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2010.03.02 07:15 |  診療  |  Dr.K  | 推薦数 : 0

救急拒否

 救急をやっているといろんな患者さんが運ばれてきます。
車で15分以内の距離にヘリポートを備えた大病院が二つあります。
そこはひとつは公立、もうひとつは半公立の救急指定病院です。
 患者さんは、大病院志向が強いので、また大病院は医師の数も多いからそこでの診療を希望される患者さんもいます。
 気をつけないといけないことは、公立系の病院は融通がきかないということです。
 先日、その病院でがんの放射線治療をされている患者さんが運ばれてきました。
 救急隊によると、診察はするが満床のため入院が必要なら他の病院にあたってくれとのことだそうです。
 入院が必要か否かは医師が診察しないとわかりません。自分の病院でまず診察し、入院が必要ならそれから入院先を心配すればよい事です。
 患者さんから見れば、かかっている病院に断られるということはどんなに心理的ストレスを生むことでしょうか?
 がんの治療をする場合、予想外の事態も起こります。それに対応できる状態で始めて治療は可能なのです。
 それに対応できない病院は、がんの治療はすべきではありません。
 無責任です!
 これはがんに限った事ではありません。快方、治癒まで面倒がみれて初めて診療契約は成り立つのです。途中で止めるのは契約違反です。
 何か起こった時も責任をもって見てくれることを診療契約を結ぶ場合確認する必要があります。
 患者さんも途中で診療が中断することは辛いし、診療途中で運ばれてきた病院も、経過もわからず大変戸惑います。
 救急拒否という事態には、このような弊害もあるのだということを知って下さい。
                           090415

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