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国立病院熊本センターで患者死亡、挿管ミスか
2010年2月16日 提供:読売新聞
熊本市の国立病院機構熊本医療センターは16日、市内に住む60歳代の男性患者が手術から10日後の14日に死亡したことを明らかにした。
同病院は「術後の看護処置の際、気管に酸素を送り込むチューブの位置が食道内にずれるミスがあった」と説明、病院から届け出を受けた熊本北署は業務上過失致死の疑いもあるとみて、関係者から事情を聞く方針。
同署や病院によると、男性は4日、胸部大動脈瘤(りゅう)の手術を受け、人工呼吸器を着けて入院したが、9日にチューブがずれるミスがあり、14日に低酸素性脳症に伴う多臓器不全で死亡したという。病院側は「遺族に『ミスがあり、調査している。申し訳ない』と謝罪した」と話している。
2010年2月12日 11時08分 毎日JP
<山本病院>看護師「機転」物証に 放置腫瘍を検査に
奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」=破産手続き中=で肝臓手術を受けた男性患者(当時51歳)が死亡した事件で、摘出された腫瘍(しゅよう)が放置されているのを看護師が見つけ、独自の判断で病理検査に出し、結果も保管していたことが病院関係者への取材で分かった。捜査関係者によると、検査に出されたこの検体が死因などを特定する有力な物証になったという。
業務上過失致死容疑で再逮捕された理事長で医師の山本文夫容疑者(52)らは06年6月16日、男性の肝臓手術を実施。手術経験や輸血準備などが不十分なまま腫瘍摘出手術に踏み切り、肝静脈を傷つけて失血死させたとされる。
病院関係者によると、同病院では、摘出した腫瘍を容器に入れて病棟に移し、病理検査の必要があれば外部の検査機関に出す。手術の数日後、病棟のカウンターに男性の検体が放置されているのを看護師が見つけ、病理検査に出したという。
数週間後、腫瘍は良性との検査結果が届き、看護師はその控えを保管。関係者は「手術前から、がんじゃないのに手術するらしいとうわさになっていたから、悪性か良性かはっきりさせたかったのだろう」と説明する。
捜査関係者によると、この検体は検査機関に保管され、一緒に残っていた肝静脈の組織片から損傷などが確認された。遺体は既に火葬されているため、大量出血を裏付け死因を特定する唯一の物証になったという。
山本容疑者らの逮捕を受け、看護師の一人は男性に「(仲間が)かたきを取ったよ」と心の中でつぶやいたという。捜査関係者は「立件できたのは、この組織片があったことが大きい」と話している。【上野宏人、大森治幸】
最近はメディアの論調も以前ほど無神経ではなくなり、医療裁判の判決も以前のような「トンデモ判決」は少なくなったような印象があります。そういう意味ではネタがなくなり、書くことが少なくなったとは言えます。
それなら医療訴訟は減っているのかと言えば、身の回りを見る限り、減っているようには思えません。少なくとも、私の勤務先の抱える訴訟は増えています。(以前はほとんどありませんでした)
他人事であったときにはあれこれ書くのに抵抗はありませんでしたが、当事者になってみると書きにくいものですね。と言っても私自身の事例ではないのですが、対策に関わる立場になってみると、うかつなことは書けないというプレッシャーがあります。
民事ですらそうなのですから、刑事となると身がすくみます。当院では、今までは念のために警察に届け出ても病死であると理解される事が常でしたが、このたび事情聴取を受けることになりました。急死ではありますが、医学的に説明可能な単なる病死で、もちろん届け出ては居ません。これをいちいち警察に弁明しなければならないとすると、当事者となった医師は辞めていきそうです。私も、ますます書きにくくなります。
追伸
個人的な事情でしばらくネットにアクセスできません。