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2007.09.18 09:56 |  診療  |  Dr.K  | 推薦数 : 1

苦手な患者さん

 患者さんのなかにはたまに苦手な患者さんもいます。先日、常勤医が一人辞めたためにその患者さんが私の担当に戻ってきました。戻ってきたというのは、前から苦手で仕方なく、以前その医師に診てもらうようにしてもらったのです。今回、しばらくガマンをして診ていましたが、やはり診た後の疲労度、ストレスが半端ではなくとうとう、別の医師に診てもらうように勧めてみました。ねっとりと頼ってこられるような感じがしてたまりませんでした。基本的に医師は患者さんを選べません(当たり前ですが)。でも、患者さんは医師を選べます。私がこんなに苦手な気持ちだから患者さんも当然、同じく苦手だろうと思っていました。しかし、意外にもそうじゃないみたいでした。その患者さんは、わたしのことを全く苦手ではなく、私の申し出のあと、逆にますます診て欲しいと懇願されてしまいました。しかし、私の疲労度が半端じゃないので他の診療に影響を及ぼしかねないし丁重に他医に診てもらうように勧めてみました。その患者さんは、しぶしぶ別の医師に診てもらうことを承諾してくれました。
 苦手意識は私の心の中だけの問題だったというのが意外でした。私が、苦手な気持ちでいるから当然相手も苦手なはずだと思いこんでいました。が、相手は全く苦手に思っていなかったというのが判りました。思い込みは、日頃の対人関係の中で自分から関係を複雑にしている要因の一つなんだとつくづく感じました。

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