前回寝たきりになっていくお年寄りを書いたが、看護師の都合により作られていく寝たきりもある。夜看護師の手が少ないこともあってコールの多い方や騒ぐ方には安易に睡眠薬が渡される。
以前こんな患者さんがいた。発熱が主訴であった80歳代の女性、痴呆もあって夜間騒ぐことが入院すぐにあった。日中傾眠がちでどんどんADLが低下していった。不穏が強く不眠時にセレネース入りの点滴を指示していたのだが、看護師の勝手な判断で今日も騒ぐだろうからと騒ぎ出す前に毎晩点滴を続けていたのである。結局その患者さんは御家族が立腹され転院された。
できるだけ睡眠薬は使わない。日中に病気への負担がない程度に、寝たきりにならない程度に軽い運動をさせ、良い眠りが得られるようにさせる。これは理想論であってなかなか現実には難しい。
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