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過酷な勤務やメディアによる医療バッシング、トンデモ判決などによって、救急の現場から医師の逃散が相次いでいる。そのため、本当の救急患者を受け入れられる施設は限られており、行き場のない患者が生ずると、「たらい回し」だの「診療拒否」だのと、またまた医療機関が非難される。
このような状況で、地域によっては、「診療が出来ようが出来まいがとにかく受けろ」と言う乱暴な方針を打ち出したところもある。そんな折り、このような判決が出た。
既に多量の出血の見られる産婦をたらい回しにしなかったことが非難されている。この病院ですぐに帝王切開をしなかったら、おそらく子供も助からなかっただろう。実際に他の施設に送っていて、母児ともに死亡したら、この病院はどのような扱いを受けていたのだろうか。この事例からの教訓は、このような重症患者は決して受けてはいけないと言うことだろう。重症の救急患者は、今後ますます受け入れ先が無くなる。本当にこれでよいのだろうか。出産時、医師に処置ミス 3300万余の賠償命令
07/12/25 共同通信社
出産時の大量出血で死亡したのは適切な処置を怠ったためとして、福岡県前原市の女性=当時(39)=の遺族が、渡辺産婦人科クリニック(福岡市)に計約4900万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁は21日、約3360万円の支払いを命じた。
判決理由で永松健幹(ながまつ・たけもと)裁判長は「医師が早急に高次医療機関への転送を指示していれば、大量輸血などの治療を受け、状態は悪化しなかった」と述べ、過失と死亡との因果関係を認めた。
判決によると、女性は2003年1月29日、多量の出血で「渡辺クリニック姪浜」に救急搬送され、帝王切開手術を受けて男児を出産。男児は無事だったが、女性は出血性ショックの状態となり、さらに運ばれた別の病院で同年3月1日に死亡した。