マイケル・ムーア監督の映画シッコを見ました。
アメリカの医療体制のドキュメンタリー映画です。あの経済大国アメリカの5000万人、つまり6人に一人は無保険です。アメリカは国民皆保険ではないのです。皆保険は社会主義だと政治家達が国民を洗脳して正当化しています。そして、医療費がバカ高いのです。日本の医療から考えると10倍から100倍です。だから、保険が有効になります。高すぎて自費では医療を受けられません。しかし、保険会社が凄い権力を持っていて、弱者の味方ではないのです。
例えば、保険に入っていても、交通事故で意識不明で救急車で病院に運ばれたにも関わらず、事前に連絡がなかったからと保険が下りないというケースが紹介されていました。他に22歳の子宮頚がんの女性は、そんな若さで子宮頚がんは考えられないと保険は下りませんでした。
アメリカでは、病院にかかる前に保険会社に病院にかかっていいかどうか尋ねる必要があるのです。
その一方で、911の実行犯だと言われている犯人が刑務所で手厚い医療を受けている現実も見せてくれました。自国民に厳しく外人(犯罪者)に優しいのです。
その一方で、カナダ、イギリス、フランスは国民が無料で医療を受けられるそうです。カナダでは、医療を無料で受けられるため偽装結婚が流行っており、アメリカ人にカナダ人の結婚相手を紹介するサイトまであります。
アメリカの破産の一番は、クレジットで、その次ぎが医療費破産だそうです。
正に、アメリカは尊い命が商品になっているのです。
映画の最後の方で、医療費を払えない入院患者が病院からタクシーで追い出され救援施設の前に捨て去られる場面がありました。
商品価値がないから捨てられるのです。
このアメリカの医療制度はニクソン大統領時代にできたそうです。
命を商品と思いお金もうけの対象としたところに大きな問題があります。
日本もアメリカ絶対思考がありますから要注意です。
自分の目の前に病人が来て、その人がお金が払えないからと見捨てて治療をしないなら、その人はもはや医者でもなんでもありません。