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患者が不幸な結果となったときに、診断できたはずだ、助けられたはずだという人々が居る。ただ陰口をたたかれるだけなら良いが、民事や刑事で裁かれることもあるので油断がならない。ついこの間も、一週間も経ってから容態が急に悪くなって亡くなった外傷患者の事例が報道された。最初の診断が間違っていたと書類送検されたのだ。後からなら何とでも言えるが、結果が分からないうちに正しい判断をすることが困難な事例はいくらでもある。亡くなるような事例であったことが分かった後で、あれこれ言うことは間違いなのだ。
今回は遊びで、知らなければ分からない画像を提示する。結構有名な画像なので、知っている人も多いだろう。画像自体を貼り付ければよいのだが、著作権の問題もあるのでリンクだけとする。 まずは画像1を見て欲しい。なにやら大小の点がいくつも見える。ヒントを貰うと、ある画像にしか見えなくなるが、ヒントがないと、多くの人には何が何だか分からないだろう。この絵からの教訓は二つある。診断が困難な症例の画像でも、結果を知っていれば診断が容易だと思えるというのが一つ。もう一つは、与えられた情報に引きずられて、意味のない画像でも、意味のある画像だと思いこむ危険があるということ。結果を知っているからこそ、本来所見のないところを深読みしすぎることもあるのだ。鑑定に関わる医師には、是非知っておいて欲しい。
しばらく楽しんで貰えるよう、ヒントはしばらく出さない。
つぎは画像2、こちらの方は、AのマスとBのマスの明るさの比較。どちらが明るいと思いますか。問題になるくらいだから、答えは想像できるでしょうが、その答え通りに見えるかというと、ほとんどの人は見えないと思う。音に絶対音感の持ち主が居るように、色にも絶対色彩感覚の持ち主が居るようで、絵の好きな人で、答え通りに見えるという人がいたのには驚いた。こちらは答えを自分で簡単に調べられる。画像をプリントして、AとBを切り取って並べてみればよい。私はそのようにして確かめたが、確かに答え通りなので驚いた。見かけの印象で判断してはいけないことの、良い教訓だと思う。
2月5日追記
種明かしは本家の方に記載しました。