳で、うちのようなレスピレーターもないような僻地病院ではとても濃厚治療はのぞめません。
このご家族、きっと「お正月にばあちゃんをまんまと病院に預けられてのんびりできていたのに、年明け早々に呼び出されてお葬式の準備で忙しくて計算が狂った」と思っていたでしょう。
私もついつい当院に入院させなくてよかった。最近、地雷を避けるのが上手になりつつあります。
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