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2009.09.15 07:00 |  診療  |  Dr.K  | 推薦数 : 0

ドクヘリ

  ご存じのように、ドクターヘリとは、医者が同乗するヘリコプターです。

 先週、NHKでドクヘリの番組をやっていました。 
 救急車には、医者はおらず、その代わり救急救命士が乗っています。
 昨日、ドクターヘリで診てもらっていた患者さんが、当院に救急車で運ばれてきました。
 もう夕方で、うす暗くヘリが飛べないので、現場で救急車を要請し、最寄りの救急病院は満床で断られ、当院に搬送されてきたのです。
 ドクヘリの医者は若い女医さんで、所属は麻酔、ICUだそうです。
 現在、ドラマでやっていますが、大抵は主人公が若い医者です。
 見た目は栄えますが、若い医者は経験が豊富ではありません。ましてや、麻酔科の医者のほとんどは実践の救急処置は不慣れです(挿管は手慣れていますが)。
 海外の医療ドラマでは、ERでもグレイズアナトミーでも災害、事故現場には救急(ER)の医者が行っています。
 日本では、まだそのシステムは十分できていません。従って救急医ではなく麻酔科医のドクヘリを行っています。
 現場で必要最低限の救命処置をして、あとは最寄りの救急病院、あるいは自分の所属病院に連れて行けばいいのです。
 現場でできる診断、処置などたかが知れています。
 ただ、そのことが経験不足の医者にはわからないのです。
 昨日の患者さんは、肺挫傷ということで搬送されましたが、検査の結果、外傷性くも膜下出血、外傷性脾破裂、腹腔内出血で緊急手術をし、救命しました。
 結果から言うと、救急車が現場に行き、最寄りの病院に搬送すれば、時間的にも一番早く搬送できたのだろうと思います。
 ヘリが飛ばないので、その女医さんは、自分の病院まで当院の車で見送りました。
 

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