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わかば学習塾 / 2010.08.25 11:13 / 推薦数 : 0
生体肝移植は、日本の移植医療のひとつとして定着した感があります。
しかし、倫理的な問題をおこすこともあるようです。
たとえば、患者さんがアルコール中毒による肝硬変の末期にある場合です。患者さんは、肝臓を移植してもらうことにより、生命を維持することができるわけで、それ自体は喜ばしいことです。
しかし、多くの場合、アルコール中毒の患者さんは、家族の方に多大な迷惑をかけてきているわけです。
患者さんの息子さんなりむすめさんなりがドナーとなるように依頼された場合、それまでの患者さんと家族の関係もからんで、複雑な問題をひきおこす可能性があります。
ドナーとなる方には「肝臓を提供すれば、患者さんは助かる」、「提供を断れば、間接的に患者さんに史の宣告を与えることになる」という相反する感情が生まれることになります。
これは、医療を超えた問題を提起することになります。
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わかば学習塾 / 2009.09.11 23:23 / 推薦数 : 0
今日も楽しい1日だった。学生さんの希望に燃えた視線がまぶしかった。
明日も今日と同じようによい1日でありますように。
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わかば学習塾 / 2009.06.24 12:33 / 推薦数 : 1
ドナルド・キーン Donald Keeneさんの著書「私と20世紀のクロニクル」を読みました。角地幸男さんの訳も非常にこなれていて、ごく自然に読み終えることができました。
オリジナルの方も入手しました。"Chronicles of My Life: An American in the Heart of Japan"です。日本語訳の本と比較して明らかになったことは、オリジナルの方がたくさんのカラー挿絵も入っており、しかも印刷が非常に美しいことでした。
医学関係の本も、できるだけオリジナルを手にいれることにしています。理由は、
1)訳本は、オリジナルの本が出版されてから翻訳にとりかかるので、どうしても出版が遅れること。
2)オリジナルの方が概して値段が安いこと。
3)オリジナルには、関連ホームページへのアクセス権がついていて、そのページから図版をダウンロードできる特典があること。
4)以前は、オリジナルの方が、印刷がはるかにきれいでした。医学関係の単行本の印刷の質は、今では訳本もレベルが遜色ない程度にあがっていますので、これは、オリジナルがよいという理由にはなりません。
です。
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わかば学習塾 / 2009.06.18 14:30 / 推薦数 : 1
糖尿病では、血糖が高いことにより、血管が傷害されるといわれています。その理由については、自分ではどううも理解ができていませんでした。
「脂質と血栓の医学」というホームページを見て、よく理解できました。
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わかば学習塾 / 2009.04.24 12:51 / 推薦数 : 1
長寿社会日本、健康大国日本といわれます。
しかし、この根幹が揺るぎかねない医療の変革が日本の社会を悪くさせそうな気配があります。
日本の人口の高齢化が進むにつれて、医療費の負担が重くなっています。それを解決するためには、医療費削減を政府は考えています。具体的には、病院の病床数の削減が打ち出されています。
政府の規制改革会議は、
1)混合診療の認可
2)医療への株式会社の参入の許可
を検討しているようです。
この2つの政策がもしも、実行されるとどうなるかが、李啓充先生の本(下の文献1)に書かれています。まさに、アメリカの医療政策を踏襲するということです。映画の"Sicko"でも、アメリカの現状が描かれています。
アメリカの医療政策のまねをするとどうなるかは、自明のことといえます。
しかし、悪いことに、新聞やメディアが別の切り口から医療を論じています。がんにかかった患者さんが、「外国では有効な薬があり、がんが直る患者さんがいる。日本ではその薬が健康保険で認可されていない。だから、処方してもらえない。自分の命のためなら自費でそのお薬を購入したい。」
この要望はもっともなことです。ところが、これは混合診療を認めることを意味します。
それに加えて、現在の医師不足、公立病院の経営悪化、救急医療の問題と、医療は多くの問題をかかえています。
これらの問題解決のために、医療に民間企業の知恵を、ノウハウを導入すると解決するとの意見が聞かれるようになってきます。これは、医療への株式会社制度の参入を許可することにつながります。
混合診療の解禁、株式会社の参入の許可がされると、個人が負担する医療費はさらに高騰し、現在の国民皆保険制度は到底維持できなくなります。
1) 李啓充 市場原理が医療を亡ぼす アメリカの失敗
医学書院 ISBN 4260127284 (2004/10)
2)堤未果 ルポ 貧困大国アメリカ
岩波新書 ISBN 978-4-00-431112-6 (2008/01)
3)内橋克人 規制緩和という悪夢
文春文庫 ISBN 4-16-765623-X
4)Michael Moore原作、監督 映画"Sicko" (2007)
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わかば学習塾 / 2009.04.23 17:51 / 推薦数 : 0
神経変性疾患の1つ、歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症 Dentorubral-pallidoluysian atrophyの原因遺伝子のクローニングは1993年に行われ、1994年のNature Genetics vol.6に、新潟大学の辻省次先生のグループと、国立小児医療センターの山田正夫先生のグループが独立して発表しました。この疾患はCAG triplet diseaseで、そのクローニング成功の経過が医学界新聞に掲載されています。今、読んでも非常におもしろくて、わくわくする記事です。
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わかば学習塾 / 2009.04.23 11:31 / 推薦数 : 0
biomedexpertsというホームページがあります。ここでは、研究者の活動状況、他のラボとの共同研究の状況がわかり、pubmedとは一味違う検索が可能です。
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わかば学習塾 / 2009.04.22 09:43 / 推薦数 : 0
nature news (2009年4月15日オンライン版)で、一卵性双生児とそれに関連する遺伝子があるのかについて論じています。記事はこちら。
インドのある地域での話です。一般には、250から300出産に1例の割合で、一卵性双生児が生まれてくるといいます。ところが、このインドの村では、10出産に1例が一卵性双生児の出産であるといいます。
また、アルマジロのある系統では、必ず4匹の一卵性の同腹児が生まれてくるといいます。
一卵性双生児は、受精卵の卵割の途中で2つの卵に分かれてしまうことが成因です。遺伝的な関与があるとすれば、卵割の途中で、細胞間をつないでいるタイト結合が緩んでしまうことが原因ではないかと推測します。
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わかば学習塾 / 2008.01.26 14:39 / 推薦数 : 0
道州制導入の可否が議論されています。
私の見るところ、日本には道州制の導入は無理だと思います。
その根拠は、日本が一極集中型の国であることによります。
1)新橋から霞が関に向けて歩いてみる。 新橋には各種産業界の代表団体がオフィスを構えて、霞が関の動向をチェックしています。日本の産業界がどういう構図で成り立っているのか、即座に理解することができます。
すなわち、一極集中の縮図がここに見てとれるからです。産業界は、日本の国を動かしてゆく。また、政治・行政にも影響力を行使する。一方、霞が関は、産業界の力を借りながら、日本の舵取りを担っている。
2)ベルリンからパリに自動車で走ってみる。そうすると、ドイツとフランスの国づくりの様子が異なるのがわかります。
ドイツが地方ごとに、ひとつの独立した地域を作っているのがわかります。これは、ドイツが歴史的にみて、諸侯が作る小さな国の寄せ集めとして、国が成立したことによります。たとえば、シュトットガルトには、メルセデス・ベンツが本拠を構えている。この地域で生まれた人は、そこで育ち、職を得て、一生をすごすことができます。これは農業分野だけでなく、あらゆる産業が、セットで揃っているからです。
一方、フランスでは、日本のように一極集中の国づくりをしている。
3)つまり、道州制を導入するためには、地方が十分に強くて、その地域で産業が完結していなければならない。九州で生まれた人が、どの職業を選ぶとしても、九州の内部で一生を過ごせるという環境が揃っていなくてはならないわけです。
4)現在の日本は、インターネットをはじめとする情報通信網、物流網が東京を中心として展開しているわけです。ともすると、西日本の物流に関しては、関西地区も必要としないくらいです。そこに関西が地盤沈下しているといわれる本質があると考えられます。
5)こういう状況では、地域ごとに完結した経済単位をつくることを前提とする、道州制を成功させることはできない。
以上が、道州制についての私の見方です。
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わかば学習塾 / 2008.01.26 13:30 / 推薦数 : 0
これも、学生さんの人体解剖実習の研究テーマです。質問は、「立位で横隔膜は吸息と呼息でどのくらい上下に移動するのか」です。
もちろん、遺体では測定できませんので、生体で測定することにしました。検査のための装置は何が適当かと思い、周囲を見回してみました。単純X線撮影装置は、解剖実習棟にはありません。
そうそう、高精度のエコー装置がありました。そこで、私がボランティアとなって、大きな呼吸をして、横隔膜がどのくらい上下するのかを測定しました。
結果はせいぜい3cm。これは、成書に記載されている値と同じでした。頭の中では、横隔膜は深呼吸に伴って、大きく上下すると思っていました。
実際は、3cm程度とは、案外少ない数値だなと感じました。
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