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2009.07.03 05:19 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  医療事故  |  bamboo  | 推薦数 : 5

修羅場では経験がものを言う

 しばらく前の話になりますが、秋葉原で無差別殺人事件がありました。その時、警察官と犯人が対峙している様子が何度も放送されました。犯人はナイフを 持っているものの屁っ放り腰で、訓練を受けた警察官なら難なく制圧できそうでした。でも実際は、警察官も足がすくみ、手は震えていました。初めて遭遇する 重大な局面では、人間なんてこんなものです。

 たいていの歯科医は、仕事の中心は虫歯の治療です。通常は命に関わりのない業務です。突然患者の生命の危機に直面しても、蘇生のための訓練も受けていな いでしょうし、何より初めての重大な局面でしょうから、適切な対応など出来るわけがありません。出来たはずだというのは、机上の空論です。

青森の女児ら歯科医提訴 「処置怠り植物状態に」
2009年7月2日 提供:共同通信社

 虫歯治療中の麻酔注射で急性アレルギー症状を起こし植物状態になったのは適切な処置を怠ったのが原因として、青森市の女児=(8)=と母親が1日までに、同市の歯科医院と歯科医に約1億4300万円の損害賠償を求める訴訟を青森地裁に起こした。

 訴状によると、歯科医は昨年8月、女児に麻酔薬を注射。「アナフィラキシーショック」というアレルギー反応でけいれんを起こした女児に同医院は速やかに人工呼吸などを行わず、救急隊への連絡も事故後約30分経過していたことから重大な障害が残ったとしている。

 歯科医の代理人は「直ちに近くの内科医を呼んで心臓マッサージや人工呼吸を行い、適切な薬を投与した。過失はない」と主張している。


 本当にアナフィラキシーショックだったのかどうか分かりませんが、実際にそうだったのであれば、並の歯科医が頑張ろうと、すぐに救急隊を呼ぼうと、障害 を残さずに社会復帰をすることは無理だったであろうと思います。記事の症状だけから判断すると、局麻剤中毒だったのではないかと思いますけどね。

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