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2007.07.14 18:20 |  診療  |  医療制度 / 行政  |  医療事故  |  bamboo  | 推薦数 : 1

本当なら問題だ

事実なら かなりまずいぞ この記事は

  現在、麻酔はかなり安全に行われている。安全な薬剤やモニター機器の発達による面もあるが、呼吸・循環を中心とした全身管理の知識や、麻酔薬や循環作働薬などに精通した麻酔科医が担当しているからでもあるだろう。

  歯科麻酔科医の技術については知らないが、何例も続いて事故が起きていることが本当なら、やはり問題があるのではないだろうか。 

「麻酔は医師が実施」 遺族に虚偽の説明 三井記念病院の歯科医麻酔研修問題

記事:毎日新聞社 【2007年7月12日】

  三井記念病院(東京都千代田区)が国の指針に反した歯科医の麻酔研修をしていた問題で、歯科医の全身麻酔後に容体が悪化して死亡した患者の遺族に病院側が「麻酔は医師が行った」との虚偽の説明をしていたことが、都の立ち入り検査報告書で分かった。また、歯科医の麻酔を受けた患者が、植物状態になっていたことも判明した。

  指針は、歯科医が全身麻酔をする場合、歯科医であるのを患者に伝え同意を得ることや、指導医が手術終了まで監視することなどを定めている。

  報告書などによると06年10月、歯科医が全身麻酔をかけた男性患者が直後に心肺停止し、2カ月後に死亡した。麻酔の際、指導医の監視はなかった。研修時に付き添った日大歯学部教授の非常勤医らは、麻酔を投与したのは「医師」と遺族に説明。同年11月には、歯科医が全身麻酔した女性患者が植物状態になった。

  同病院も11日、指針違反の歯科医の麻酔が計612件あり、うち10件で患者が術後に死亡したり異変を起こしたと発表した。【夫彰子】

麻酔研修で患者が心肺停止 東京・三井記念病院

記事:共同通信社 【2007年7月12日】

 三井記念病院(東京都千代田区)は11日、70代の男性患者が昨年10月、研修中の歯科医から麻酔を受けた直後に心肺停止になる医療事故があったと発表した。男性はその後、心筋梗塞(こうそく)で死亡した。

  同病院は歯科医の麻酔研修の際、指導医が恒常的に監督を怠るなど厚生労働省のガイドラインに違反していたことが判明、都が今年6月に改善指導していた。

  都や病院によると、研修に来ていた日大歯学部所属の歯科医が、腎臓病に伴う外科手術で患者に全身麻酔薬を注入。男性は直後に心肺停止となり意識が戻らないまま、2カ月後の昨年末に心筋梗塞で死亡した。

  容体が急変した際、指導医は立ち会っておらず、歯科医が麻酔を実施することについて事前の同意も取っていなかった。

  病院は当時「予見できない合併症による事故」と結論づけていたが、都の立ち入り検査を受け「麻酔が影響した可能性があるため、詳細な調査をする」としている。

  同病院は6月以降、歯科医の麻酔研修受け入れを中止している。

院長、会見し謝罪 三井記念病院の歯科医麻酔研修問題

 記事:毎日新聞社 【2007年7月13日】

  東京都千代田区の三井記念病院で歯科医による全身麻酔の後、患者男性が死亡(昨年12月)した問題で、萬年徹院長が12日記者会見し、「医師の立ち会いを要するとする厚生労働省の指針に反し歯科医が単独で麻酔を行った」と問題を認め「認識が甘かった」と謝罪した。

  萬年院長は患者の容体が急変した際に行った蘇生措置も「歯科医が単独で行った」とし、03年7月-今年6月1日、院内で研修した歯科医10人について指針で定められた研修記録をつけていなかったことも明らかにした。一方、死亡後遺族に「麻酔は医師が行った」と虚偽説明した点は「歯科医と医師を区別しなかっただけ。隠ぺいの意図はない」と述べた。【夫彰子】

 私は法律家ではないので、制度上の違反行為についてはコメントしない。要は麻酔という医療行為を行うだけの技量があったのかどうかだ。ことさら状態の悪い患者であれば、麻酔導入に際して心停止が起こることはあるだろう。でも、そのような患者を非常勤医に当てる事は考えにくい。ましてや医師ではなく、歯科医なのだ。そう考えれば、特に全身状態の悪い患者ではなかったのだろうと思う。

  最近の麻酔導入にはプロポフォールが使われることが多い。プロポフォールは呼吸・循環抑制の強い薬で、高齢者に若年者と同じ量を急速に投与すると、心停止もあり得る。昔から使われていたバルビタール系の薬よりは、その面では危険だ。まあ、記事だけから推測するほか無いが、この歯科医に麻酔科医としての十分な技量があったかどうか疑問に思う。病院全体が、麻酔という医療行為に対して舐めていたと言うことはないだろうか。

  話は変わるが、麻酔をかけると言われるのを嫌う麻酔科医も多い。なんだか魔法をかけるみたいで、医療行為という感じがしないからだろう。毎日の方は無頓着に「かける」と書いているが、共同通信の方はそのような表現はしていない。意図しているのかどうかは知らないが。

  ちなみに、私は「かける(charm)」でも構わない。私が麻酔をしているときに、留学生が面会に来たら、是非次のように言って欲しい。 "He is charming."

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2007.07.14 01:27 |  診療  |  生活 / くらし  |  bamboo  | 推薦数 : 1

奥様の立場

 7月9日に書いた「ホラー小説?」で紹介した「幸せなお産」のリンクが切れたことはすでに紹介した。今は別な場所でリニューアルされている。

  医療関係者からの批判に応えて、病院に対する誹謗中傷は削除された。吉村医院は匿名化されている。当初は謎に包まれていたお子様の死因が掲載された。それを読んで、奥様の立場はどうなるのだと思った。

  当初からまともな医療機関からは児頭骨盤不適合だと言われていた。帝王切開が不可欠だと言われていたのだ。ましてや、骨盤位だ。自然分娩は明らかに無謀だったのだ。奥様自身がどう考えていたのか分からないが、夫や吉村医院に引きづられて、薪割りやヒンズースクワットをやらされて出産に備えた。予定日を一ヶ月も過ぎ、やっと陣痛が来たと思ったら、そのまま三日も放置され、挙げ句の果ては吉村医院ではお手上げ状態。何とかまともな病院で帝王切開を受け、命が助かったと思ったら、翌日には吉村トンデモ医院に逆戻り。さらに、これだけ胎児と母体にストレスをかけておきながら、お子様の死因は自分の不注意だと断定されている。

2005年 12月13日 ゆきまつが死んだ。出産を終えたばかりの疲れきったゆきが居眠りをしてしまって授乳中に胸の中で起こった不幸な出来事
 乳児突然死症候群という疾患群がある。原因は未だ不明だが、母親の責任にされている事例も相当あると思う。授乳中に母親が居眠りをして、乳児が亡くなっていれば、母親のせいにされてしまうだろう。でも、出産前にこれだけストレスを受けた新生児が死亡したのであれば、その影響も無視できないのではないだろうか。  
「お産は、宇宙が決めること。なくなる命もある・・・」今さらながら、Y先生が日頃から口にしていた言葉が思い出される。

 こんなことを言われて、奥様は慰められるのだろうか。よってたかって母児をいじめ抜いて、疲れ果てていたのだから仕方がないと言われて、慰められるのだろうか。

  ブログ主は、自分自身の中では何とか納得しているようだが、奥様の本心はどうなのだろう。  

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