JALが経営破綻に陥りそうになり、公的資金を注入するかどうかが取りざたされていますが、JALの機長は機体整備をしているのでしょうか。機体の問題で事故が起きれば、機長が責任を問われるのでしょうか。操縦ミスで機長が責任を問われることはあっても、機体の整備不良で機長が責任を問われたケースはないような気がします。
脳外科医は専門領域の手術に関しては知識も技術もあるでしょうが、手術器械に関しては素人です。名目上管理責任者になっていたとしても、実際に点検整備するのは手術部や医療技術部です。そこで手に負えないようであれば業者に任せます。本来なら、面倒な整備をしなくても支障がないような機械を供給する義務が業者にはあるのだと思います。
業者の方も責任を問われては堪らないので、とても出来ないような点検スケジュールを説明書に記載し、アリバイ作りをしているのでしょう。その結果、名目上の管理責任者が責任を問われる事態が起きました。私もいろいろな分野の責任者になっていますので、何かあったら刑事責任を問われるのでしょうね。定年まであとわずかですが、それまで待たずに足を洗うべきでしょうか。「すべて任せていたので私は分かりません」という総理の言い訳が通用するかどうか見極めてからでも良いかもしれませんが。
手術中の女児死亡で医師を書類送検/神奈川県立こども医療センター
12月2日11時45分配信 カナロコ
横浜市南区の県立こども医療センターで2006年、慢性硬膜下血腫の除去手術中の生後5カ月の女児=秦野市=が死亡する事故があったことが1日、分かった。県警捜査1課と南署は同日、業務上過失致死の疑いで、手術を担当した男性医師(61)=横浜市栄区=を書類送検した。医師は当時、同センターの脳神経外科部長で、県警は医師が手術器具の点検を怠ったことが事故につながったと判断した。
送検容疑は、06年10月30日に同センターで行われた女児の脳の表面にたまった血液を取り除く手術で、窒素ガスの圧力でドリルを駆動させる器具で頭骨に穴を開ける最中に、器具から漏れた窒素ガスを女児の体内に流入させ、血管などがふさがれたことによる空気塞栓(そくせん)症で死亡させた、としている。
県警によると、器具は使用のたびに油を差すなどして点検するよう取扱説明書に明記されていたが、医師は月1回程度しか行っていなかった。器具の連結部のゴム製パッキンが劣化しており、ガスが漏れたという。
医師は調べに対し、「何回も使っていたので大丈夫だと思った」などと説明しているという。
同センターは「(書類送検は)器具の管理責任を問われたものと理解しているが、手術自体に過失はなかったと考えている。患者の冥福を祈るとともに、引き続き捜査に協力したい」とコメントした。県病院事業庁によると、遺族の同意が得られなかったため、事故は公表していなかったという。
油を差していたらパッキンが劣化しなかったのかと言えば違うと思いますが、何より疑問なのは、ガスが漏れたからといってガス塞栓(窒素だから空気塞栓とは言わないでおきます)が起きるのかと言うことです。ガスが体内に入ったと言うことは、ドリルの先端からガスが吹き出したと言うことですよね。ガスが漏れても、駆動部分から漏れるだけで、ドリルの先端から漏れるはずはないと思うのですが、今度見てみなければなりませんね。
それにしても、死因の判断が全くの間違いという可能性はないのでしょうか。どうしても釈然としません。
コメント
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そもそも管理責任者が自分で点検整備する必要があるかのような論調がおかしいと思います。
管理者なのだから、手術室師長などに「ちゃんと使えるようにして置いてね」と言っておけばいいのではないでしょうか。
そうすれば、病院全体の責任者は院長なのですから、院長より脳外科部長の責任が重いと言うことは無いと思いますが。
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