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< ヘルニアで卵巣摘出 | メイン | 反論を載せるのと載せないのとでは >

 「がんになっても、あわてない」という本があります。著者は同名のブログを開設している平方眞先生です。ブログでのプロフィールには「諏訪中央病院緩和ケア科部長(ただし部下なし)」とあります。何度もブログにおじゃましているうちに、何時か読んでみようと思っていました。このたび機会があって、読ませていただきました。

  緩和ケアの専門家の書いた本ですから、ガンについても、緩和医療についても、必要な情報は書かれています。でも、著者のメッセージを一言で言えば、「死は誰にでも必ず訪れるのだから、まだまだ死が先のことだと思えるとき、冷静に死について考えられる今、死への準備をしておきませんか」ということだと思いました。そして、準備をするための参考資料として、著者の専門とする情報が提供されているように感じました。

  驚いたのは、読みやすさです。家内も一緒に読んだのですが、やはり読みやすく分かりやすいと言っていました。専門家が一般向けに本を書くのは難しいことだと思っています。私もブログを書いていて、「何でこんな表現しかできないのだろう」と自己嫌悪に陥ることはたびたびです。でも、この本は、一般の人にも分かりやすく、疲れない文章で書かれています。文章のプロでもない医師が、このような本を出せることに驚きました。元々才能がある上に、仕事で丁寧な説明をしていることが役に立っているのでしょうか。

  すでにガンにかかってしまった人には、情報源として有用です。また、今は健康で、何の心配もしていない人にも、一度じっくりと行く末を考えるために読んで欲しい本だと思いました。

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