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本日の報道ステーションの医療に関する内容は突っ込みどころが満載なのですが、敢えて問題点を指摘したいと思います。
まず、今後の救急医療のモデル病院として紹介されていたのは柏市の名戸ヶ谷病院。病床数は250床前後で年間搬送台数は5000台ですから、病診連携を相当に強化して病床を回転させないとこの数字は難しいと思います。
病院の信条は「救急患者を断らない」ことで、副院長の話では「妊婦を含め全部の救急患者をまずは診察する」のだそうです。
このVTRを見て古館は「こんな病院が多くあれば墨東病院の不幸な事例は避けられた」なんてことを言ってたような気がしますが、これはとんでもない間違いです。
妊婦であっても受け入れるという名戸ヶ谷病院の医療スタッフへは敬服します。しかし、名戸ヶ谷病院のホームページのどこを見てもどこにも産科の文字は見えません。つまり「脳出血を発症した妊婦」が仮に名戸ヶ谷病院に迅速に搬送されても対応困難であることは容易に予想されます。
墨東病院のスタッフも妊婦を救いたいという一心で診療を行われてきたことと思います。にも関わらず、名戸ヶ谷病院を墨東病院へのアンチテーゼとして報道することは誤りであり、強い憤りを感じざるを得ません。
あと、名戸ヶ谷病院で高次搬送の必要のある妊婦が発生した場合にどのような体制を敷いているのかは非常に気になるところです。
加古川市民病院の心筋梗塞の判例にあるように、高次搬送の遅れが敗訴につながっており、専門外の診察を行うことは非常にriskyな時代になりつつありますので。
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