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書くのなら せめて意味ある 情報を
実際に医療ミスがあったのなら、その情報は医師にとって極めて重要だ。医療ミスの被害者とされる人々は異口同音に「真相究明と再発防止を求める」と言う。それは我々医師にとっても同じだ。他の人が起こしたミスの情報は出来るだけ詳しく知りたい。自分が同じミスを起こさないための重要な情報だからだ。本当に医療ミスがあったのなら、何が何だか分からないような記事ではなく、再発防止に役に立つような内容を書いて欲しい。
医療事故:こども病院で手術ミス、女子高生の足にまひ 県、慰謝料支払いへ /長野
記事:毎日新聞社 【2007年9月21日】
◇慰謝料6800万円支払いへ 県は20日、県立こども病院(安曇野市)で06年1月、手術を受けた女子高校生(当時16歳)が治療後に足のまひが残る医療事故があったと発表した。県は女子高校生に慰謝料6800万円を支払う予定で、9月定例議会に提出する補正予算案に盛り込んだ。
女子高校生は、06年1月に消化器系の病気のため、同病院で手術を受けたところ、足がまひする障害が残ったという。県側はこれまでに同病院の過失を認め、女子高校生との間で慰謝料を支払い和解することで合意したという。
医療事故を公表しなかった理由について、県衛生部では「原因がはっきりしなかったためと、家族との交渉が始まり公表することについて、家族の同意が得られなかったため」(県立病院課)としている。【仲村隆】
この記事からは具体的なことがほとんど分からない。「消化器系の病気の手術で足に麻痺の残る医療事故」と言われても、どのようなことが起こったのか想像するのは難しい。メディアがミスと報道したからと言ってミスとは限らない事例はたくさん見てきた。また、県がミスを認めたからと言ってミスとは限らない事例もたくさん見てきた。
結局具体的なことが何も書いていなければ、ミスがあったのかどうかすら分からない。多くの医師が、「同じ過ち」を回避するための努力も出来ない。報道する意義をどのように考えているのか、私にはどうしても理解できない。この記事、何か意味あるの?