病院が救急患者を無条件で受け入れるのであれば、受け入れられる立場の患者も無条件で、あらゆる結果を受け入れるのでしょうか。そんなことはないのでしょうね。
昭和大病院など3カ所を指定へ=妊婦の救急無条件受け入れ-都協議会
妊婦の搬送体制のあり方を検討している「東京都周産期医療協議会」(会長・岡井崇昭和大教授)は17日、重症妊婦の救急搬送を無条件で受け入れる医療機関として、昭和大病院(品川区)、日赤医療センター(渋谷区)、日大板橋病院(板橋区)の3カ所を指定することを決めた。救急搬送された妊婦が8病院に受け入れを拒否されて死亡した問題を教訓とし、受け入れ先探しで救命処置が遅れる事例の解消につなげる。
3カ所はいずれも都指定の総合周産期母子医療センターで、救急救命センターを備えており、指定されれば受け入れる意向。(2008/12/17-22:25)時事通信
いつでも、どんな患者でも受け入れられるような体制を構築するつもりなら、「無条件」と言う言葉は出てこないでしょうから、結局は現場任せになるのでしょう。既に他の患者の対応で忙しい場合には、どうするのでしょう。目の前の患者を危険にさらしてでも、後から来た患者を診るのでしょうか。
時間的余裕があれば非番のスタッフが呼ばれるのでしょう。安心して休める日が無くなれば、精神的疲労だけでも大変でしょうね。まして、実際に呼ばれて徹夜して、そのまま続けて働かされる人はたまりません。その上結果が悪ければ、何ですぐに来なかったのかと問いつめられ、訴訟沙汰になるようではやっていられないでしょう。
いつでも受け入れるという評判が立てば、近隣の医療圏から続々と急患が運び込まれるようになります。その様にして破綻した救急医療施設は既にあるのですが、そんな教訓は生かされないのでしょうね。既に先は見えています。本気で知恵とコストをかけるのでなければ充実した救急医療は不可能なのですが、行政にも国民にもそんな気はさらさら無いのが悲しいところです。
こういうことは教授にやらせても駄目なのです。だって、多くの教授は、最前線に立って重労働をしたり、対応不可能な状況に直面したりすることはありませんから。どうしても机上の空論になり勝ちなのです。本当に無条件で受け入れることになったら、逃散するのが先か、訴訟の嵐になるのが先か、どちらでしょうか。
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自分ところの医局員がまずいなくなる、なんてことはこれっぽっちも想像できないのでしょうか。
定年間近で、厚労省関係機関に天下りがお約束されているのでしょうか。
自宅分娩の妊娠7ヶ月の新生児を「(受け入れられる)今なら助かった」と言いきってしまうような教授もいますので、油断がなりません。
自分でやるのでなければ、何とでも言えますからね。
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