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「不当な手術で指がつぶれた」 県を提訴
2007年12月29日 asahi.com
県立六日町病院で指の接着手術を受けた南魚沼市の男性会社員(46)が、術後に指がつぶれたのは「不当な治療を行ったためだ」などとして、病院を管理する県を相手取り、慰謝料3400万円を求める訴訟を新潟地裁長岡支部に起こした。
訴状によると、男性は06年10月24日、勤務中に左手の中指と薬指を切断する事故に遭い、六日町病院で接着手術を受けた。しかし、術前に原形をとどめていた薬指は術後、内出血で赤黒く変色し、厚みが半分程度につぶれた。患部は硬くなり、骨が露出して、今月中旬に切断した。また、一度回復した中指も今年1月、接着時に入れたワイヤの除去手術後、指先の感覚がまひし、触覚がなくなったとしている。
県病院局は「訴状の内容を調べ、弁護士と対応を検討する」と話している。
中指だけでも、多少の障害はあるものの、助かって良かったじゃないかというのがおおかたの医療関係者の意見だろう。「内出血で赤黒く変色し、厚みが半分程度につぶれた」のではなく、手術の甲斐無く壊死したのだ。元々、壊死しないで済む可能性に賭けた手術だったのだから、壊死する可能性だって大きいのだ。「指先の感覚がまひし、触覚がなくなった」のは、一度切れた神経は元に戻るとは限らないので当然だ。
報道を見る限り、指の再接着手術の平凡な経過だと思うが、どうしてこれが訴訟になるのだろう。もちろん、訴訟する権利は誰にでもあるから、訴訟自体は仕方がないのだろう。でも、これが訴訟に値するかどうか、報道する側は考えなくて良いのだろうか。訴状には患者側の一方的な意見が書かれているのは当然なのに、無批判に垂れ流して良いのだろうか。これでへだたりのない報道といえるのだろうか。まあ、いつものことなのだけど。