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2009.11.07 06:04 |  診療  |  医療制度 / 行政  |  医療事故  |  bamboo  | 推薦数 : 2

過ちて改めざる 是を過ちと謂う

 手術時の遺残物については何度も書いていまして、それを防ぐためには術直後にレントゲン写真を撮る他はないと主張しています。どんなに注意していても遺残をゼロにすることは出来ないので、遺残があれば発見できる体制が必要だというわけです。

 つまり、遺残があり得ることまでは想定内、それを放置すればミスですが、発見して取り除けばミスとは言えない。これが手術に関わる側の認識です。本来なら警察に届け出る必要もない事例だと思いますが、家族が騒いで報告せざるを得なかったのでしょうか。

 誤解をする人がいるといけないから念のために言っておきますが、残しても見つければいいのだと言っているわけではありません。残さないように最大限の努力をするのは当然ですし、残してしまったら、何故そのようなことが起きたのかの検証は必要です。必要なのは再発の防止であって、刑罰では無いと言うことを以前から主張しています。

心臓内にナット残す 患者は死亡、因果関係否定
2009年11月6日 提供:共同通信社
 
 足利赤十字病院(栃木県足利市)は6日、10月に群馬県太田市の60代男性に心臓手術をした際、心臓内に金属製のナットを置き忘れていたことを明らかにした。直後に気付きナットを取り出したが男性は死亡。病院は「ナットを残したのはミスだが、死亡との因果関係はない」としている。

 病院によると、男性は10月5日、心臓の僧帽弁を人工弁に換える手術を受けた。執刀は医師3人が担当。ナットは手術器具の一部で大きさは約1・5センチ、左心房に残された。人工弁を置き換えた際に誤って落ちたとみられる。

 心臓の手術直後、器具の遺留がないかを調べるエックス線撮影でナットを発見。すぐに手術で取り出したが男性は8日に死亡した。男性は心臓疾患で数年前から治療を受けていたという。

 病院は足利署に事故を報告、同署が業務上過失致死の疑いもあるとみて事情を聴いている。

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